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”SPIRITS OF U” weblog

ドールなど秋葉系ホビー、プロレス&格闘技、時事感想等々語っていきたいと思います。/コメントはBBSへ。

『フェアリィフィールド/妖精戦陣』インプレ…もどき。

2012年11月21日 | コミック、小説、アニメ、映像他

『フェアリィフィールド/妖精戦陣』/ 榊一郎 / 朝日新聞出版(朝日ノベルズ)



『まじしゃんずあかでみぃ』&『まかでみックス』(ファミ通文庫)の作家さんと絵師さんの強力
タッグ再び、と言うので期待していた作品。



プロットは、複雑な家庭事情を抱えた高校生が見知らぬ親戚からの相続によりフェアリィと
呼ばれる自律型美少女ロボットを指揮して戦うゲームに参加することになる、というもの。

作者の榊氏もあとがきでもぶっちゃけているが、一見さん的に連想しやすいのは「武○神○」。
しかも、挿絵がBLADE氏なのでよけいに…(苦笑)。



ただし、常連さん(?)には主人公の家庭環境、あるいはフェアリィ達と主人公の関わり合いは
『まかでみックス』の方が近いよ、といった方が判りやすい。

実際、フェアリィへの指揮などはアジャスタントのそれ(特に対抗戦ネタの時)に近いし、
なにより(名前のみの流用であろうが)周防千里やクフィールが出てくる。

あとメインのフェアリィが緑髪&緑コス、また戦いを通じて自己確認を求めるところなどは
『まじあか』のファルチェを思い起こす。



レーベルの方針か、定番のオタネタや時事ネタはなりを潜めているが、熱血強面のライパル
キャラや、巨○のお嬢様キャラなど押え処は手堅く鉄板展開なので安心して読める。

もっとも手堅いのは売れ行き次第ではコレで終わりと言う事(に備えて)なので、常連には
物足りなさがあるのも確か。また、新書サイズなので価格がやや高めなのもネック。




と言うわけで、幅広い榊作品の中でも『まかでみ』シリーズファンにはおススメ、かつみんなで
2巻のためにも頑張ろうよ…ということで(笑)。



PENTAX *ist DS2 & SMCA 35-105mm/3.5

闇独語

単純に榊氏&BLADE氏ってだけで内容知らずに買い決定だったんだけど、買ってから
「この作品、俺のために書かれたんじゃないか?」って厨二めいてしまったよ、マヂで。

武○神○と言ったが、○姫と違うのはフェアリィのサイズが60㎝前後だというコト。


そりゃ「キタコレ!」になるわ(苦笑)。

属性ピンポイントだし、テーマは榊氏の作品が好きな理由でもある“人の形をした人ならぬ
ものと人とのかかわり”だもんね。

おまけにメイン機は最愛のファルチェの緑を継いでいるし…これはBLADE氏の罠??。



で…

☆ セリス(一番機/汎用型/熱血おぱか) … DDⅢL胸 / 06ヘッド

☆ リンデ(二番機/狙撃型/直情クール)… DDⅢM胸 / 07ヘッド

☆ カレン(三番機/重装型/きょぬーメガネ)… DDdy 普通胸 / 03ヘッド

☆ テレサ(四番機/偵察型/生意気ペタ)… DDsis S胸 / 02ヘッド

☆ ミムル(五番機/最新型/毒舌)… DDsis M胸 / 06ヘッド

って、トコかなぁ? カスタムるなら…。

ヘッドは意見別れると思うが、問題はみんなエルフ耳なんで(まさか全員メルティヘッド
とはいかんし)エクステが必要ってトコ。あと衣装、装備は設定どおりならどのくらいに
なるか判らん。


ま、言うだけ番長ってコトで(笑)。
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「アイアン・スカイ」インプレ…もどき。

2012年10月11日 | コミック、小説、アニメ、映像他

「アイアン・スカイ」/ 2012年 フィンランド・ドイツ・オーストラリア/ティモ・ヴオレンソラ監督




ドイツ降伏直前、ナチスドイツの逃げだした先はお約束の南米ではなく、月の裏側。
雌伏する事60年余、地球帰還を果たすべく巨大宇宙戦艦を駆って再侵攻を始める…。



という破天荒な設定、あるいは公開されているスチル写真からしてもB級臭がプンプン。
事前の広報も(非常にわずかではあったが…)「おバカSFです」的なニュアンスが漂っていたの
だけど観てびっくり、これがなかなかの秀作。

SFXは湯水のように金を使うハリウッドの最先端に比べれば…となるが、必要十分なクオリティ。
美術・プロップもアナクロ、スチームパンク調で旧独軍テイストを上手く出している。

かえって「B級風味が薄くて残念」という向きもいるかもしれない(苦笑)。



本編はご都合的展開はあるものの、ヨーロッパ(オーストラリアは英連邦というくくりで…)
らしい乾いたウイットやブラックジョークがちりばめられていて小気味よい。

(とっかかりの段階で既にそうかもしれないが)やはり中級者以上向けの作品で、ロートルになれば
なるほど楽しめると思うので、酸いも甘いもかみ分けられる諸卿におススメ。
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『棺姫のチャイカ Ⅴ』& コミック版『棺姫のチャイカ』Ⅱ インプレ…もどき。

2012年10月04日 | コミック、小説、アニメ、映像他

偶然なのか、あるいは販促キャンペーン(小冊子があたる)のために合わせたのか、今回も
原典とコミックが前後して発刊。



『棺姫のチャイカ Ⅴ』/榊 一郎 / 富士見書房(ファンタジア文庫)

新キャララッシュでスクランブル状態であった前巻の流れはいったんリセットで、再び
基本(?)の遺物奪取のパターン。ただし目的のものはお約束とも言える警備堅固な大要塞、
それも空を飛ぶ(浮かぶ)奴の中。

乱破師であるアキュラ兄妹を考えると「梟の城」か「御金蔵破り」あたりが思い浮かぶが、
今の世代は「ラ○ュタ」か?


シリーズ初の前後巻(3冊以上にはならんハズ…)構成。
なので、話的には“起”と“承”と言ったところで、特務の置かれた状況とフレドリカの出鱈目
ぶり以外にはあまり掘り下げはなく、主人公たちがピンチに…と、上手いトコロで「つづく」と
なっている。



あとがきにチラリと書かれているが、作家さんのついーとを読んでいるとお父さんと言うのは
どの職業でも大変だな…と。


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

『棺姫のチャイカ』Ⅱ / 茶菓山しん太 / 角川書店(角川コミックス エース)


絵がやや硬かった第1巻前半に比べると、良い意味での慣れが出てきて安定した絵柄に。
原典1巻分終わるかとおもいきや、こちらも(↑)同様にいいトコロで引っ張る。

ただストーリー的にもコミック独自の描写・展開が増えてきて、本作そのものにとっても、
あるいは原典補完と言う点でも厚みが増してきたのには好感。



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「グスコーブドリの伝記」インプレ…もどき。

2012年08月08日 | コミック、小説、アニメ、映像他


「グスコーブドリの伝記」/ 杉井ギサブロー 監督 / 「グスコーブドリの伝記」製作委員会


「銀河鉄道の夜」(1985)同様に、宮沢賢治の原作を杉井ギサブロー監督&ますむら・ひろし
キャラ原案でアニメ化。当初の製作元であったタックが倒産したため、手塚プロが後を継いで
5年越しで公開にこぎつけた経緯がある。



木こり一家の長男ブドリは冷害で両親を失い、妹も謎の男にさらわれる。
山を下りてテグス工場や農家で働くがここも冷害により去らねばならなくなる。その後、ブドリの
才覚を認めた大学教授の紹介で火山局で働くことになるものの、また冷害が…。

なんとも薄幸な主人公であるが、宮沢の半生そのものという指摘もある。
実際、両親あるいは妹のエピソードは当時の東北地方では多分にあった事であろうし、テグス工場
や、妹をさらった男の「向こう側」の描写は明治のいびつな工業化、都市化そのものの描写である。



さて「銀河鉄道の夜」を観ている人間にとっては「まんま、ジョバンニやん!!」と、ますむら氏
描くところの猫キャラはビジュアル的に銀鉄まったくそのものだし、全体のクオリティも高い。

ただ虚実入り混じる展開は同じなものの、四半世紀以上の時を経て映像は鮮明になり、ナイトシーン
でもある意味“明るい”ので、銀鉄に漂う“陰”の印象は薄い。

背景美術などからライト層にはジ○リチックと映るだろうが、むしろロートルは手塚プロらしさ、
あるいは四半世紀の差を感じるだろう。



惜しむらくは声優で、ブドリの小栗旬氏は後半の青年期は良いものの、そこは専業でない悲しさで
幼・少年期はチト辛い。懐古趣味と言わば言えだが(苦笑)、田中真弓氏ならば完璧であったろうに。

ジブリ作品にも顕著であるが、この手の一般向けアニメ映画になぜ職業声優を使わないのか理解に
苦しむ。「餅は餅屋」の言葉もあるし、百歩譲っても「レイトン教授」の大泉洋氏のように芸達者な
方のキャスティングを望む。






パンフに記述があったのだが「銀河鉄道の夜」の公開年1985年には「カムイの剣」、「天使のたまご」
(他には「ラピュタ」など)、その前年の1984年は「ナウシカ」と「ビューティフルドリーマー」
(他には「愛・おぼえてますか」など)が公開されていた。

今年は、というよりここ数年は深夜アニメやゲームの“劇場Ver”、または「2199」のような先行
公開的なものが数多く小屋にかかっているが、真正の劇場アニメと呼べるものは少なく、至近では
「ももへの手紙」や「おおかみこどもの雨と雪」、秋公開の「009」と「エヴァ」ぐらいか。

いやはや、なんとも贅沢な時代であったろうや…。
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「宇宙戦艦ヤマト 2199」① (コミック版)インプレ…もどき。

2012年07月17日 | コミック、小説、アニメ、映像他

「宇宙戦艦ヤマト 2199」① / むらかわみちお / 角川書店(コミックスエース)


先だって第2部の劇場公開も終わり、今月末にBD第2巻と1/1000インジェクションキットの
発売を控えた“2199”のコミカライズ。


基本的には原典準拠で、第1巻はヤマト発進までのBD第1巻と同じ範囲。
ただし、シーンの入れ替えや原典に無いエピソード、キャラの関係など細部が異なっている。

その点は単にコミカライズのためにそうしたというよりは、作家さんの独自解釈的な匂いがする。

と言うのも土方長官のエピソードは私自身も原典の方が「?」と思っていた点で、コミック版の
方が自然な感じである。



絵的にはややラフな感じがする絵柄だが、気持ちがこもっている印象。
個人的には玲ちゃんが原典よりも険が取れてて良い感じ♪。





しかし、BDとキットの直後にDDフェスなんだよね(苦笑)。
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