歌よみもどきの書

歌詠み「もどき」のあかんたれが吐き出す、短歌になりきれない五七五七七の羅列です。

父の命日

2013-02-22 | 五七五七七

空冴へて梢の新芽を見守りぬ父の墓参あたはぬ命日

うすやみを家路へ向かひふと問ふた わが人生の何章目かと



夕方、峠を超えておらが村にさしかかる頃。
ウルフルズの僕の人生の今は何章目ぐらいだろう(byトータス松本)がかかってまして。
いつもなら、帰宅後の夕食・お風呂・その後の仕事等の段取りをせわしく頭が働くのですが、歯科医での麻酔が覚めないこともあり、どっぷりと歌に感情移入してました。

命日(まで)にお墓行けなかったのは、たぶん初めてです。
しゃーない。
「生きてるモン優先」てことで堪忍してな、おとうさん。m(_ _ )m


001~010 お気に入り

2013-02-22 | 題詠blog 2013

題詠ブログ2013、10首詠めました。^^v
昨年は、お題を消化(不良かも^^;)することだけで精一杯でしたが。
今年は、もう少し楽しめれば、と思ってまして。

10首をひとつの区切りにして、他の参加者の気に入ったり、気になったり、心に残ったお歌を、こちらに引かせていただこうと思います。
あーだ、こーだと言うのは、ナシにいたしまして、私のコレクションです、はい。

*敬称略です。
詠んだ方のブログへご挨拶にお伺いせずにリンク貼らせていただきますが、あしからず。
不具合等ございましたら、コメント欄へお願いいたします。


001:新
新しいケースに変えたあのひとの言葉ばかりが残るiPhone
(こはぎ)


002:甘
行くことと戻ることとが等しくて甘味処のかたすみに春
(魚住蓮奈)


003:各
各々が持って出たのは父さんの大きな声と子芋の煮つけ
(映子)


004:やがて
六月の嘘を固めた虹を売るさみしがりやがてのなるほうへ
(魚住蓮奈)



005:叫
叫んでもいいですか屋上なんてそのためだけにあると習った
(こはぎ)

006:券
この券と恋の予兆を握りしめ改札とほる櫻降る午後
(みずき)



007:別
送別会「またね」と言いし同僚の葬儀に「またね」が無いことを知る
(砂乃)



008:瞬
瞬いた星を見つけてシンとする寒さ、沈黙、わたし、片恋
(希屋の浦)



009:テーブル
テーブルに置きしグラスに日の差せば小さき虹の輝き見せる
(西中眞二郎)


010:賞
皆勤賞なんかいいからこのまんま防波堤までチャリで競争
(西村湯呑)





いつも、自分がエントリーするまでは先のお歌を読なまいようにしてます。
読むとその影響をモロに受ける脆弱なイマジネーションでして。^^;
で、エントリーの際に、似たようなお歌がないかどうかのチェックする程度だったんですね、今まで。
そして、エントリーしたら、次のお題へ…とこなしてしまってました。
他の方のを鑑賞もしないで。。
もったいない!
こうやって、十のお題だけでも、勉強になったり、自分と同じ発想の方がいらっしゃって笑えたりして楽しめるのに。

次の10首も、こうやって楽しみたいものです。
そのためにも、そこそこに進みたいですね。
(実はプチブランク!?)



卒業前

2013-02-20 | 五七五七七

「最後の」と修飾語つく時期の来て卒業せぬ吾(あ)の年度末来(く)




毎年、誰かしら、周りに小6・中3・・・の卒業学年の子がいて、秋頃に「最後の」体育祭・文化祭・・・と始まって、今頃は「最後のテスト」とか言うのが定番の季節です。
気忙しいだけの年度末でなく、少しそんなことを思う時期です。

二月が逃げます。。