レンキン

外国の写真と
それとは関係ないぼそぼそ

デキャンタに移す

2014年04月04日 | ぼそぼそ
庭の存在意義が違うと思います。


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さて、アメリカ七不思議最後の謎は
『中流家庭でも酒は必ずデキャンタから注ぐ』
中流家庭でもという表現は
ごく一般的な家庭でも、という意味であります。

日本の一般的な家庭で、買ってきたお酒を
デキャンタに移して飲むってあまりしない。
トリスにしてもニッカにしてもサントリーにしても
CMは瓶から直でグラスにトットットット…と注いでいる。
…もちろんCMだから瓶を写さないと
何を売りたいのか分からないから、もあると思うけど!
ドラマやなんかで飲むシーンの時、
お酒のスポンサーが付いていない場合は
ご丁寧にオリジナルラベルを作って瓶に貼り付けてあるほど
「日本は直注ぎ」の文化。

で、アメリカはというと
中流以上家庭表現時には、居間にバーコーナー的なものがあり
蒸留酒が入ったデキャンタと伏せたグラスが
セットで置いてあって、ホストがそこから一杯勧めたり
無作法な客がそこから勝手に飲んだりしている。
瓶から直に注いだり飲んだりするのは
やさぐれている、金が無い、失業した、酔うのに緊急を要する、
貧困家庭、労働者階級、の表現時。

ワインの場合は「デキャンタージュ」という
デキャンタに注ぐことによって空気と撹拌させて
雑味を取り除いたりまろやかにしたりという技法があるのを
この前相棒の再放送で見た。
どんなワインにでもやりゃあ良いってもんではないと
佐野史郎が言っていましたが
では蒸留酒を移し替えるのもその効果を狙ってか、と思いきや
単に「買ってきたままの瓶から直接酒を飲むのは見栄えが悪い」
という常識から、らしい。

しかしデキャンタって揃いも揃って
どうして液切れの悪そうなデザインなんだろう?
液切れの悪そうなデキャンタから
お酒を注ぐシーンを見るたびに
なんともいえない気持ちになる。

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