ぶーみんのランニング日記

一大決心して始めたランニング。果たして、継続なるか三日坊主になるか・・。その他、もろもろ徒然なるままに・・・。

今、ハマってます。

2006-09-12 09:15:10 | お気に入りの本
これは、夏休みに入って読み始めてた本です。12巻あるのですが、いま、12巻目です。

武田家が滅亡してからの、江戸幕府が成立するまでの話なのです。真田家が信玄の臣下だったとは知らず、読み進めたのですが随所に以前住んでいた甲府の情景が。もっと前から読んでいたら、所縁の史跡をまわれたのにな!

長い話ですが、飽きません。登場人物がみんな魅力的で躍動感があるし、連続活劇を見ているようです。

何よりも、今私達が忘れてしまっている、日本人らしさっていうものを思い出させる話です。恥を知り、潔く、気高く、そして、人との絆を重んじる。真田家の顛末は分っているのに、応援せずにはいられない。真田昌幸も幸村も信之もとても、愛すべき武将です。

秋の夜長に、読書。如何ですか?


ビタミンF (重松 清)

2006-07-12 15:46:54 | お気に入りの本
何処かで聞いた事のある、題名・・?と思ったら直木賞受賞作品でしたね。


F・・。ファミリー、ファイト、フレンド、フォーチューン。どんなFを思い浮かべますか?

いろんな形の恋愛があり、家族があり、過去があり、未来があります。何が幸せかは、人それぞれ。だけど、共通して言えるのは、やっぱり家族の絆って大事だなって事。人生も折り返しに差し掛かって、自分の人生の先が見えてきた時、子供のようにもう夢や希望を感じられなくなった時、何をどういう風に感じるのだろう。

そんな話の集まりです。年代的に、今の私にぴったりだった事もあるけれど、もう一度家族や家族と過ごす時間について考えさせられました。

・・・・以外と、青い鳥はそこに、いたりもするんですよね。

上谷の大クス

2006-04-13 13:32:00 | お気に入りの本

写真が、うまく撮れませんでしたが・・・。埼玉県生越にある、日本で代16位のランキングの巨木です。上まではどうしても撮れなかった~!!幹だけね。

 

 樹齢1000年。杉は比較的大きくなりやすいのだそうですが、クスノキがこんなに大きくなるのは珍しいとのことです。1000年前って、1006年。源平の合戦時代??(いい加減です)

 

        

 

 いつも、思うのは自然ってスゴイ。とても、敵わない・・でしょう?人間の作った物以外のものをみるのはとても、癒されますよね。

 

 

          本日の走行・・10k


女の一生、男の一生

2006-01-24 10:17:18 | お気に入りの本
 どちらも、遠藤周作の著書です。題名が似通っていますが、この2つの作品はまったくリンクしていません。別物です。

 女の一生は、2部構成ですが、1部2部とは時代背景が違うので続き物という感じではないのですが、若干の因果関係がある感じかな?1部はキリスト教弾圧の時代に、隠れキリシタンの青年を愛し貫いて、亡くなった女性の話です。(彼女がキリシタンではない所がミソ)2部は、戦時中にカトリックの青年が徴兵され、殺してはいけないとの教えと戦争に出征して敵を殺さなければならない、矛盾にとても悩み苦しみます。その青年を愛して支えた女性の話です。どちらも、一人の男性を愛し貫いた女の一生と言うものを描いており、同じ女性としてその一途な愛に共感できる部分や崇高を感じました。

 偶然、図書館で 男の一生という作品を見つけたのですが、こちらは戦国時代の武将の話です。戦国の世に武将として出世していく主人公と、それを支える妻や戦いに継ぐ戦いの乱世の世の物語です。同じ作者から、同じような題材の作品ですが、やはり男が主人公で中心に仕事や出世が描かれている点は、女の一生と男の一生が違うんだなぁと、しみじみ感じた次第で・・。とても、興味深いです。

 今の世の中は、もちろん戦国の時代ではないけれど、夫を職場に送り出すというのはある意味、戦場に送り出すのと同じかなと思っています。戦国武将の妻も、夫を送り出した後は、ただただ無事を願って神仏に祈り子供を育て家を守ります。妻は夫の無事が心配でならなくて、戦がなくなって一緒に慎ましく暮らしたい、報酬や領土なんていらない、と思うのですが現実には、武将である以上夫は戦に参加しなければならず、手柄をたてて妻や子供に楽をさせてあげたい、大きなお城で暮らしたいとその一心で頑張るんですね。・・・これは、今の我が家にリンクしています。

 激務に心身共に疲労困憊している夫と、それをとても心配している妻。いつの時代も同じなのでしょうか?

 ただ、物語に出てくる、「あゆ」という妻ですがいつもニコニコとしていて、命を懸けて戦に出て帰ってくる主人公はとても、癒されるんですね。あゆは、辛いことも悲しいことも、ぐっと心にしまってニコニコと笑い大きな川のように主人公を
包みます。

 こんな、妻になりたいと思った次第で・・・。(これには、かなりの修行が必要ですね笑)

 興味があったら、ぜひ読んでみて下さい!!!

遠藤周作「沈黙」

2005-12-21 19:30:24 | お気に入りの本
 敬虔なクリスチャンと言うことは知っていましたが、遠藤周作の作品を読んだのは、初めてです。・・・・これは、すかっかりハマってしまいました。

 「沈黙」は、有名なので読んだことのある方は多いと思います。島原の乱の後の日本に布教にきた宣教師の話です。時は、キリシタンを国を挙げて弾圧していた時代。この、宣教師は本当にモデルがいたようです。捕らえられて、拷問されて、様々な殉死見せつけられ、その中で、本当の信仰や愛や神についてを自らの心に問う、と言った内容です。悲しく切ない中に、著者の信仰に対する考えが見て取れるような気がします。とにかく壮絶です。

 これは、大作なので賛否両論いろんな批評があるようですが 私は深く感銘を受けました。興味のある方は、ぜひ読んでみてください。

 クリスチャンの著者の作品には、やっぱり根底にテーマがあります。(三浦綾子もそうですね)私は、クリスチャンではないのですが、キリスト教について考えてみるのもいいな、と思います。心に、支えがある人は強いような気がしますね。また、心の弱さがある故に信心深くなれるのかもしれないですね。

12/21  走行距離・・・8k(累計156k)

読書の秋。

2005-10-27 10:23:49 | お気に入りの本
 本を読むのがスキです。走ったり、テニスしたりしていない時はほとんど本を読んでいます。

 若い時は新刊を眺めて興味のあった物を買っていたけれど、最近は気に入った作家の著書を読みあさるというスタイル。
スキな作家は、いろいろあるけれど今は太宰 治にハマっています。ちょっと前は、夏目 漱石を読み返していたんだけど・・。

 今日の、読売新聞で小泉 今日子も太宰がスキって書いてあり、おお~っキョン2もセンスいいじゃないか、と思った次第。←自分基準の思いこみですな。

 滅多に本は買わなくなりました。もっぱら図書館通い。ただやっぱり自分の物にしたいと、気に入った本は買います。何度も読み返したいと思うような本ですな。ミステリーなんかは、読むのはスキだけど一度呼んだら読み返さないから買わないな~。

 私が何度も読み返している本ベスト3。
1,カンガルー日和  村上 春樹・・・・高校の時から癒されたいときに読む。
2,流しのしたの骨  江國 香織・・・・何度読んでも面白い。
3,こころ      夏目 漱石・・・・奥が深く何度読んでも違った面が。

 スキな作家ベスト3
1,太宰 治  ・・・・作者の生き方考え方そのものがスキ。殆ど恋愛感情に近い、スキ。
2,村上 春樹 ・・・・高校の時によんで一時期読まなくなったけど、久しぶりに読むとまた違った魅力が出てきた。作風変わったかな?最近の方が、人間味が出てきてスキ。
3,不特定多数