歌よみもどきの書

歌詠み「もどき」のあかんたれが吐き出す、短歌になりきれない五七五七七の羅列です。

極私的切実な歌

2012-12-11 | 五七五七七

「たんす預金盗られた」くらひ言ひ給へ下着が一枚足りぬとふ老母(はは)

勉強をせねばと思ふ十代よりしたきと思ふ四十路(よそじ)の焦りは

長寿医療とかっこ書きにて加へたる作成者殿に喧嘩売りたき

キャスティング我が主役を演じれば来世も実らぬロミオとジュリエット

エスカレーターに踏み出すタイミングの狂うほどのストレス山と積もりて