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”SPIRITS OF U” weblog

ドールなど秋葉系ホビー、プロレス&格闘技、時事感想等々語っていきたいと思います。/コメントはBBSへ。

「宇宙戦艦ヤマト 2199」③ (コミック版)インプレ…もどき。

2013年06月26日 | コミック、小説、アニメ、映像他

「宇宙戦艦ヤマト 2199」③ / むらかわみちお / 角川書店(コミックスエース)



早いもので、TV放送も今週末でちょうど半分(13話)。
前回(コミック第2巻)のインプレの際には、半々で中休みアリかと思っていたが、そのまま
沖田戦法で突っ走るようだ。

いまだTV版の“あのOP(曲)”には激しい違和感を覚えるのであるけれど、劇場で観て、
BDで観て、可能な限りリアルタイムでTVで観て、と自分でも驚くくらいハマってる(苦笑)。

多少のアレはあるにせよ「安心できるリメイク」なんだな、基本的に。





さて、コミック版も3冊目。
予想通り、内容はまるまるメ2号作戦であるが、スゴイ、とにかくまるまるすごい。

まず「ぼくらの第三艦橋が、これほど大きく描かれたイラストがあったであろうか(いや、
無い)」と言うべき、斬新な表紙(絵はメカデザの玉盛氏による)が素晴らしい。

同人ならともかく商業誌では難しいと思える(実際、作者さんのブログによると編集側と
色々あった結果だそうな)が、2199版ではこの形態もアリとされているし、実際メ2号
作戦ではこの形態で戦っているから正解なのだ。



内容も、基本的に原典に準拠しつつ、要所要所で解釈、表現が異なっており、また
それらがよくよく考えられたものであるのと、全体の構成がしっかりしているので
破綻することなく終わっている。

例えば冒頭(プロローグ)の時点でアニメと時間軸が違うが、1冊分(次巻含めれば2冊)
の物語として、つまり(ややネタバレだが)シュルツ話としてはこの方がよりまとまって
いる感がある。



いやしかし、コミックなのにこの情報密度の高さは何なのであろう?
どこか、みっちりとしたハードSF小説(←死語)を読んでいるような印象を受ける。

TV版から興味を持った向きは第1巻からをおススメする。


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


先日、第6章を観てきた。

これまた4話分づつペースの上映のせいで、前半2話分と後半2話分でカラーがまったく違う。
ほぼ原典を踏襲した前半に比して、後半は「2199としての話」なのでより印象に残る。

また、前半が何も言う事はない映像美・迫力なのに対し、後半は作画の乱れ、特にキャラ絵が
(いままでに比して)問題だなぁ…と。

スケジュール的なものもあるかとは思うが、一般販売分のBDでは修正されているだろうか??








さて、劇場公開も8月の第7章でオシマイ。

8月が楽しみでもあり、寂しくもあり…いや、コレ終わっちゃったら何観ればいいのよ?(苦笑)。
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コミック版『棺姫のチャイカ』Ⅲ インプレ…もどき。

2013年06月20日 | コミック、小説、アニメ、映像他
『棺姫のチャイカ』Ⅲ / 茶菓山しん太 / 角川書店(角川コミックス エース)

前回、コミック版と原典(小説版)との同時発売で小冊子の当たるキャンペーンやって
いたのだが、珍しい事に当たった。

昨年の話なのだが、昨年は結構くじ運が良かったのな…。




さて、はやコミック版も3冊目。
メディアの違いから差が出るのは当然で、今回は原典2巻の途中まで。

読後の感想は、巻末にある原作者さんのコメントそのまんま(苦笑)。



2巻でも演出的なものとしてはチラチラ出てきていたが、本巻では原典に無いコミック担当の
茶菓山氏の独自のストーリーが1話分出てきたり、描写などでも原典とは違った、コミック
らしい表現のものがあったりする。

また、それらが良い方向でまとまっているので「単に絵に起こした」的な凡庸さが無い、
ある種コミックとして独立した雰囲気が徐々に出てきている気がする。



絵的にも安定、今回はサービスカットも多数。
特に2巻の相手は原典でのカットが少なかった(折り返し口絵ぐらいか?)ので、補完的
意味でも楽しめる。
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『東京物語』上/下 インプレ・・・もどき。

2013年04月10日 | コミック、小説、アニメ、映像他

『東京物語』上・下 / 滝沢聖峰 / MGコミック(大日本絵画)



世間一般で「東京物語」とくれば小津安二郎監督の映画であろうが、こちらは戦記物のコミック。

つい先月までMG誌で『ばら物語』を連載していた滝沢氏が、他誌で描いていたもの等を再編し
MGコミックから上下巻で刊行したもの。



ただ、戦記物と言ってもタイトル通り(主に)東京を舞台とし、帝国陸軍航空審査部(福生飛行場)の
テストパイロットとその妻の日々の物語に主眼が置かれている。

無論、滝沢氏の筆致冴える戦闘シーンもあるものの本作においては副次的な位置づけ。

また、航空審査部なので試作機・実験機材の類が登場し、そのウンチクも多いが、その一方で
味噌や代用クッキーなどの食べ物ネタで戦中の庶民生活の一端もキチッと描かれている。



かように本作の優れているのはほのぼのとした家庭・庶民生活のもろもろと、結末含め戦争の
刹那的な部分が上手いバランスで調和しているところではないかと思う。

その刹那的な描写をどうするかという点は難しいが、実写映画orドラマ(ドラマならN○Kか…)
にしても良い内容。



個人的には五式戦と背広を引っかけた「仕立て直し」と言う番外編がイチオシ。
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『棺姫のチャイカ Ⅵ』インプレ…もどき。

2013年02月20日 | コミック、小説、アニメ、映像他

『棺姫のチャイカ Ⅵ』/榊 一郎 / 富士見書房(ファンタジア文庫)


シリーズ初の前後編。
謎の美女(美少女?)が暗躍する浮遊要塞に乗り込んだ主人公らの運命やいかに?という
トコロで終わってはや半年以上、先月やっとこさ後編となる本作の発刊。

もっとも、あまり待たされた感が無いのは他社の『エアリィフィールド』(他にも数作)があった
のと、ついったーでフォローしている唯一のラノベ作家さんなので(ついーとの範囲内で)色々
事情がうかがえるもんで…。



さて、Ⅴ、Ⅵと渡るこの前後編そのものの筋というかラスボスのいわくは比較的シンプル。
ただしシリーズ通しての位置づけでは、かなり動いた部分、見えてきた(見させられた?)部分が
あるので「次の展開」を考える上では重要なものかもしれない。

また、巻を重ねるごとにエロ度が増す・・・ぶっちゃけて言えば今回かなり淫靡さが漂う表紙と
折り込み口絵もまた見ものである。






しかし、裏と言うか返し技は仕込んである(か、そのつもりがある)のだろうけど、ココでアレが
退場とは…(汗)。
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「宇宙戦艦ヤマト 2199」② (コミック版)インプレ…もどき。

2013年01月18日 | コミック、小説、アニメ、映像他

「宇宙戦艦ヤマト 2199」② / むらかわみちお / 角川書店(コミックスエース)


4月からの地上波TV放映が決まった2199。
今月12日からの劇場公開第4章で第14話までいくので、初回が第1&2話のSpだとすると
約3ヵ月(実質1クール分)放映し、一度間を空けて(劇場公開が年内で終わるので)来年初頭に
残りだろうか?。




コミック版第2巻は、その第4章の劇場一般公開日に合わせてのリリース。
本編の補完の一方で、撤退時の守の台詞(行動)やワープ時の描写など、別解釈の提示やコミック
ならではの表現方法もあるので本編(BD/劇場)と見比べるととても面白い。

むろん流れ的には本編に準拠しているので、まずはこちらを読んでおいて4月のTV放映に
備えておくというのもよいだろう。



もっとも掲載ペースの都合で大幅に差を付けられており、今回はエンケラドゥスのゆきかぜに
まつわるエピソードまで。

おそらく次巻は冥王星基地攻略戦(メ2号作戦)に費やされると思われるが、エヴァ並み(比べる
のもアレだが…苦笑)とは言わないまでもかなり巻数は重なりそうだ。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


でもって、その本編第4章を観てきた。

第11話で前回の最終話(第10話)の決着が付くも、別の伏線が…というトコ。
細かいものは第4章(11~14話)内でチョコチョコ消化されるが、大きな流れにかかわり
そうなものもあるので、そこら「どうなるんだろう?こうでないかな?ああでないか?」と
考えてしまう。

まあ、視聴者にそう考えさせてしまった時点でブチさんの勝ちだよな。


また、前回で指摘したようにTVシリーズということで約25分ごとの切れ目で軽く脳内
リセットかけると観やすかった。




ちなみに特定ベクトルにおける一番のインパクトシーンはCTスキャンでも大浴場でもなく、
花束少女(笑)。
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