感性のままに。

平凡な主婦の独り言です。

「こんなところに来とうはなかった」で有名な。

2009-09-21 15:48:37 | 日記
シルバーウィークで私は5連休ですが、夫は今日でお休み終わり、次男は土日と模試と、それぞれだったので家族で遠出なんてできません。

子供も大きくなると、親と行動することもなくなるのですが、昨日は久しぶりに長男を連れて家族3人でお出かけしました。

受験の終わった長男は、精神的にも余裕ができたのでしょう。

模試の次男のことは置いといて・・・・。

さぁて、どこに行きましょう?

日帰りで近場の「雲洞庵」に行くことに。

「雲洞庵」とは、新潟県南魚沼市にある1300年前に建てられたと言う古いお寺で、大河ドラマ「天地人」の直江兼続が幼少期を過ごした所として有名になりました。

兼続(与六)が子供の頃ここに連れて来られた時に、「わしは、こんなところに来とうはなかった。」と言った、その場所です。

1時間程車を走らせて着いたんですが、行ってみてびっくり!

付近の道路に沢山の車が路上駐車してありました。
しかも、県外ナンバーばっかり!

恐るべし、大河ドラマの力・・・・・。

南魚沼と言えば言わずと知れた「魚沼産コシヒカリ」の里。
周りは黄金色の稲刈り前の田んぼだらけ。
そして、後は山。

そんなの~んびりとした所に、ココだけは人口密度が高い状態。

入館料一人300円を払って、境内へ。

敷地も結構広く、大きな杉も沢山あって、いかにも由緒正しいお寺と言った感じ。

赤門と言われる門です。両側に目の大きい仁王様が睨んでいます。



赤門から本堂に続く石畳。石畳の下に法華経を一石一字ずつしるし、その経石を敷きつめたと言われています。



本堂に入る前には、こんな石仏がお出迎え。苔むしたお姿は、いかにも歴史を感じます。



本堂の建物です。窓の形が特徴的ですね。



子供の頃の兼続が上杉景勝と共に学問を学んだ部屋です。折角なのにブレてしまいました。



本堂の欄間です。豪快で力強い彫刻でした。これまた、ブレてしまって勿体ない!



写真にはないですが、至る所に仏像や仏具が置いてあり、思ったよりも見ごたえがありました。
小さいですが、宝物館もあり、上杉謙信のかぶっていた頭巾なんかもあって。

その他、本堂の中に「長生きの水」が沸いていて、飲めるようになっていたのも興味深かったです。
勿論「長生き」と聞いて、飲まないわけにいきません!

また、全ての解説が毛筆の手書きになっていて、趣がありました。

お土産に、次男に学業成就のお守りと義姉に癌封じのお守りと母に兼続ロウソクを買いました。

新潟県にこんなに由緒正しく歴史のある名刹があるなんて、灯台下暗しでした。

お昼ご飯を食べた後、長男が滝のあるような渓谷に行きたいと言うので、近くの五十沢キャンプ場方面へ。

キャンプ場から更に山を登り、裏巻機渓谷を目指し車を止めて歩きました。

そんな山道を歩くことは考えていなくてかなりの軽装だったため、ズンズン進んでいく夫と長男について行くのに苦労しました。

今にも蛇や熊やスズメバチが出てきそうな山道!
そして、下は崖・・・・・。

歩くこと数十分、やっと目的の滝にー!

多分「魚止滝」だと思います。小さく見える人は夫と長男です。



近くで見ると。



ここからもう一つの滝を目指しましたが、行けども行けども、水の音が近くなる気配がなかったので、「もう引き返そうよ~」と言う私の悲痛な意見を聞いてもらい、今回はココで撤退。

今度はバッチリ装備して、熊対策・スズメバチ対策もして、リベンジしたいですね。

キット、紅葉の時期には最高でしょう。

でも、マイナスイオンもたっぷり浴び、歴史にも触れられて、有意義ないい1日でした。