■映画：監督チャン・イー・モウ■2008.08.09

北京オリンピックが始まりましたね。
開会式のプロデュースがチャン・イーモウ。

昔、「紅夢」という作品を一人で映画館で見た記憶がある。
この映画は左右対称を意識したカットを多用し、グレーの世界より紅を浮き上がらせる効果を狙って大成功している。
そのほかにも「色」に特化した印象を受ける作品を初期にたくさん撮っている。
「紅夢」には主演コン・リーという、いまでも活躍している女優。
チャン・イーモウといえばコン・リーと、私の世代はピンと来る。

はじめてみた「紅いコーリャン」の力強さと色使いに圧倒された。
最近は大作続きで見る気もしないが、昔の作品は本当に良かった。

その監督が北京オリンピック開会式をプロデュース。
絵巻やら活版印刷やらを題材に「どうやってやってんだ？」的演出が随所に見られた。

いままで見てきたオリンピック開会式のなかではダントツに良かった。
（ほかは見てないが・・・ｗｗｗ）

金を使える立場になると作品にも影響するもんだとつくづく思う今日この頃・・・
初期のチャン・イーモウは良いぞ～～

見てない人はぜひ見てくれ・・・こないだWOWOWで見た「活きる」は良かった・・・

チャン・イーモウ作品