湊かなえの小説「告白」が映画化された。
原作を読んだのは3年以上前になる。
(■告白■湊かなえ 2008.10.30)
細かい内容がいまいち思い出せないので、当時のブログを見返してみると映画化された脚本とはちょっと違うところがあるように思う。
結論から言うと映画の方が面白い。
例えば松たか子演じる教師の後に担任となる熱血系教師。
熱血教師のBへの行動が裏で松たか子が誘導していたと後半になって分かる。
原作にあったかな~と自分のブログを見返してみると、ここの部分がない(書いてないだけなのかもしれないけどw)
その年に読んだ面白い本ベスト1に選んでいる自分 w
(■本:2008年マイ・ベスト読本■)
映画を見終わってブログ見返して再確認 w
映画の方はというと、レディオヘッドのPVを観てるかのような感覚。
だけど内容は「告白」という、なんか不思議な感じ。
淡々とした子供たちの語り口は松たか子演じる教師の語り口と同じで、無関心な大人たちへのサインのように思える。
全編通して貫かれているテンポとスローなカット。
ちょっとカッコつけ過ぎじゃね?って感は否めないけど、成功していると思う。
Bが精神的に追いつめられる様は、人ごとじゃないような恐ろしさを存分に発揮していて◎
松たか子の演技も◎
原作を読んだ方は是非観て欲しい。
原作がまだな方は読む前に映画を先に観て欲しい。
個人的には原作を先に読んでしまったことを後悔しているんですよね。
これだけ衝撃的な内容は絵で見た方が先入観が無い分、物語に入り込めるはず。
そんな映画でした。
■告白 ★★★★★
告白 (双葉文庫) (双葉文庫 み 21-1) | |
湊 かなえ | |
双葉社 |
告白 【DVD特別価格版】 [DVD] | |
クリエーター情報なし | |
東宝 |
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます