歌よみもどきの書

歌詠み「もどき」のあかんたれが吐き出す、短歌になりきれない五七五七七の羅列です。

試験は冬の季語だと思ふ

2012-12-07 | 五七五七七

鈍色(にびいろ)の雲の上には春待てり試験は冬の季語だと思ふ

ため息をかじかむ指にかけるふり試験は冬の季語だと思ふ

「追い込みの時期ですね!」に追い込まれ試験は冬の季語だと思ふ

励ましも焦りもツリーに飾り置く試験は冬の季語だと思ふ

西天のアンドロメダを見上ぐ夜試験は冬の季語だと思ふ

この長きトンネル抜けてサクラサケ試験は冬の季語だと思ふ



昨年まで、この時期、しんどかったです。
毎年、周りに誰かしらの受験生がおりましたので。
自分自身が厳しい受験を経験してない(当時そんなにメジャーでなかった中学受験をしただけで以後は所謂エスカレーター式の苦労知らず^^;)ので、どう寄り添えばいいだろう、と。



頑張れと直に声かけられぬほど頑張っている君よ頑張れ



これは、息子の受験時に詠んだ歌です。
彼は、受験前のひと月くらいしか受験生らしい生活しなかったので(笑)、温かい消化のいい頭に効くもの作ったり、気持ち逆撫でしないように気を配る生活を短期間で済ませてくれた孝行息子でした。
(その分、今、苦労してるようですが。^^;)




冬休み前の定期考査試験、学位授与試験、センター入試、高校入試…
加えて、卒研・卒論も大変な時期ですし、就活はもっとプレッシャーあるかもですよね。。
どうか、体調を整えて、臨まれますように。
陰ながら、応援してますね!



*TOP画像は北野天満宮の牛さん、文中のは長岡天満宮の牛さんです。^^v