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”SPIRITS OF U” weblog

ドールなど秋葉系ホビー、プロレス&格闘技、時事感想等々語っていきたいと思います。/コメントはBBSへ。

「天空少女騎士団」① インプレ…もどき。

2010年12月07日 | コミック、小説、アニメ、映像他

「天空少女騎士団」① / 松田未来 / イカロス出版


「出さなかった」のか、「出せなかった」のかは判らないが、もともとの掲載誌のコミック
(単行本)としてこの作品が「出なかった」のは、昨今の出版社(と言うか編集者)と読者の
レベルの低下に他ならないであろう。




さて、本作は昨年を通じてドラゴンエイジ誌(富士見書房)に連載されていた作品。

あらすじとしては1938年のヨーロッパの小国が舞台。
イタリアとの連絡路確保のためにナチスドイツがこの小国に非公然の戦闘、陰謀を仕掛ける。

それに王女ジークリンデと配下の美女、美少女からなる“航空騎士団” の面々が戦闘機を
駆って立ち向かう、というもの。


また、ジークリンデの秘密に関わる少年や謎の鉄仮面パイロットも登場。
敵方のドイツも強化兵や細菌兵器などを繰り出してくるなど、単なる萌戦記モノには終わ
らないスパイスが効いている。


ちなみにジークリンデの愛機(ベース機)は日本の川崎キ-28。
他のメンバーの愛機もオランダ、イタリア、ソ連など(敵役のドイツを除く)各国の機体が
集まっており、ニュアンス的には「エリア88」や「修羅の大空」を髣髴とさせ、メカ的
にもエンターテイメント性が高い。





松田氏は以前に「アンリミテッドウイング」もエイジ誌で連載しており、復帰も喜ばし
かったがこの本作のネタと展開には大いに期待していた。

実際には打ち切り同然の終わり方をしてしまい、このまま単行本化もどうか?と思って
いたところに今回の版元を替えての出版。

しかも、エイジ誌連載分に付け加える形で書き下ろしの新作(2話分)が加わっており、
連載分では語られきらなかった部分が補完されているのは嬉しいかぎりである。




エイジ誌的には“失敗した”作品なので万人向けとは言いがたいが、エンターテイメント性と
同時に考証もしっかりしているので、特に飛行機好き&航空ファンにはオススメ。


画像:T-4(百里)
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当面の間、不定期更新(長期間隔)となります。



闇独語

一般的に言うところの“好み”があるとは言え、これがダメなら今の読者層には「エリア
88」はおろか、「青空少女隊」などもダメなんだろう。

…いや、ほんとダメだな。
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「おまもりひまり」⑦ インプレ…もどき。

2010年08月17日 | コミック、小説、アニメ、映像他

「おまもりひまり」⑦ / 的良みらん / 角川書店(ドラゴンCエイジ)


アニメ版は個人的にはイマイチであった伝奇ラブコメの第7巻。

まあアニメ化は、昨今の特に富士見角川系コミック・ラノベでは一種の通過儀礼的になって
いるので、そこらは割り切ってしまおう。



しかしながら本編の方はまったくブレておらず。
6巻での静水久の一件、さらに本巻前半でのひまりの一件で主人公側の体制固め。後半は
敵役に新たな動きと(おそらく)最終決戦に向けての話が徐々に、という感じで構成が
シッカリしている。

連載延長にともなう路線変更があったようだが、そうなると破綻しがちな富士見角川系に
しては珍しい…(苦笑)。



また合間にはおまけ話やジョーカー的鬼斬り役の登場など目新しさもあって飽きないし、
後半にはお約束シーンも盛りだくさん

…温かいとか熱いとか(笑)。




話も進んでしまったため「本巻をよんでみて」というのはいささかキツイと思われるので、
ここは1巻からがオススメ。

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当面の間、不定期更新となります。

闇独語

「頭身のびて胸もでっかくなってガッカリしたという人は…真性ロリコンだ!!」

今回は小冬さんに欲じょ…もとい萌えていたのですが、どうやら真性だったで…すいません(笑)。


いや~、タマさんはちっちゃい方に限ります。
あのMDD化したくなるお人形さん度(<意味不明)の高さとと、ドリルロール&無口が
いいんじゃないかと?

“でっかい”のはいくらでも居るし、ロリにしといても静水久とは真逆だしねぇ。


あと“でっかい”とは言えないものの、柩は“相応にある”ように描かれているのは
凛子へのあてつけだろうか?(笑)。
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「レイトン教授と永遠の歌姫」インプレ…もどき

2010年01月10日 | コミック、小説、アニメ、映像他

本来なら「マクロスF」なり「アサルトガールズ」を観ておかねばならぬハズの昨年末、
大泉マニアの知人のおごりで「レイトン教授と永遠の歌姫」を鑑賞。

ドーピングまがいの興行成績をあげている某メジャー誌作品と違って、おそらく原作ファンか
大泉マニアがくるのであろう、館内は老若男女バラバラで極端に若い子供は居ない。

ちなみに原作ゲームは知っていたが未プレイ。



さて内容の方は、宣伝されているナゾトキというよりは、それをスパイスとした一般的な
冒険活劇と言った方が良いだろう。ただ展開のテンポ、演出がとてもよいので肩肘張らずに
楽しめる。

キャラは原典どおりの絵本的なキャラデザだが動きは申し分なし、背景やメカとの
親和性も高い。



主役は無論、“我らが”大泉洋先生(笑)。
「茄子/アンダルシアの夏」など過去にもアニメ作品の声(主役級)はあててているが、
生来の芸達者(笑)ゆえ、今回も英国紳士をそつなく演じている。

ライバルキャラは渡部篤郎氏。
声優初挑戦ということで雰囲気はあるがそれなりの出来。ヒロインが妙に達者だと思ったら
水樹奈々だった…(苦笑)。

ちなみに脇は家弓家正氏、飯塚昭三氏、井上喜久子様など、やたら豪華。




繰り返しになるが肩肘張らずにスッと楽しめる作品なので「年末年始なにも観なかったなぁ…」
という向きにはオススメ。

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1/13(水)までお休みさせて頂きます。


闇独語

首都圏では「どうクラ」リピートで例の“ヘリコプターゲ○吐き”の回をやった直後に
見たもんで、劇中のヘリ(もどき)のシーンは内心大爆笑。

ついでに「外事警察」も終わった後だったもんで「なに演っても暗いなぁ…」と。
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「おまもりひまり」⑥&アニメ版第1話 インプレ…もどき。

2010年01月08日 | コミック、小説、アニメ、映像他
「おまもりひまり」⑥ / 的良みらん / 角川書店(ドラゴンCエイジ)


連載も4年目に入り、入れ替わりの激しい掲載誌(ドラゴンエイジ)にあっていまや
古参の部類になった伝奇ラブコメ「おまもりひまり」。

第6巻は限定版が昨年末に先行販売されたが、昨今の財政難により今回は一般版。

…まあ、中身は変わらん (苦笑)。



さて、本巻もある種パターンが定着したかのようなインターミッション話2本で
挟むようにしてメイン話を1本の構成。

今回のメインストーリーは“毒舌ロリっ娘”静水久の過去にまつわる話。

プロットそのものはありがち、と言えばありがち。
だが、個人的には本作(この先、何巻分続くか判らないが)において屈指の1本で
あろうと思う。


インターミッション話も、ドタバタラブコメに終始しながら要所要所で伏線張りと
キャラの掘り下げを行なっている。


また、前巻で登場した敵キャラ2体も色々画策中。
あと、作者の言を伺う限りでは出すつもりがあまりなかったらしい「鬼斬り役十二家」
(の残存メンバー) も出てくるので、話はもう少し膨らむようだ。

今まで丁寧に広げてきた分、願わくば綺麗に終わって欲しいものである。




ココでは紹介しなかったが、読みきり短編と設定などが収録された“0巻”も昨年
発売されている。アニメ化に伴って書店店頭でも全巻平積みになる機会も多かろうと
思うので、興味のある向きはこれを機会に是非どうぞ。

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本誌では毎号宣伝していた分、やや待たされた感もあるが、アニメ版も(首都圏で)
今週から放送開始。


第1話は原作一~二匹目(話数を匹と数えるのが本作の特徴)をほぼトレース。
ただ、イントロダクションでくえす様とリズがチラリと登場するのと、ラストの
静水久の登場パターンが異なる。


絵については掲載誌の事前情報で判っていたが、やはり「これはアニメ版」と割り
切る必要がある。

全体の作画レベル、動きは並み。
芸風的に「どこかで…?」と思ったら、「まかでみ」と製作会社が同じだった。

ちなみに構成の都合上OP(暫定?)が最後に来たが、タイトルロゴのキメ方が
お約束だったのはナイス。


声は、ひとりだけ公表せずに引っ張っていたくえす様が松岡由貴氏。
その他のキャストはまあまあイメージどおりだが、優人(平川大輔氏)はちょっと
太い気も…??



原作途中で終わるは目に見えているが、破綻せずシッカリやってほしいトコロ。




闇独語

第6巻目次ページのくえす様はスゴい事に…。

本編もエイジの規制が緩んだ時のなので一部スゴい事に…。


アニメ版は(第1話の限りでは)アンダーモロ出しはOKのようだが「電磁砲」の
ように局によって微妙に(?)違うのかもしれない。

くえす様の髪色がアニメゆえのものなので水○燈になってる…(苦笑)。
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ニッチとディープ。

2009年11月23日 | コミック、小説、アニメ、映像他

昨日は中野ブロードウエイで催された「資料性博覧会01」を見聞。

これは“まんだらけ”が主宰したイベントで、アニメや特撮あるいはトイなど多ジャンルに
渡って設定や各ストーリへの考察など、資料性のある同人誌を専門に集めた即売会の第1回。

今回は旧知の不惑氏が新刊本ひっさげてデラ参加とのことで陣中見舞い。



場所は4Fの(駅側から見て)左手奥まった、だらけ倉庫の一角。
周知の方も多いと思うがブロードウエイも空き店舗の増加が著しく、このあたりは俗に言う
シャッター通り。

それでも倉庫と聞いていたのでソコソコ広いかと思いきや、何の事は無く通常の空き店舗
都合ふたつ分のスペース。

デラ卓と客の至近感はコミケ最終日以上に凄まじい…かもしれない(苦笑)。

また並んでいる本も、不惑氏はミク○マン等の宝系トイの“海外版”の考察本だし、他にも
某著名12話の本やら、果ては「××入門」等のハウトゥ本しかもコミック形式のものの
考察本など、(某12話はある意味一般教養だが…)ニッチもニッチ、ディープもディープ。

ゆえにエリアはやたら狭いものの密度感、濃度はえらく高かった。



こっちも「そういうの」は好きであるが、明日は明日だし2週間後は決戦だけに不惑氏の
新刊と、そのお隣のデラ様の“とあるアニメ作品”の本、2冊だけ購入。

ところで、このアニメ。
名前はもちろん知っていたが、そう記憶に残っているものでなかったので、当の本の表紙を
見た時は「あれ?コレってこんな(コスチューム)だったっけ?」とピンと来なかった。

だが戦闘形態であること等をそのデラ様や不惑氏から教えてもらって納得、勉強になった。

今ではネット状に色々な情報があるが、調べるキッカケが無ければ知らないまま。
しかし、こうやって紙媒体とともに生の声で補完されうるのがイベント参加の醍醐味。

それは同人誌に限らず、ドールや立体系でも同じコト。





さて、この「資料性博覧会01」、2回目はあるかどうか判らないが機会があればまた覗いて
みたいし、ひとつドールやフィギュア系立体の本があると面白いと思うのだが…。



闇独語

さてこのイベントに出るようなファンジンは、ネタあるいは情報や考証の正確さも必要だが、
(そのネタが大好きとかいうならともかく)現場での試読程度のパッと見だと普通のコミック
のように「絵で勝負」出来ない(ではない)だけに、エディットが決め手だと思った。

どうしても文章に偏りがち(不惑氏のは図説も豊富つーかメインだが)なので、1Pあたりの
密度や段落の取り方など、読みやすさを上手くやらないと内容が良くても敬遠されかねない
だろう。

ま、一度ペーパー作っただけのド素人の言う事だけど、買う側としての感想って事で…。

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