感性のままに。

平凡な主婦の独り言です。

相撲について思うこと

2010-02-03 21:02:24 | 日記
最近の話題は、民主党の小沢さんと相撲界の話ばかり。

特に相撲界の話題は毎日ワイドショーを賑わしている。

新理事に当選した貴乃花親方と暴行事件の朝青龍の二大ニュース。

私は物凄い相撲ファンではないけれど、好きなスポーツの方だ。

特に興味を持ったのが、あの「若貴」の頃。

まだ中学を卒業したばかりの兄弟が、二子山部屋に入門すると言う健気な姿が胸を打った。

私は、人間性は兎も角として、力士としての貴乃花が好きだった。
相撲道だけにまい進するストイックな姿勢。

特に、貴乃花の土俵入りが大好き。
片足をピーンと高く上げてシコを踏む、あの姿は惚れ惚れする程美しかった。

相撲の取り方も、力任せに突っ張ったり押し出したりするのではなく、マワシを取って寄ることが多かった気がする。
これぞ、横綱相撲と言う風格と品格が備わっていて。

何より、その立ち振る舞いが横綱として美しかった。

一番印象に残っているのは、膝を脱臼しての武蔵丸との優勝決定戦。
覚えていらっしゃる方も多いのではないだろうか?

膝を怪我していたにも関わらず、渾身の力で武蔵丸を破った後のあの形相。
まさに「仁王」のようだった。

土俵外では色々な話題を振りまいていたが、口下手な貴乃花はその相撲への姿勢で全てを表していたように思う。

その貴乃花が新理事に当選して、今日のテレビで大鵬と言う後ろ盾があって、今回理事選に立候補したということを知った。

父親の二子山親方が亡くなった今、貴乃花は昭和の大横綱「大鵬」に相談しているのだろう。
若い親方の改革グループだけで話しているのではなく、その後ろには大鵬がいたということに、なるほどと言う思いがした。

貴乃花は、人間的にはどうなのかわからないが、確かに相撲を心から愛していると言うことはわかる。
口下手で誤解を招くことが多いのが心配だけど、このまま誰かに潰されてしまわないように。

朝青龍の件も、このままうやむやになってしまうのではないかと心配だけど、貴乃花に横綱としての品格を指導してもらってほしいくらいだ。

それより、日本人の強い力士が早く現れることを願いたい。

でも、貴乃花のように相撲を心底愛して止まない日本人の若者なんて、今の時代にはいないんだろうな。