遥か彼方へ

行きかう年は旅人なり
いずれの年よりか、片雲の風に誘われ漂泊の思いやまず
我、前だけを見据え最期まで走らむ

花の坪山に登る 後編

2024年04月13日 | 山旅

4月10日(水)

▲ 坪山の頂上には、いつものように1時間ほど滞在。

 

 

▲ 頂上にもヒカゲツツジがあったが。

ここのは、花びらの先の色が・・

 

 

▲ 薄赤くなっている。

新種かも (笑)。

 

ではボチボチ下山しよう。

▲ あそこに、今年も・・

 

 

▲ 富士山が綺麗に見えた。♬

 

 

 

▲ 下山は、基本的に稜線づたいで、下ったり少し上ったりの繰り返し。

ここは、かなり麓に近づいてきて傾斜のゆるい平地が続く。

 

して、今回もここに

▲ 『ムンクの叫び』みたいな木に

 

 

▲ おいッ、今は何を叫んでいるんだ?

 

 

 

ホンモノの「叫び」@ムンク美術館・オスロ

今年ほど、世界各地で「叫び」に溢れていることはない。それなりに耳をふさいでなければ、生きていけないほどだ。

 

 

▲ この辺りに、ヒトリシズカがあったはずだが・・

伐採した木の枝で隠れてしまったようだ。

 

 

▲ スミレは、やはり同じところに有った。

 

 

▲ びりゅう館の横まで下りてきた。

 

 

▲ Harmonyには寄らずに、横目で見ながら対岸の山の方へ進む。

 

 

▲ 丸山登山口

今年は横の丸山にも登ってみる。

実際はこの登山口が見つからず、30分以上付近を行ったり来たりしていた。通りすがりの地場の方に教えてもらって、やっと。

 

 

▲ 丘のような所を登っていく

 

 

▲ 頂上だ。

小さな社があった。

あの地場の方が言うには、昔はクリスマス時にこの丘にイルミネーションをしたのだとか。

 

 

▲ 西原の集落を見下ろす。

 

 

▲ 駐車場・Harmony が見える。

 

 

▲ 後ろを振り返ると、朝から周回してきた山並みが見える。

 

 

▲ ピンクのサクラ

 

 

▲ ホワイトのサクラ

 

さあ、下りよう。

▲ 白い樹が一本。

 

 

▲ 見たことも無い、きえいな花が咲いていた。

 

 

 

▲ スイセンの斜面

 

 

▲ ここのスイセンは大きい。

 

 

▲ 戻ったよ。14:06PM

 

いつものように、フレンチローストを淹れて、休憩。

 

今日の活動記録:

 

総山行時間は、朝8時発14時着で6時間ほど。十分なのでは。

中央の凸は坪山で、右端の凸は丸山での経過を示す。

 

30画像では:

▲ 左下から反時計回りで周回した。

坪山に登る右尾根コースに花は集中している。坪山頂上から左へ下るコースでは、ミツバツツジが少し見られたが、花はほとんど無し。テクテク歩くだけ。

そろそろ、コース自体再考の余地があるかなあ。

 

出発!!

30分ほど走って、上野原市から小菅村へ移動。

 

▲ 小菅の湯 に到着。

道の駅・こすげ(小菅)に併設している。

いつもの順路でして。ここは温泉が有ってナイス。

 

 

 

4月11日(木)

 

▲ 道の駅・こすげ小菅 での朝。 

 

 

▲ 三種のデニッシュ

バター、メープルキャラメル、チョコ ど・れ・にしようかな。

コストコでデニッシュを買ったのが大量にあるので(笑)、持ってきた。

 

道の駅が開く9時前に、出発。

 

▲ 東京都・奥多摩湖の脇に沿って走る。

年度末の道路工事も影を潜めて、スイスイと走れて快適。

午前11時ごろに無事帰宅。

 

花山小旅 2泊3日 :総走行距離138km

 


花の坪山に登る 前編

2024年04月11日 | 山旅

4月10日(水)

 

▲ びりゅう館の第二駐車場を、朝8時に出発。

10台ほどのクルマが既に集まって、出発している。

これだけ登山者が先行すれば、目撃情報(3月27日)のあった熊も逃げていくだろう(笑)。

行くぞ!

 

 

▲ 橋を渡って、西ルート・花コースを往く。

 

 

▲ 針葉樹林の「木橋」の下は、白い川床に清流が流れる。びりゅう館の美流だ。

 

 

 

▲ 尾根道を上り始めて、まもなく

あった、あった。

先行夫婦の方も立ち止まって、カメラにおさめる。

 

▲ 最初の花は、ミツバツツジ。

ボクには、今年お初のミツバツツジだ。

 

 

▲ あざやかなピンク色で、迎えてくれた。

これからの花山旅でも、何度も出会う花だから、これ以上は割愛させてもらおう。

 

 

▲ 「これから先 岩うちわ群生」の標識が

今日この山での2大スターのひとつ、イワウチワだぞ。

 

そして、直ぐに

▲ 出てきました

 

 

▲ イワウチワ ちゃん

岩場を好む。

 

▲ 小さな白い花

始めは1輪、1輪、見落としそうになるほど分かれて姿を見せる。

 

 

▲ 上にいくほどに、少しかたまって、ポツポツと。

 

 

▲ 白い団扇(うちわ)を広げる。

これは、ピンクがかっている。

 

▲ ウチワを、ひらひらとさせて、

登山者を楽しませてくれた。

 

 

次は

▲ 「ヒカゲツツジ 群生」

花の楽園「坪山」の代表、ヒカゲツツジだ。

 

 

▲ 出たあ!!

淡い黄緑の花色が美しい、ヒカゲツツジだ。

 

 

▲ いっぱい花を咲かせる。

 

 

▲ おおう、いいのおう。

 

 

▲ ここ、あそこに。

 

 

▲ 雄しべは10本だが、そのうちの数本が長い。

まるで若い女性のまつ毛エクステみたいに、長く蠱惑的(こわく)に伸ばす。

 

 

▲ あそこにも、ヒカゲツツジの樹が。

ヒカゲ といっても、必ずしも日陰だけに咲くわけではない。

 

 

▲ 陽を浴びて、クリーム色を輝かせる。

 

 

 

登山道の踊り場に来た。そこに花の案内板がある。

▲ ヒカゲツツジ、ミツバツツジ、イワウチワ うん、見たよ。

イワカガミは・・まだ早い。ヒトリシズカは、下山口にあったが今年もあるかな。

アセビは・・これから、わんさか出てきた。

 

 

▲ アセビ 馬酔木 だ。

 

 

▲ ベル状の花を、わんさか付ける。

 

 

▲ 白い葡萄みたいだ。

ふさふさと集まって、きれいだね。

このあと、頂上にもいっぱい咲いていた。

 

 

▲ 花の尾根はだんだん急登になってくる。

 

 

▲ 尾根上部に、再度ヒカゲツツジの群生が出てくる。

 

 

▲ ほら、長いエクステで魅惑する。

 

 

▲ キレイでしょ、わたしたち。

 

 

▲ よーく、見てね。

 

 

▲ 見てよ

うん、うん、

充分、今年も堪能したよ。

 

 

▲ さらに登って

もうすぐ、頂上に出るはずだ。

 

 

▲ 今度は「岩かがみ」の標識が

 

数年前に、初めてきたとき、時期がおそくてヒカゲツツジは終わっていたが

▲ 山稜に沿って、イワカガミの群生↑ が這いあがっていた。

あれほどのイワカガミの群生は、その後見ていない。

 

オッ、やっと出た。

頂上だ。

▲ 坪山 頂上。1102.7m。 10:22AM

「坪」と例えられる小さな山頂だ。

 

 

▲ ちと早いが、ランチにしようぜ。

 

 

▲ ホット珈琲でカンパーイ。

奥多摩三山の最高峰三頭山や飛龍山、雲取山などの山並みが雄大・・とパンフに書いてあるが、どれがどれやら(笑)。

 

後編に続く

 

 

 


花の坪山の前日は~羽置の里・びりゅう館で

2024年04月09日 | 山旅

 

4月9日(火)

 

▲ 雨が降りしきる午前中、その雨をついて中央道を走って、今年もやってきたよ。

びりゅう館の第二駐車場に停める。

12時半ごろで、雨は止んだ。

 

 

▲ 駐車場の一段上に、羽置の里・びりゅう館がある。

「羽置」とは「鶴が羽を休めた」という伝説から。「びりゅう」は美流の川から。

知らなんだ。パンフに書いてあったので(笑)。

 

 

▲ びりゅう館の入り口。

 

 

▲ メニュー

「小鉢ぎっしり」「坪山よくばりセット」1650円 がいい。

昨年もコレだった。

 

 

▲ お客さんは、男女一組だけ。

特別雨警報とやらが出ているのに、やまんなかに、わざわざ来ないよな。

 

 

▲ はい、よくばりセット。

蕎麦も田舎米もということで。天ぷらの山菜は、フキノトウとコゴミ。

気が付いた。これ精進料理だ。タンパク質がない(笑)。

 

精算の時、受付のおばちゃんに聞かれた。

「あのキャンピングカーの方ですか。今年も来たヨと話していたんですよ」

「あはは、そうだよ。今年も、ここの蕎麦が食べたくて来たんだよ」

他にもいろいろ話しをしていたが(なんせ客はオレひとりなので)

ボクが「去年の秋に下の上野原の民家に熊が出たよね。今年はどうなの?」

ええつつ!! この登山口で熊を見かけたって!?

 

「でも、もう登山者が多くなりましたから大丈夫ですよ。熊の方が逃げて行きますよ。熊ベルもお持ちなんでしょ?」

 

 皆さんと一緒にでかけよう。

 一人離れたとこで、マーキングするのは避けよう。

 

▲ 水車

ここで、そば粉を挽いている。

 

 

▲ コットン、コットン ♬

夜中に聞こえてくるんだよな。

 

 

▲ 今年も色鮮やかに咲いている。

 

 

 

▲ 雨滴したたる桃の花。

オマエは、なんて綺麗なんだ。

 

 

▲ クルマに戻る。

今晩は戸締りをちゃんとしておかなくては。熊が戸を叩いても。開けないでおこう。

 

 

今年も、オレンジ色のルートを反時計回りで登る。

 

 

 

▲ 明日の天気は、バッチリだ。

 

 

▲ 昼は精進料理だったので

夜は牛モツ鍋で精力をつけて、明日はがんばるぞ。

 

 

 


きょうは花の日

2024年04月08日 | 日々の思い

 

4月7日(土)

ようやく晴れの日になった。

よしっ、花パトロールだ。

先ずは、お茶畑散歩コースへ。

▲ 小学校の、桜は、ウン満開になっている。

年初に、バッサバッサと剪定を入れていたから、寂しい枝ぶりになってしまったが。

ここは小学校で、安全が第一だからしょうがない。

 

▲ 明日の月曜日が、入学式&始業式だ。

こんなグッドタイミングは、そうないよ。

 

 

▲ 今年もスノーフレークが咲いている。

英語のSnowflake は、雪の小片。

 

▲ 学名はLeucojum 、ラテン語で「白いスミレ」だとよ。なるほどね。

ボクは、コーンフレーク・・じゃなかった、スノーフレークのほうが好きだな。

 

 

▲ 芝桜

秩父の名所、羊山公園に久しく行ってないな。

 

 

▲ アップして。びっしりで綺麗だね。

 

 

▲ 白い花

 

 

 

▲ 梨園は

花が咲いてきたぞ。

 

 

▲ 梨の花。これも、かわゆいのう。

ここの梨には、彩玉の名札が付いていた。

埼玉生まれの、埼玉育ち! の梨のようだ。

イチゴは、あまりんね。

 

 

▲ お茶畑でのサクラの標本木。

手前が、ソメイヨシノ。ほぼ満開。

その後方に、河津桜。終了

 

~・~・~・~

お茶畑パトロールを終えたあと、そのまま雑木林コースへ。

寒い時期は、陽の差すお茶畑、暑くなれば日陰のある雑木林と使い分ける。

 

▲ 入口にはスイセンが。

 

 

▲ ここは武蔵野台地と呼ばれるところ。水田に向かず、畑一反に林一反を基準として荒れ地にコナラ、クヌギの雑木林を植えた。その名残があちこちにまだ残されている。

ここもその一つ。

 

奥に進むと、開けた蕎麦畑に。

▲ 蕎麦畑の周りは、コの字型に桜の樹が植えられている。

おおッ、咲いている、咲いている。

 

▲ 普段は見ない、家族連れ。

桜を見にきたのだろう。

 

 

▲ ソメイヨシノと枝垂桜が混在している。

 

 

▲ ピンクの濃い枝垂桜が

 

 

▲ やはり、映えがいいのはしょうがない。

 

 

▲ コの字の向こう側にも、サクラ並木が。

 

 

 

▲ ここを左に曲がって、向こう側へ行く。

 

 

▲ 向こう側に回って、今度は来た反対側を見る。

 

 

 

▲ 反対側

気づかれた方がいるかもしれないが、当ブログの巻頭シーンは、向こう側の桜並木を昨年に切り撮ったもの。

 

 

▲ 遊歩するかた。

 

 

 

▲ ここは、高齢者がよくウオーキングしている。

が、桜をわざわざ見に来る人は・・先のご家族は例外で、ほぼいない(笑)。

 

 

▲ どっこらしょ。

ちょっと休憩のお二人。

 

 

▲ 有名どころの混雑とは無縁の、近所の桜並木。

また、来シーズンね。

 

~・~・~・~

 

いったん、自宅に戻って、昼食。

 

▲ 庭の河津桜。

もう青い葉ばかりに。枝も伸びてきて、来年はもっと大きく華麗に咲いてくれるだろう。

 

 

チューリップが、球根を入れておくだけで時期が来たら

▲ スクスクと

 

 

▲ 華麗に咲いてくれる。

すごいねえ。

 

 

~・~・~・~

 

昼食後、家内の希望で、瑞穂のジョイフル本田へ出かける。

 

▲ この巨大ホームセンターに来るのは、久しぶりだ。

天気が良くなって、ガーデニング、DIY をやり始めるとしょっちゅう来ることになるのだが。

 

 

▲ 家内は花を買って、僕はウッドデッキ材を買って。

同じようなニーズの方で、混んでいた。

 

~・~・~・~

 

帰り途上で、おなじく瑞穂町の「さやま花多来里(かたくり)の郷」に寄る。狭山丘陵の一角だが、初めての所。

この前の「耕心館」と同じく「晴れた休日は自転車に乗って」のakio さん記事の真似をしたもの。

 

▲ 入口

 

 

 

▲ 案内図

 

そう、カタクリの丘なのだ。

▲ 緩い斜面に、カタクリの花が広がる。

 

 

▲ 密度も濃い。

 

 

 

▲ 相変わらずの優美なフォルムで。

 

 

 

▲ 思い思いに咲いている。

先日は、栃木の三毳山(みかもやま)までカタクリを見に行ったが・・

カタクリだけなら、もう地元のここでいいんじゃないの。

 

 

▲ 来年、またくるよ。

 

 

 


佐野の三毳山公園へ~カタクリの花

2024年04月05日 | 山旅

4月2日(火)

 

▲ 道の駅・芳賀での朝

まごうことなく晴れ。う~む、もう一回、焼け森山ミツマタに戻ろうか (笑)。

ミツマタに固執するなら、連チャンで桐生の屋敷山群生地に行く手もあるが。いや、いや、もうそういう無理になることはしないほうがいい。年寄りだという自覚が必要だ。屋敷山は来年ね。

 

▲ 簡単に朝食を済ませる。チーズポテトパン。

 

地道を1時間半ほど走って、

▲ 佐野の三毳山公園へ。ここのPは8時半に開場だ。9時半に到着。

もうクルマがズラッと。

 

▲ この花の公園では、四季折々の花を楽しめる。

と言っても、過去2回とも今のシーズンにしか来たことがないが。

 

 

▲ そう、ここは何たって、カタクリの花で有名だ。

いざ、かたくりの園へ。

 

▲ 階段山道を上って行く。

 

 

▲ おつかれさま、着きました。

 

 

▲ 斜面にカタクリの花が咲き誇る・・・?

いや、ピークは過ぎているので。分かってはいたが、今シーズンはまだカタクリを見てないので。これを見なければ春の花シーズンは始まらない。

 

で、一気にカタクリの花をお見せしましょうぞ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

このあとは、一応高いところまで昇らないと気が済まないので

さらに、階段をグネグネと上がっていった。これは、息が切れるのだが、まだ登れる喜びにむせびながら (笑)。

 

▲ 中岳という中央の一番高いところまで。

 

上がったら、一応満足して、また下りるだけでして。

 

▲ 下山途中で、また別のスポットでカタクリを見て。

 

 

▲ この上にユラユラと花びらを立てて開くのが、春の妖精としての、一番正統の開き方か。

 

 

▲ これはセツブンソウだと、周りの人が言っていた。

追記:gabaosan のご指摘どおりこれは二輪草だ。

 

 

▲ しかし、真ん中の雄しべ雌しべの色が艶やかでない。

もうピークを過ぎたからだろうか。

ま、セツブンソウは秩父の節分草園でしっかり愛でたから、いいや。

追記:はい、これもやはり二輪草で(笑)。

 

▲ これは・・

 

 

▲ スミレだろう (笑)。

 

最初スタートの地点まで降りてきて、

▲ 今度は、左手の「野草の園」に行こう。

 

 

▲ 雪割草

 

 

▲ これも雪割草。雪割草は色にバラエティーがある。

はい、去年は新潟・角田山で見たよね。

 

 

▲ これは、カンバンによれば、アズマイチゲ。

 

 

▲ しかし、セツブンソウ ニリンソウに似ているな。

 

 

▲ 池と三毳山

のどかだねえ・・

 

 

▲ この艶やかな花は・・桃の花なのかな

いつも、梅、桃、桜の花の区別が混乱するのだが (笑)。

 

 

▲ この花のすばらしさは

ピンクと白の花弁が混在していること。こんなのアリかよ。(と思っていたら近所の家にも有ったので、そういう種なのだろう)

 

 

▲ 池の側には、河津桜がそのピークを終えて。春の先鞭をつけてくれて、ありがとうね。ご苦労様でした。

 

 

3Dでは

▲ 三毳山の全景と歩行跡

 

 

このあと、三毳山の反対側のふもとにある道の駅・みかも、へ移動して

 

▲ 佐野ラーメンを

あっさりした味で、旨いねえ。

 

帰りは、高速に乗らずに、地道を走り続けて午後3時頃に無事自宅へ。

 

2泊3日・花の山旅: 総走行距離309km