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”SPIRITS OF U” weblog

ドールなど秋葉系ホビー、プロレス&格闘技、時事感想等々語っていきたいと思います。/コメントはBBSへ。

『輪廻のラグランジェ』① 他インプレ…もどき。

2012年03月22日 | コミック、小説、アニメ、映像他
『輪廻のラグランジェ』① / 月見草平 / メディアファクトリー(MF文庫)


先だってNHK「クローズアップ現代」でも取り上げられていたが、千葉県鴨川市とのタイアップで
安房鴨川周辺が物語の舞台となっているアニメ作品のノベライズと外伝コミック。



ノベルは若干ディティールが異なる部分があるが、ほぼ原典(アニメ)準拠。
第1巻は原典第6話までの内容。

やや硬い印象もあるものの、端正で読みやすい文章。
ノベルならではの詳しい描写、例えばヴィラジュリオの内心など…もあるので、原典の補完には
もってこい。




『輪廻のラグランジェ ~暁月のメモリア~』① / 画:吉岡公威 / Sエニックス (YGコミックス)


補完と言うと、まさにそれなのがこちらの外伝コミック。

日常の独白でも語尾に「~だよ、ユリカノ」と言うと、なんとなく本作品ぽくなるが(笑)、
本作品のキーであるユリカノ王女(ヴィラジュリオの妹)が主人公なのがコレ。

時間的には原典の少し(2~3年?)前で、敵方トリオを含む士官候補生の教官(本人も教育
実習生の身分)としてユリカノが赴任することで話は始まる。


冒頭のカラーページで主人公機“みどり”が封印される遠因になった事件のカットもあり、今まで
「何があった」のかを描く (補うの)が本作。

表紙絵に比すると、本編の絵柄はややラフだが味はあるし、意外にサービスカットも多い(苦笑)。




結局はメディアミックス&関連商法なので、第2期放映も決まった原典が好きで「ここまでいけ
(買え)るぞ」という向きにおススメ。

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当面の間、不定期更新となります。

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「リコとハルと温泉とイルカ」 ① インプレ…もどき。

2012年02月07日 | コミック、小説、アニメ、映像他
「リコとハルと温泉とイルカ」 ① / ヒジキ / アスキーメディアW (電撃コミックス)


先だっての「~吸血鬼の飼い方」とほぼ同時期からk電撃大王誌掲載の単行本。


家庭の事情で地方都市に転校することになった(元?)雑誌モデルの少女が主人公。
下宿先には同い年の幼馴染の少女が居たが、やたらハイテンションで主人公は振り回され、
あげく地元をPRする“イルカ部”に入部する羽目に…。



「最近流行り」と言うのが正確かどうか判らないが、地方都市+少女(少年)グループの
日常…というわりとよく見るパターン。

ただ、今のところは同じイルカ部の部員や地元の大人たちとの交流をコツコツ描いており、
さしてエキセントリックな展開ではないのだが、各々のキャラ設定でうまくメリハリを
付けていて、じっくりと楽しめる。

絵的には「~吸血鬼の飼い方」に比べると今風の感じなので、ややとっつきやすいか??




大王誌についてはラノベやアニメ、ゲームのコミカライズ過多に食傷気味。
ここ数年「オリジナル(少)ねえなぁ…」とボヤいていたのだけど、こうしてみると結構
増えてきているなぁ…。

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当面の間、不定期更新となります。
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「世界で一番正しい吸血鬼の飼い方」① インプレ…もどき。

2012年01月28日 | コミック、小説、アニメ、映像他
「世界で一番正しい吸血鬼の飼い方」 ① / まいたけ / アスキーメディアW (電撃コミックス)


電撃大王誌掲載作品の単行本第1巻。

吸血鬼と人間が雇用契約によって共存する世界。
しかしそれをよしとしない吸血鬼のお姫様が永遠の力をもたらす「死神の血」を求めて人間界に
やってきたが、血の持ち主とその効果が実は○○だった…というお話。


ツンデレ吸血鬼、対吸血鬼部隊など記号的にはありがちだし、タイトル的にも(苦笑)ラノベの
コミカライズかと思いきやオリジナルのようだ。話もアリがちな展開と思わせておいてオチが
捻ってある。

絵的には今の大王掲載作の中で比べるとやや線が太く硬い感じがするが、真面目に丁寧に
描かれていて個人的には好感が持てる。ちなみに半べそのお姫様はカワイイ♪。


1巻の限りでは序盤の山場手前で終わっている(無論、続きは連載中)ので、2巻目以降の
展開に期待したいところ。

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当面の間、不定期更新とさせていただきます。
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「セントールの悩み」① インプレ…もどき

2011年12月07日 | コミック、小説、アニメ、映像他
「セントールの悩み」① / 村山慶 / 徳間書店(リュウコミックス)

現在休刊中(とりあえず来年3月再開予定)のコミック・リュウ誌掲載作品の単行本。
同誌では龍神賞という新人コンテストを定期的に行っているが、その入選作品がそのまま連載
された(受賞作が第1話)もの。


上半身人間、下半身馬のケンタウロス形態の女子高生が主人公。
仲良しの友達も翼や角、尻尾が生えているなど、キャラそのものはいわゆるファンタジー世界の
亜人種ばかり。

ただ、第1話では突然交際を申し込まれた女の子(主人公)のお年頃な悩みを描いていたり、または
学園祭の劇の話など、生活そのものはふつーの女子高生のソレ。


(我々の)日常に、亜人種を持ち込んだのが本作のミソ。
元々は同人誌展開もされていたようなので話の展開も(良い意味で)無難であるし、背景、設定も
練り込まれているようだ。

絵的には流行の萌え絵からはやや離れるものの、上手いし十分魅力的。
掲載誌的また帯の煽り文句的には男性読者向けとも思われるが、個人的には80年代「Lala」誌
あたりの匂いもする(と思っている)ので、ぜひ女性にも読んでもらいたい作品。




さて、リュウ誌は「ルーンマスカー」や「銀英伝」など初めから名の売れた作品も掲載されているが、
「木造迷宮」や「烏賊川遥の悩み」など本誌が発掘した作品、あるいは本作のような新人賞受賞作も
精力的に掲載しているので、ぜひとも復活してほしいトコロ。
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当面の間、不定期更新とさせていただきます。
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『棺姫のチャイカ Ⅰ~Ⅲ』インプレ…もどき。

2011年11月11日 | コミック、小説、アニメ、映像他
『棺姫のチャイカ Ⅰ~Ⅲ』/榊 一郎 / 富士見書房(ファンタジア文庫)

先月に3巻目が発売された御贔屓の作家さんの新シリーズ。

と、言っても1巻は昨年末なのでそろそろ1年。
ふと気づいたのだが、本作はコッチではインプレ出していなかったり(苦笑)…なんだかんだと
書く機会が無かったか?それとも入れ込みすぎてたか?。




プロットとしては魔王が治める魔法大国と周辺諸国の大戦が終結して5年。
戦乱の世が去れば用済みとばかりに故郷を潰された乱破師(サバター/忍者みたいなもの)の
少年がふとしたことから魔王の娘(と称する)少女に雇われる。

彼女は棺を背負い、その目的は父である魔王の遺骸(の一部)を回収する事だった。




主人公には無愛想な妹がいるし、第2巻では少女に化ける竜も登場。
おまけに彼らを追うのは技能に特化したメンバーの特務機関…となれば、作家さん本人もあと
がきで示唆している通り、出世作「スクラップド・プリンセス」のセルフオマージュ。

ただし、似ている部分はそうと判るのだけどストーリー全体を見直してみれば別物なので、
単なる焼き直しではない。

むしろ似ている部分はより洗練されたものとなり、今のところ3巻までは1話(巻)完結の形を
取っていて、それぞれに芯となるテーマ(例えば3巻では「人を信じるということ」)がハッキリと
しているので、とても読みやすいし、読後の感慨も深い。

いやさ、3巻は個人的なトコロをストン!!と突かれた感があってねぇ…うむ。




昨今は(なにが“ライト”なのかは定義次第であろうが)ライトノベルと言いつつヘビーな内容と
巻数(すぐスピンオフるし…)の作品が多い中、このシンプルでありながらも“読ませてくれる”
あたりはさすがに“軽小説屋”を自認する榊氏ならでは。

また、なまにくATK氏による挿絵イラストもなかなかのもので、キャラクターをより一層
盛り立てている。

系列誌ではコミック版も始まっているが、それ以前に、いやアニメ化される前に、本作をぜひ
読んでほしいトコロ、…おススメです。
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当面の間、不定期更新とさせていただきます。

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