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”SPIRITS OF U” weblog

ドールなど秋葉系ホビー、プロレス&格闘技、時事感想等々語っていきたいと思います。/コメントはBBSへ。

『こいこい☆生徒会』① インプレ…もどき

2009年08月07日 | コミック、小説、アニメ、映像他

『こいこい☆生徒会』① / あらきかなお / Aメディアワークス(電撃コミックス)


連載は電撃大王誌。
マンモス一貫校、多様な部活動、セレブな連中の集う特権的生徒会と、プロットは昨今定番の
生徒会モノ。


その生徒会にひょんなことから加わる事になった巨○貧乏少女が主人公。
第1巻掲載分では、主人公が“配達部”や“女装部”など個性的なクラブ活動のトラブル
シュートを通じて生徒会に馴染んでいく様子が主筋。

この作品のいいところは、ストーリーが大仰でないところと主人公の素直さとポジティブさ。
トラブルがいつもなんとなーく収まっていくのはある意味退屈かもしれないが、コッテリした
作品の多い大王誌では1話完結のキレのよさは捨てがたい。



作家さんは大王誌では『乙女はお姉さまに恋している』の作画担当の人で、基本的には今風の
萌え絵。キャラ描き分けはあまり得意でないようだが、コマ割が大胆なのと表情パターンが
豊かなので飽きは来ない。




夏の寝苦しい夜、スッと読めていい気分で寝られる作品は無いかいな?と言う方にオススメ。
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『破戒劔師』②インプレ…もどき。

2009年07月12日 | コミック、小説、アニメ、映像他

『破戒劔師』②/ 竹山 祐右 / 少年画報社(YKコミックス)

『デュアルジャスティス』の作家さんの描く、中華風武侠アクションものの第2巻。
『デュアル』も良かったが、個人的には『皇龍飯店』で知った方なので比較的コッチの方が
シックリくる感じ。


第2巻は、まず第1巻ラストの引きを受け継ぐ形で主人公の過去話(1巻の伏線回収)。
そのままヒロインとライバルキャラの出自に関する過去話と、カバー下のあとがきにも
あるように過去話ばかり。


もっとも今後この3人が話の中心になるのでキャラの厚みを増すためにも必要か。

最近は短期集中連載や、ヘタをすると掲載誌が無くなること(『デュアルジャスティス』
がそうだった)も多いので、ジックリ熟成させるのも大変である。

しかし、過去話のあと、最後は事態が急転直下。
1巻の引きは静かだったが、こちらは次巻が待ち遠しくなる展開。

派手ではないが、理にかなった設定&ストーリー展開(2本でない弐刀流というのも
得心)をする作家さんなので今後も大期待。

*****************************************************

7/16(木)まで不定期更新とさせていただきます。



闇独語

なんかオカシイ、と思ったら第1巻のインプレやってなかったのよね…(汗)。
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薔薇の時も余計なのが増えたし…。

2009年07月07日 | コミック、小説、アニメ、映像他
そろそろ夏のアニメ新番。
あんまり録画は増やしたくないのだけど、今期は鳴り物入りの作品だけでなく地味な
ものにも良作が多そうである。

とりあえず絶望先生と大正野球娘は当確だけど、何が残るかな?



その前評判の高いもののひとつに「CANNAN」がある。
詳細は言うまでもないと思うので割愛するが、第一話を見て興味を引いたのは登場
人物のひとりが持つカメラ。

さすがにUpの場合は架空の(似せた)メーカーロゴが入っているが、明らかにオリ
ンパスPEN/Fシリーズ。
セルフタイマーレバーと電池室が確認できるので、おそらくFTがモデル(?)。

おおよそ仕事向きのカメラとも思えないが、製作側がドラマ上のケレン味、あるいは
昨今の女子カメラブームを意図して配置したものだろうか??



さて、「けいおん!」に影響されたアフォなブーマーが左利き用のギターに手を出した
ため、本当に必要としている人の手に渡りづらくなった(さして量産が効かないそうな)
という旨のWebニュースを先日目にしたばかり。

ギターと異なりFTは30年以上前のものでとっくに製造中止にはなっているが、
中古カメラ店やネットオクがアフォなブーマーに荒らされはしないかと心配である。



ちなみに私も持っていない…(笑)。
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『いいんちょ。』② インプレ…もどき。

2009年07月02日 | コミック、小説、アニメ、映像他
『いいんちょ。』② / 秋風白雲 / ワニブックス(GUM COMICS)

天から聖典が再び下賜されました。正しい信仰のためにも、
ぜひ拝読いたしましょう




と言うわけで、超属性特化型(笑)コミック待望の第二巻。

作者さんがコメントしているとおり、全編夏休み期間。
ゆえに、スク水(もち、旧型)、浴衣、露天風呂というお約束はバッチリキープ。
そして某まんが祭りネタでもないのに、コスプレもあり。


もっとも、サービスシーンだけのコミックでない。
後醍お嬢様と葵タンの泣かせる出会いの話や、ダイエットに奮闘する睦さんの話など
ストーリー面もバッチリ。

ギャグ、スラップスティックだけでなくシリアスでもサジ加減がちょうど良いというか、
日頃ドタバタな分、反動で引いちゃうほどシリアスになる、と言う事も無く、サラリと
読ませるのが上手いところ。

また「すごいよ、本木さん」や2年生3人娘の1コマなど本筋とは関係のない小ネタも
楽しい。



さて梅雨空が続く今日この頃、うっとおしさを払うためにもこの作品オススメです。




闇独語

カバーメインは篠宮ちゃんだけど、並んでいる他の5人も手の当て方とかビミョーに
個性が出ている。

メインの話が1本まるまる、別の話ではミニチャイナ姿もあったりと、今回は個人的に
ご贔屓の睦さんが目立っててヒジョーに嬉しい。

嬉しいといえば、三つ編みっ娘である本木さんがセミレギュラー化♪。
6人の中では三つ編みいないし、ちょっと気弱なところも良いんだな~、本木さんわ。
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『昭和ちびっこ広告手帳』インプレ…もどき

2009年06月12日 | コミック、小説、アニメ、映像他

『昭和ちびっこ広告手帳』/ おおこしたかのぶ他 編 / 青幻社


10年前に発行された大判本を再編&文庫化したもの(本書は本年4月初版)だそうで、
内容は1965~69年までの少年・少女向け雑誌に載った子供向け商品の広告を
デジタル処理し、商品項目別にまとめたもの。


『三丁目の夕日』のごとく昭和(特に戦後)リバイバルの中で、当時の商品や風俗を
特集した雑誌、ムック本は多々見られるが、本書は対象を絞り、かつシンプル(掲載誌
リスト以外、解説等は一切無し)にまとめてあるところが特徴的。

元画像のデジタル処理については好古趣味的見地からは批判もあるかもしれないが、
処理技術も高く、当時目にされていたままを感じる事ができる点では有益。

またオタ的には模型や玩具について塗装の色調が(完璧でないにせよ)判るメリットがある。



つづいて各章ごとのインプレを…

☆ 第1章 お菓子

菓子そのものより、オマケや景品の宣伝が中心。

不二家のオバQ菓子のイラストキャンベーンの特等はケニア、デンマーク旅行。
ケニアはともかくデンマークもベイルート経由の南回りなのは世相だろう。



☆ 第2章 プラモデル

タミヤ、マルサンあたりはその歴史を語る個別の書籍が出ているが、東宝模型、コグレ
などはメーカーも商品もかなりマイナー。

かと思えば、“サッカーシューズとボール”というトンデモプラモを出していたのは
今をときめくバンダイだったりする(笑)。

また、日東の広告は垢抜けている言うか、ちょっと斜に構えているところが“らしい”。



☆ 第3章 おもちゃ

プラモ以外の人形、ラジコン、ボードゲームが中心。

リカちゃんのライバルと言うとバービー。
しかし、その影に敗れ去ったライバル達がこれほど存在していたとは…ドール者必見。

また、ツヅミ弾を利用したトイガン(空気式なのかスプリング式なのかは不明)の広告
には「この銃で勉強づかれをぶっとばそー」というコピーが踊り、現在はもとより
当時でも問題視されなかったもんかと苦笑してしまう。



☆ 第4章 食品、衣料、医薬、出版

その他的に広いジャンルに渡っているが、アサヒ靴のキャラクターものや、三菱銀行
(現三菱東京UFJ)のディズニー預金など意外と今でも続いているものもある。

注目すべきは、腕時計と自転車(変速機&フラッシャー付)がステータスであったこと。

特に腕時計は入学、進学祝いの定番であり「一人前」の証明とある。
いまや入学、進学祝いは携帯電話であり、ソレに頼って腕時計を持たない(個人的には
信じられない)若者が多い事からすると、まさに「昭和は遠くになりにけり」である。





さて文庫サイズで¥1200と値は張るが、内容的にこれだけまとまったものは珍しいし、
興味のある人間にとっては安いと思う。機会があれば目を通してみてはいかがだろう?
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