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無職で怠け者の日常 ... だったが
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再開するかどうかは知らん

母が退院した

2012-10-05 22:56:38 | Weblog
今日、約一か月の入院生活を経て母が無事退院しました。



「腰骨の一部がずれて神経を圧迫し、痛みを生じさせる」と言う症状で、しばらく我慢して生活していたのですが、ついに我慢できなくなって医者の先生に診てもらったところ、手術で治すしかないと言うことになったのが一か月前です。


たまたま、ご近所さんに同様の症状でやはり手術された方がいて「手術したらスッカリ良くなったよ」との話を聞いて、当初は不安だった母も多少は手術を受けることへの抵抗が薄らいだようです。

手術の前日に入院し、翌日お昼過ぎから手術。 当日は家族全員が集まり、手術の終了を待ちました。 当初は「約三時間で終わりますよ」との先生の説明でしたが実際には四時間半かかりました。 あまりにも予定時間をオーバーしていたので、手術中に「何か異変があったんじゃないか?」と心配になりましたが、終わってみると先生からは「手術は無事成功です」との言葉。 家族も「ほっ」と一安心です。

手術は成功したにも関わらず術後、一、二日は非常に患部を痛がったり、食べた食事を吐いたりしていたのですが三日目には嘘のようにすっかり元気になりました。 術後三日目かな?からは歩行訓練も始まり、歩行器につかまりながらですが少しづつ歩くことも出来るようになってきました。

母は歩行訓練をしている時以外はずっとベッドで横になっていたのですが、かなり退屈だったらしいです。 自分で自由に歩き回ることは出来ないし、とにかく「座らないでベッドで横になっているように」との指示ですからそりゃ暇ですよね。 病室は個室でTVもあったのですが「お金が勿体無い」との理由でお昼と夕方のニュース番組しか見なかったそうです。



ずれている骨の位置を元に戻しボルトで固定する、と言う手術だったんですが、とにかく骨が完全に固定するまでは腰を曲げる動作、例えば「落ちた物を拾う」、「床に足を伸ばしてペタンと座る」、「椅子に深く腰掛ける」、「正座」などは厳禁。 運動も禁止。 重い物を持つなんてもっての外。 でも、ただ立っているだけなら何時間でも構わないし、横になって寝ているのも構わないそうです。 とは言え、立って食事をする訳にはいかないのでそれを尋ねると先生からは「長くても30分以内なら椅子に座っても良いよ」との指示がありました。 ただし、椅子に深く腰掛けないことが条件です。 とにかく「腰を曲げないこと」に尽きると言うことでした。 どうしても椅子に座らなければならない場合は浅く腰掛けるか、なるべく体をのけぞるようにして真っ直ぐに(分かります?)座れば良いとのこと。 少なくとも半年間はこの生活を続ける必要があるそうですので、掃除、洗濯、家事全般について家族の協力は必須です。 父は普段は自分で何もしない人ですが、母の手術を期に変わってくれることを願います。



夜になってからですが弟が母の様子を見にやって来てきました。 母の元気な様子を見て安心したようでした。 ただ余程心配なんでしょう、母が冷蔵庫の奥を覗きこむために少し腰を屈めたところ「曲げちゃダメだよ」と強い口調で母に注意を促していました。


以前に少し書きましたが、弟は母のためにベッドが置けるよう和室を洋室に替えるリフォーム工事をやってくれています。 しかし、何せ本業と並行しての作業ですので平日は仕事が終わった夕方からか、休日しか出来ません。 当初は「二、三日で終わるよ」と言っていましたが、とんでもない!母が退院した今日現在完成していません。 床材(棒状)とコンパネ(って言うの?大きい合板ね)がむき出しの状態で、しかもベッドもまだ購入していませんので、和室に置くようなかなり大きめの木製テーブルを工事中の部屋の一角に置き、その上に布団を敷いてベッド代わりにしています。 床の上に直に布団を敷くのでは起き上がる時に腰への負担が大きいですから。 母は体が小さいので、それで何とか間に合ってます。 まだ数日はこの状態でしょう。 工事自体は素材に良いものを選び、丁寧にやってくれているのでまだまだかかりそうです。 弟は金欠ですので材料費は全額父持ちです(つか、父も金が無いので自分が貸している状態)。 リフォーム業者に頼めば数十万は軽く吹っ飛ぶ工事ですが、弟は工賃にいくら貰うつもりなんでしょうか(笑)。

母には負担を掛けますが、自分には弟の手伝いは出来ませんので弟が少しでも早く工事を完成させてくれることを祈るのみです。



とにかく無事退院出来て良かった、と言う一日でした。