前回までは、
悪魔と化してしまったジン(名前:イブリース)について
書いてみました。
今回は、アダムのその後の生活を見ていきたいと思います。
アダムがいる場所は、天国です。
天国と言えば、たくさんの天使達がいる場所です。
アダムは人間でありながら、天国で天使達の隣人となったのです。
天使達が隣近所に住んでいるというのは、一体どんな感じなのでしょう。
きっと、かなり気が楽なのではないかなあと思います。
何しろ夜中に変な音を出したりしないでしょうし、こちらの足音がうるさいとかって、
怒鳴り込んでくることはまずないでしょうからねえ。
そんな素晴らしいご近所さんには、菓子詰めの一つでも持って挨拶に伺うのが礼儀でありますが、
アダムはどうしたのか。
彼が天使達とどう関わっていったのかを、じっくりと見ていきましょう。
預言者さん(平安あれ)によると、
神様は、アダムに天使達に挨拶をしに行きなさいとおっしゃったそうです。
「あの天使の一団の所へ行って、彼らに挨拶をしてきなさい。
そして彼らの返事を聞くのです。
なぜならそれが、あなたとあなたの子孫の挨拶になるであろうから。」
と、おっしゃったそうです。
アダムは言われた通り、天使達のところへ行ってこのように言いました。
「アッサラームアレイクム」
それに対し、天使達はこう返事をしました。
「ワレイクムアッサラーム ワラフマトーラ」
現在でもこの挨拶は、アラブ圏だけでなく、アジアやアメリカ、ヨーロッパ、中南米などなど、
地球上のどこであろうと、イスラム教徒はこの挨拶をしながら暮らしています。
神様が、「後日あなたとあなたの子孫の挨拶になる」と言われた通りです。
預言者さん(平安あれ)は、この挨拶についてたくさんのお言葉を残しています。
その幾つかをご紹介したいと思います。
まず一つ目。
イスラム教において、一番良い行いとは何かという質問に対し、預言者さんは
「食べ物を与えること。
そして知人であろうとそうでなかろうと、全ての人に挨拶をすることである。」
とおっしゃいました。
続いて、
預言者さん(平安あれ)は、こんなこともおっしゃいましたよ。
「神に誓って言う。あなた方は信じるまで、天国へ入ることはないであろう。
そしてお互いのことを愛するまで、信じることはないであろう。
では、どのようにすればお互いを愛することができるのか教えよう。
それは、あなた方の間で平和の挨拶を広めることだ。」
最後に
「人々よ。平安の挨拶をしあいなさい。そして人に食べ物を提供するのです。
親類同士の絆を強めなさい。
そして人々が寝ている間に礼拝をしなさい。
そうすれば、平安の中、天国へ入ることができるであろう。」
預言者さんは他にも、アダムが天使達にしたこの挨拶に関し、たくさんのことをおっしゃいました。
それだけこの挨拶が重要であるということです。
何しろ、この挨拶の意味するところがスゴすぎなのです。
預言者さん(平安あれ)も”平和の挨拶”と呼んだように、ズバリ
「あなた方に平安がありますように。」
これがアダムが天使達に言った挨拶の意味であります。
これって、本当にすごい挨拶だと思いませんか。
目の前にいる人が平和で、平安で、ハッピーでいることを願っているのですから。
そして、その挨拶に対する返事が、これまたすごい。
「あなたの上にも平安と神からの御慈悲がありますように。」
天使達がアダムに返した挨拶ですね。
泣かせるではないですか。
お互いがお互いの平和と幸せとそして、神様からのご慈悲を願い合うだなんて。
最近は、人の幸せを願うことはとても素晴らしいことで、
そういうことをしていると、次第に自分にも幸せがやってくるということを言う人が多くなってきました。
これは、かなり正しい考え方だと思います。
イスラム教でも、1500年近く前から、人の為に祈ることはとてつもなく善い行いであると教えています。
何しろ、私達が誰かの為に祈ると、そのすぐそばで天使達が
「あなたにも同じことがありますように。」と祈ってくれるというのですから。
自分の子供の幸せを願えば、天使は「あなたも幸せになりますように。」と神様に祈ってくれる。
自分の親が健康でいつまでも元気いっぱいでありますようにと祈れば、天使は
「あなたもいつまでも健康で、元気いっぱいでありますように。」と祈ってくれる。
有難いですよね。
天使というのは、全く罪を犯さないピュアな存在でありますから、彼らのお祈りというのは受け入れてもらいやすいのです。
反対に、私達人間というのは、どうしても意図的、または知らず知らずのうちになんだかんだと罪を犯してしまう存在です。
そういった罪というものが、私達の祈りと神様との間のバリアになってしまうことがあります。
ですから、罪が皆無の天使達に祈ってもらった方が願いが叶いやすくなるのは当たり前。
そしてそんな天使たちに祈ってもらいたかったら、他人の為に祈るというのが一番簡単な方法なのです。
毎日、毎日、目の前にいる人の平安を祈る。
その結果、自分にも平安が訪れるというのですから、本当にありがたい。
素晴らしい事ではあります。
こんなすごい挨拶は、世界中探してもそうはないでしょう。
神様が私達に下さった大切な挨拶です。
いっぱい使って広めていきたいものですね。
今日もお付き合いいただきましてありがとうございました。
みなさまに神様からの祝福がたくさんありますように!
アマゾンから電子書籍発売中!
『神様に一番近い人の頭の中身」
https://amzn.to/3rRmJlU
生きる気力を失っていた樹里の前に現れたのは、
サウジアラビアからの研修生、アハメッド。
アハメッドと同じ職場で働くうちに、樹里は今までとは
全く違う考え方というのがあることを知る。
幸せとは、
成功とは、
お金とは、
そして、イスラム教とは?
人生というものを、今までと違った見方で見られるようになった樹里は、
一歩を踏み出せるようになるのでしょうか。
「イスラム的現世の歩き方」
http://www.amazon.co.jp/dp/B01HQB2VPW/
イスラム的な人生の処世術!
あなたは何のために生まれ、何をして生きていけばいいのでしょう。
人生の目的は?
せっかく生まれてきたのです。
神様に守られた平和な現世を歩きたくはありませんか。
そして来世では、天国に入って
”永遠に” ”幸せ” に暮らしたくはありませんか。
方法はとてもシンプルです。
今まで知らなかったイスラム教に出会える本です。
悪魔と化してしまったジン(名前:イブリース)について
書いてみました。
今回は、アダムのその後の生活を見ていきたいと思います。
アダムがいる場所は、天国です。
天国と言えば、たくさんの天使達がいる場所です。
アダムは人間でありながら、天国で天使達の隣人となったのです。
天使達が隣近所に住んでいるというのは、一体どんな感じなのでしょう。
きっと、かなり気が楽なのではないかなあと思います。
何しろ夜中に変な音を出したりしないでしょうし、こちらの足音がうるさいとかって、
怒鳴り込んでくることはまずないでしょうからねえ。
そんな素晴らしいご近所さんには、菓子詰めの一つでも持って挨拶に伺うのが礼儀でありますが、
アダムはどうしたのか。
彼が天使達とどう関わっていったのかを、じっくりと見ていきましょう。
預言者さん(平安あれ)によると、
神様は、アダムに天使達に挨拶をしに行きなさいとおっしゃったそうです。
「あの天使の一団の所へ行って、彼らに挨拶をしてきなさい。
そして彼らの返事を聞くのです。
なぜならそれが、あなたとあなたの子孫の挨拶になるであろうから。」
と、おっしゃったそうです。
アダムは言われた通り、天使達のところへ行ってこのように言いました。
「アッサラームアレイクム」
それに対し、天使達はこう返事をしました。
「ワレイクムアッサラーム ワラフマトーラ」
現在でもこの挨拶は、アラブ圏だけでなく、アジアやアメリカ、ヨーロッパ、中南米などなど、
地球上のどこであろうと、イスラム教徒はこの挨拶をしながら暮らしています。
神様が、「後日あなたとあなたの子孫の挨拶になる」と言われた通りです。
預言者さん(平安あれ)は、この挨拶についてたくさんのお言葉を残しています。
その幾つかをご紹介したいと思います。
まず一つ目。
イスラム教において、一番良い行いとは何かという質問に対し、預言者さんは
「食べ物を与えること。
そして知人であろうとそうでなかろうと、全ての人に挨拶をすることである。」
とおっしゃいました。
続いて、
預言者さん(平安あれ)は、こんなこともおっしゃいましたよ。
「神に誓って言う。あなた方は信じるまで、天国へ入ることはないであろう。
そしてお互いのことを愛するまで、信じることはないであろう。
では、どのようにすればお互いを愛することができるのか教えよう。
それは、あなた方の間で平和の挨拶を広めることだ。」
最後に
「人々よ。平安の挨拶をしあいなさい。そして人に食べ物を提供するのです。
親類同士の絆を強めなさい。
そして人々が寝ている間に礼拝をしなさい。
そうすれば、平安の中、天国へ入ることができるであろう。」
預言者さんは他にも、アダムが天使達にしたこの挨拶に関し、たくさんのことをおっしゃいました。
それだけこの挨拶が重要であるということです。
何しろ、この挨拶の意味するところがスゴすぎなのです。
預言者さん(平安あれ)も”平和の挨拶”と呼んだように、ズバリ
「あなた方に平安がありますように。」
これがアダムが天使達に言った挨拶の意味であります。
これって、本当にすごい挨拶だと思いませんか。
目の前にいる人が平和で、平安で、ハッピーでいることを願っているのですから。
そして、その挨拶に対する返事が、これまたすごい。
「あなたの上にも平安と神からの御慈悲がありますように。」
天使達がアダムに返した挨拶ですね。
泣かせるではないですか。
お互いがお互いの平和と幸せとそして、神様からのご慈悲を願い合うだなんて。
最近は、人の幸せを願うことはとても素晴らしいことで、
そういうことをしていると、次第に自分にも幸せがやってくるということを言う人が多くなってきました。
これは、かなり正しい考え方だと思います。
イスラム教でも、1500年近く前から、人の為に祈ることはとてつもなく善い行いであると教えています。
何しろ、私達が誰かの為に祈ると、そのすぐそばで天使達が
「あなたにも同じことがありますように。」と祈ってくれるというのですから。
自分の子供の幸せを願えば、天使は「あなたも幸せになりますように。」と神様に祈ってくれる。
自分の親が健康でいつまでも元気いっぱいでありますようにと祈れば、天使は
「あなたもいつまでも健康で、元気いっぱいでありますように。」と祈ってくれる。
有難いですよね。
天使というのは、全く罪を犯さないピュアな存在でありますから、彼らのお祈りというのは受け入れてもらいやすいのです。
反対に、私達人間というのは、どうしても意図的、または知らず知らずのうちになんだかんだと罪を犯してしまう存在です。
そういった罪というものが、私達の祈りと神様との間のバリアになってしまうことがあります。
ですから、罪が皆無の天使達に祈ってもらった方が願いが叶いやすくなるのは当たり前。
そしてそんな天使たちに祈ってもらいたかったら、他人の為に祈るというのが一番簡単な方法なのです。
毎日、毎日、目の前にいる人の平安を祈る。
その結果、自分にも平安が訪れるというのですから、本当にありがたい。
素晴らしい事ではあります。
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今日もお付き合いいただきましてありがとうございました。
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サウジアラビアからの研修生、アハメッド。
アハメッドと同じ職場で働くうちに、樹里は今までとは
全く違う考え方というのがあることを知る。
幸せとは、
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そして、イスラム教とは?
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一歩を踏み出せるようになるのでしょうか。
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人生の目的は?
せっかく生まれてきたのです。
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そして来世では、天国に入って
”永遠に” ”幸せ” に暮らしたくはありませんか。
方法はとてもシンプルです。
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