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”SPIRITS OF U” weblog

ドールなど秋葉系ホビー、プロレス&格闘技、時事感想等々語っていきたいと思います。/コメントはBBSへ。

『ばら物語』Vol.2 インプレ…もどき。

2009年06月10日 | コミック、小説、アニメ、映像他

『ばら物語』Vol.2 / 滝沢聖峰 / 大日本絵画

月刊『モデルグラフィックス』(以下MG) 誌連載の中世ヨーロッパを範とした大河
コミックの第2巻が約1年ぶりに刊行。

前回(Vol.1)のインプレはコチラ




とりあえず撤退戦・渡河に成功したものの、追いすがるフランス軍のみならず同盟
内部の謀略にも晒される主人公。

唯一の明るい話題は生き別れの妹と父の再会だったが、その妹は父の親友から
重大な秘密を打ち明けられる…。


4コマに例えると“承”半分と“転”まるまる、と言ったところか。

敵役っぽい連中だけでなく、主人公に懸想半分・策略半分で近づく傭兵隊長、しまい
には主人公自身も一筋縄では行かないキャラなのでで、策謀、対策謀、また策謀とい
う感じ。

また、入れ替わりネタはありそうかと思っていたら、結構深刻な展開にもってきた。


何も知らんと表紙の美人姉妹につられて買っちゃうと「?!」となる向きもいるかも
しれない…(苦笑)。

しかしVol.1ほどの量は無いが、戦闘シーンもあいかわらずの迫力。
壕を越えようとした敵兵の脳天に剣が振り下ろされる無慈悲っぷり。また“フスの
戦法”は戦車、電撃戦を知る者はニヤリとするだろう。

また、連載中やや不安定だった絵柄も、単行本での修正でソコソコの統一感は出ている。



ジャンル的にも稀有な作品なので、興味があればぜひどうぞ。

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6/11(木)まで不定期更新とさせていただきます。
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『まかでみックス ふぉーす ~自分探しと言うんじゃねえッ!』… インプレもどき。

2009年05月20日 | コミック、小説、アニメ、映像他
『まかでみックス ふぉーす』/ 榊一郎 / エンターブレイン(ファミ通文庫)


“新シリーズも順調に4作目”…と言ってもピンとこない、こちらから入った人も
そろそろ多くなってきたのでは?


基本は定番の“人格入れ替わり”なれど予期せぬ第3者の介入が話を広げており、
そのまま新ヒロインの登場へと繋げているところはソツがない。

全体的に話の大きな進展はなく、今回も新レギュラー陣の掘り下げと基礎固め、
新キャラ追加というところか。


ただ、ちょっと微妙なのがゲストだと思っていた旧作主人公のセミレギュラー化。
新主人公との「立ち位置が似て非なる」部分を際立たせる反面、キャラが立って
いる分、喰ってしまわないかという心配も…。

無論、作者さんもそこらは折込済みだと思うのでお手並み拝見♪。

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5/22(金)までお休みさせていただきます。
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『デュアルジャスティス』③ インプレ…もどき。

2009年05月01日 | コミック、小説、アニメ、映像他
『デュアルジャスティス』③/竹山 祐右 / 幻冬社(バーズコミックス)


特撮ヒーロー&ヒロインコミックの3巻目。
いやはや、先月に出ていたのを知らなくて、やっと先日買うた次第…(汗)。



残念ながら掲載Web誌の休載に伴い、この3巻目でオシマイ。
よって最終3話分は単行本用の書き下ろし、作者自身も裏書で「尺が足りなくなって
急展開というのも昨今の番組みたい」とセルフツッコミを入れています(苦笑)。

しかし、「よくまとめた」。

「上手く逃げた」という意味ではなく、たしかに急展開ではあるものの、敵味方の
役割をキチンと生かしつつ、破綻無くオチを付けています。



敵方3人組の取った作戦は単なる殺戮以上に理にかなっていたし、打ちのめされた
主人公二人の立ち直り具合の対比、その敵方の策を打ち砕いたパレスの捨て身の戦法
も見事。

また、パレスとアヴァロンの二枚看板(“デュアル”ジャスティス)ゆえにトリを
どちらに取らせるかが難しかったかと思うけど「友情パワーのWアタック」的(?)
なものでお茶を濁すことなく、一種の二段オチでシッカリと〆。

唐突に感じたのは3人目の正体(のネタばらし)ぐらい。




いやもう「尺があっても破綻しまくりの昨今の番組制作者に爪の垢でも煎じて飲ませ
たいぐらい」…というのは誉めすぎ、と言えないのがツライとこ(苦笑)。



ま、終了は残念なれど、「ダラダラすることなくコンパクトにまとまった」と良い方に
解釈して無問題な良作なので全3巻、丸ごとオススメです。

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“D計画” ドルショ25関連、更新

http://www.h3.dion.ne.jp/~spirit-u/

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5/6(水)まで不定期更新とさせていただきます。



闇独語

パレスというか美月の策はエース(北斗)のオマなんだけど、シチュが真逆と捻って
きておいて、しかもドンピシャなのには感動(ウルウル)。

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八重咲く頃の…。

2009年04月14日 | コミック、小説、アニメ、映像他
若干落ち着いた風もあるものの、春の新番組(無論、アニメ)も数たくさん。
通しのレビューも困難つーかメンドになっているので、ここのところ休んでいるの
だけど、とりあえず今期継続視聴の4本についてちょっとだけ。



☆ 「花咲ける青少年」

樹なつみ氏の原作。
アニメ化は「獣王星」、「OZ」など少年誌連載の作品が多かったが、こちらは少女誌
「LaLa」に連載されていた。

南海の島で幼少期を過ごし自由闊達な性格の主人公が、14歳の誕生日を期に父親が
仕掛けた将来の花婿候補の青年らとの出会いを軸とした物語。

原作は樹氏の作品の中でも2番目に好きな作品で、無論ストーリーを盛り上げる上で
危機的状況はあるものの、いわゆるウツ展開の無い、終始さっぱりとしている作品。


絵的には衛星アニメ劇場クオリティ。
大崩れはないが、ネ申作画も期待は出来ない。声優さんは手堅い布陣で、主人公の父を
郷田ほづみ氏が演じているのが嬉しい。




☆ 「クイーンズブレイド 流浪の戦士」

元々はHJ誌が海外ゲームブックを翻案し、複数のイラストレーターによる美女&
美少女イラストを添付して販売したもの。また、メガハウスによる高クオリティの
立体化で人気に火が着いた。

ブックゲームというアナログきわまりない原典の出自を考えるとアニメ化は異例。
その反面、思いも寄らない、あるいは古びたプラットフォームでも、やり様によっては
まだまだチャンスはあるという証左…まあ、リビドーに訴えている手ではあるが(苦笑)。


話は、女性武闘家(でないのも居るが…)の対戦により、その最終的な勝者を女王と
する“クイーンズブレイド”。
貴族の跡取である立場に疑問を持ち、出奔したレイナも流浪の戦士としてその渦中に
巻き込まれてゆく…ってなトコロ。

ただ、通しで完結したストーリーはないので、アニメはレイナを軸としつつも
各キャラの顔見せに終始する可能性も高い。


絵的には、UPはかなり力の入ったものになっているものの、引きやアクション
シーンで崩れが目立つ。
ま、おそらくDVDでは修正されていくだろうし、トータルでは今期の中でも上位。

元キャラが複数のイラストレーターによるものなので、そこのところの統合が難しいが
個人的な感想では、メローナやナナエルなど丸顔系のキャラは原典の雰囲気が色濃く、
シズカなど細面なキャラはアニメ独自色が強いように見える。

声優は人気女性声優総出演、という感じ。


そうそう、修正と言えばあっちの修正は地上波放送分はかなり厳しい…(苦笑)。




☆ 「アスラクライン」

原作は電撃文庫のライトノベルで未読。
ただしマルチメディア展開のコミック版はあきづきりょう氏の作画なので喰いついた次第。

3年前に航空機事故で九死に一生を得た少年には、その時亡くなった幼なじみの少女の
幽霊が取り付いていた。二人(?)は少年の兄の住んでいた屋敷に住むことになったが、
同時にアタッシュケース(のようなもの)が届けられ、その中身は…という展開。


まあ、魔法もあればメカもある学園アクション物の亜流といったところか。、
原作は10巻を越えているので、すべての回収は不可能。あまり深く読み込まず
気楽に楽しむつもり。

絵的には上々、細かいところでも崩れが少ないのはクイーンズより良い。




☆ 「夏のあらし!」

原作は全く未読。
本来はスルーするつもりであったが、第1話を観たら製作は「絶望先生」と同じ布陣。

ゆえにOPからして個性的。
本編の作画、演出も直接的には「絶望先生」とは異なるものの、クセの強さでは甲乙
つけがたい状態。


原作未読ゆえ話は全く判らない。
どうもタイムリープ能力のある少女と、彼女にあこがれる発明狂の少年が軸のようだが、
周りの面々も個性的なので、またぞろディープかつグダグダな展開になりそうではある。

絵は暑苦しく濃い(笑)。
しかし基本的に高クオリティなので、クセに慣れさえすれば楽しめるだろう。



闇独語

「花咲け」は台湾か韓国で実写化しそうって、存知よりのユージィン狂が言ってた
んだけどね(苦笑)。しかし、立人の台詞は中国語で言って欲しかったなぁ。


秋月さんと言えば「リムレット」。
いちおう短編のコミック版はあったんだよね。

PCゲー原作でありながら一般誌展開している作品がこんだけあるのだから、一般
向けでリメイクせんかなぁ?
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「おまもりひまり」⑤ インプレ…もどき。

2009年04月12日 | コミック、小説、アニメ、映像他

「おまもりひまり」⑤ / 的良みらん / 角川書店(ドラゴンJr)



4月発売の掲載誌(ドラゴンエイジ)は関連誌の休刊→統合のため、ドえらいページ数に
なっているが、見るべき作品は本作を含め、そう多くは無い。


さて、やはりと言うか、お約束と言うか、アニメ化(秋か冬だろう)が決定した伝奇
ラブコメの第五巻。

4巻末でロリ化したひまりに対峙するのは、再登場が個人的に嬉しい明夏羽姐さん♪。
もっとも丸く収まって主人公を(別の意味で)狙うヒロインが増えるところは本作らしい。


続いてインターミッション話が2本。
こちらでは元体型に戻ったひまりと、リズのキャラクターを深めている。

最後に(ラスボスかどうかはともかく)当面の敵キャラ2体が出現。
1stバトルではひまりが流血など、こちらは明夏羽姐さんのように丸く収まりそう
にはなさそうだ。



『おまもりひまり』本編は以上。
残り1/4ほどは本作連載以前に同誌に掲載された短編『状況開始っ!』を収録。

パラレル世界の自○隊風軍組織の女性兵士達の話で、原作は光画堂のPCゲームだが
ストーリー的にはあまり関係ない展開になっている。

掲載誌向きの画風なのと画力もある作家さんなので、そのあとすぐに『おまもり
ひまり』の連載が決まったのも当然であった。



というトコロで、毛色の違う短編も読める5巻もぜひオススメ。





闇独語

ロリ化したひまりは「まあサービス?」なんだが、学祭での静水久はマヂヤバですわ。

しかし、沙砂タンが男の子だったなんて………可愛ければ正義?
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