歩かない旅人

 彼がなした馬鹿げたこと・・・彼がなさなかった馬鹿げたことが・・・人間の後悔を半分づつ引き受ける。ヴァレリー

波乱にとんだ平成二十八年

2016-12-29 22:42:44 | 産経ニュースから記事を拾う

 

      

  

  平成二十八年は最後まで波乱にとんだ、日本が再び跳躍しようとするかのようなビッグな出来事の山積みです。オバマ大統領の最後の花道を作るとともに、チャイナに対する厳しい牽制をし、相手の目論見を崩さんとしています。

  見事な安倍外交の成果の結集を見るようです。チャイナの意をくんで盛んに難癖をつける、日本のメディアも今年は振り回され自滅への道を突き進んでいるようです。

  沖縄のチャイナ化も失敗しました。チャイナの面目はトランプ、蔡 英文総統との会談で丸潰れになりました。今年はチャイナを抑え込めましたが、まだ諦めず来年も挑戦してくるでしょう。日本の矜持を此処で示して見るのも一興です。

 

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【主張】 2016年12月29日 付
真珠湾での慰霊 平和保つ同盟を確認した

 ■靖国を参拝し「訪問」報告せよ

  「和解の力」に基づく日米同盟の絆の強さを発信した意義は大きい。緊密な同盟こそ地域安定の礎となるものだ。その抑止力を一層高めていくことが重要である。

  日米戦争発端の地となったハワイ・真珠湾で、安倍晋三首相と米国のオバマ大統領が肩を並べ、戦争で亡くなった人々を慰めたことを素直に喜びたい。

  米ハワイ・真珠湾で演説する安倍首相。奥はオバマ米大統領=27日午後0時16分(代表撮影)

米ハワイ・真珠湾で演説する安倍首相。奥はオバマ米大統領=27日午後0時16分(代表撮影)


  日米それぞれの国の戦没者、および戦災で亡くなった人々に対し、敬意と哀悼の誠をささげたのである。

 《対中国の抑止力を築け》

 

   75年前の真珠湾攻撃以来、両国の首脳がそろってこの地を訪れたのは初めてのことだ。

  安倍、オバマ両氏は不戦の誓いと日米和解の意義を強調し、アジア太平洋地域と世界の平和と発展のためという同盟の役割を再確認した。

  この地域における最大の不安要因は、軍事的に台頭した中国の脅威である。慰霊に先立つ首脳会談で、中国の空母が西太平洋へ初めて進出したことが話題となり、その動向を注視すべきだとの認識で一致した点にも象徴される。

  会談では、南シナ海や東シナ海における中国の行動を念頭に、太平洋とインド洋を「自由で開かれた海域」として維持するためのインド、オーストラリアとの協力を申し合わせた。北朝鮮の核・弾道ミサイル開発問題で連携していくことも確認した。

  今後、具体策を講じるのは、安倍首相と来年1月に就任するトランプ次期大統領の役割となる。日米の協力を継続、強化していかねばならない。

  オバマ大統領は演説で、日米同盟について「新たな世界大戦を防ぎ、国際秩序の強化に貢献している」と評価した。同盟が揺らぐことがあれば、大規模な戦争に発展する危機を招来しかねない、ということである。

  真珠湾で演説を行うオバマ米大統領=27日午後0時18分、米ハワイ州・オアフ島(代表撮影)

 真珠湾で演説を行うオバマ米大統領=27日午後0時18分、米ハワイ州・オアフ島(代表撮影)


  安倍首相は、戦争の惨禍を二度と繰り返してはならないとの「不動の方針」を強調した。同盟を強めるのは、戦争を回避することそのものであるといえよう。

  安保関連法や防衛力の整備は、日米同盟と自衛隊を充実させ、戦争を抑止する。平和への道としての努力であることを、内外に説明していく必要がある。

  それは、首相が語った「世界を覆う幾多の困難に立ち向かう希望の同盟」の実現に不可欠だ。

 

  今回の真珠湾訪問とオバマ大統領の広島訪問は連動するものではない。これら2つの訪問によって日米が初めて和解したわけではない点を指摘しておきたい。

  両国は、とうに和解している。法の支配や民主主義などの基本的な価値観を共有してきた。

  首相の演説に直接的な謝罪がなかったとして、問題視するのもおかしい。「謝罪ではなく慰霊のため」の訪問だからだ。菅義偉官房長官が「米国と協力し、世界の平和と安定に貢献していくことを伝えた」と、その意義を語ったのは妥当な判断だ。

  《「寛容」が「憎悪」に勝る》

   成熟した関係にある両国は、憎悪ではなく寛容の心を持つ。だからこそ、広島でもハワイでも相手に謝罪を求めなかった。

  

  そもそも、戦争をめぐる日米の歴史観は重なり合わない。真珠湾攻撃にしても、米国は「屈辱の日」と位置づけてきた。日本にとっては、自存自衛のため大きな戦果を挙げた戦いだ。

  思想の自由や言論の自由がある民主主義の国同士として、当然である。欧米のメディアも、今回の真珠湾訪問をおおむね好意的に報じている。

  演説を終え、真珠湾攻撃を生き延びた元米兵を抱きしめる安倍首相=27日、米ハワイ・真珠湾(代表撮影・共同)

 演説を終え、真珠湾攻撃を生き延びた元米兵を抱きしめる安倍首相=27日、米ハワイ・真珠湾(代表撮影・共同)


  これに対し、中国外務省の報道官は「侵略の歴史を深く反省すべきだ」と日本の謝罪を求めた。自国の歴史認識を言い張り、謝罪せよと求めてやまない。

  

   中国の江沢民国家主席(当時)は1997年の訪米時、わざわざハワイに立ち寄り真珠湾で献花をした。日本を米中共通の敵と印象付けようとしたからだ。

  力による現状変更をねらう中国にとり、日米同盟は大きな障害物となる。今後も歴史問題を用いて日米分断を図ってくることに備える必要がある。

  ここで安倍首相には、靖国神社参拝の再開を改めて求めたい。吉田茂首相(当時)はまだ占領中の昭和26年10月、サンフランシスコ平和条約締結を戦没者に報告するため靖国を参拝した。真珠湾訪問も十分報告に値しよう。

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  同日付きの『産経抄』も付け加えておきます。

 【産経抄】
世界のためにやりましょう 12月29日

  幕末に暗殺された坂本龍馬の子孫断絶を朝廷は惜しんだ。養子となった姉、千鶴の子、直(なお)には驚くべき言い伝えが残る。

 ▼父親の法要に、「龍馬を斬った男」とされる今井信郎(のぶお)を招いたというのだ。今井は殺される覚悟で出席する。ところが、直は歓待して語った。

「過去のことは忘れてこれから新しい日本の為にともにやりませう、私はあなたにお目にかゝれてほんとうにうれしい」(『日本人の叡智』磯田道史(みちふみ)著)。

 ▼米ハワイの真珠湾にあるアリゾナ記念館は、75年前の日本軍による奇襲攻撃で沈んだ戦艦の上に建てられている。安倍晋三首相とオバマ大統領は慰霊の場を訪れ、攻撃で亡くなった人々に献花して、黙祷(もくとう)をささげた。

  

  首相はその後の演説で、かつて激しく戦った相手に米国民が示した「寛容の心」に感謝を示し、「和解の力」を強調した。

 ▼大統領は首相が「希望の同盟」と呼ぶ日米同盟について、さらにこう述べた。「新たな世界大戦を防ぎ、国際秩序の強化に貢献している」。

  両首脳は、「過去のことを忘れて」いるわけではない。それを乗り越えて、世界の発展のために「ともにやりましょう」と改めて誓い合った。

 ▼中国の空母の西太平洋進出について昨日のコラムで、トランプ新政権への牽制(けんせい)が目的、と書いた。むしろ、日米両国が確認した同盟の揺るぎなさに対する、いら立ちの表れかもしれない。

 24日、航行する中国の空母「遼寧」(共同)

  24日、航行する中国の空母「遼寧」(共同)


  中国外務省の報道官は、首相の真珠湾訪問を「パフォーマンス」と切り捨てた。

 ▼それに呼応するように、日本の市民団体も批判の声を上げる。「今さら米国との和解を演出しても、アジア侵略の事実は消せない」。日本の謝罪を奇貨として、さらなる歴史戦を仕掛けてくる国と、どのような和解が可能だというのか。

 

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   早速、ハワイ真珠湾から帰った、稲田朋美防衛大臣が、靖国神社に報告に出かけました。すかさず、朝日新聞が韓国やチャイナをけしかけるような記事を書きましたが、チャイナや韓国はそれどころではありません。バカな日本の反日メディアは懲りていません。

  参拝を終え、報道陣の質問に答える稲田朋美防衛相=29日午前、東京都千代田区(福島範和撮影)

 

参拝を終え、報道陣の質問に答える稲田朋美防衛相=29日午前、東京都千代田区(福島範和撮影)

 

 相手の出方など気にせず、信念に基づいて靖国参拝を果たした稲田防衛相は、優れた政治センスを持った、頼もしき安倍晋三氏の後継者たる資格を得ました。

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