神に帰る生き方

せっかく生まれてきたのだから、心平安に生きていきたい!と思う。

神様の世界史 第二次世界大戦 ユダヤ人救出 第2弾

2024-09-06 09:26:15 | 中近東
こんにちは、ファーティマ松本です。

今回も前回に引き続き、第二次世界大戦中のユダヤ人救出について書いていこうと思います。

第二次世界大戦中、たくさんのイスラム教徒がユダヤ人を救ったんだよ、ということは前回お話しました。
しかし、世界中の多くの人はそのことをほとんど知らないと思うんですよね。
(私もその一人でした。先頭切ってました。)

しかし、
今回お伝えする話は、本にもなっているし、映画にもなったそうなので、
もしかしたら、私が思っている以上に、たくさんの人に知られている話かも知れません。

アマゾンで日本語の本もありました。
『パリのモスク ユダヤ人を助けたイスラム教徒』
というタイトルです。
ご興味のある方は、 ぜひ読んでみてください。
そして、感想など教えていただけると嬉しいです。
こういった本や映画など、もっともっと世に出てもらいたいものですよね。

では、当時何が起きたのか見ていきましょう。
今回の舞台は、パリです。
つい最近まで、オリンピックで盛り上がっていた場所ですね。
(日本人選手の皆様、お疲れさまでした!)

さて、フランスというのは、
第二次世界大戦中、ドイツに占領されてしまいました。
当然、占領者であるナチスドイツは、フランスにまでユダヤ人を探しにやって来るわけです。
そして、捕まえたユダヤ人を強制収容所に連れて行き、結局は、、。

しかし、その非人間的な行動に立ち上がったのが、
パリグランドモスクのトップにいた人だったんです。
彼の名前は、シ カッドウルさん。
アルジェリア出身の人でした。

彼は、モスクにたくさんのユダヤ人を住まわせました。
大人は地下に、子供達は地上のお部屋に住まわせた様です。
モスクに入りきれない人達は、他のイスラム教徒の家に住まわせたりもしました。
その上、ユダヤ人達に偽の証明書を発行し、
「この人は、イスラム教徒である。」とし、
ナチスの目を誤魔化しました。

もちろん、ナチスはモスクにユダヤ人が隠れていないかと調べに来ましたが、
その度に、秘密のベルなどを使って、地下にいるユダヤ人に「隠れるように」と知らせていたそうです。
カッドウルさんも、何度かナチスに尋問されることがあったようですが、
彼はユダヤ人を囲い続け、偽の証明書を発行し続けました。

また、モスクにトンネルを造り、そこから安全な場所へとユダヤ人を移動させたりといった事もあったそうです。

このような方法で、彼はたくさんの罪のないユダヤ人を助けました。
物凄く立派な人です。

続いて、
フランスに統治されていたモロッコにおいても、
たくさんのユダヤ人が、イスラム教徒たちによって命を助けられました。

ナチの占領下にあったフランスは、はるばるモロッコにまでやって来ました。
そして
「モロッコにいるユダヤ人のリストを出せ、その人達を全員引き渡せ」
と迫りました。
当時モロッコには250000人ものユダヤ人がいたそうです。
それに対し、モロッコの王様は、ここにはユダヤ人はいない。
全員モロッコ人のイスラム教徒であるとし、ユダヤ人を引き渡せなかったそうです。
彼は、一国の上に立つリーダーとして、
「モロッコにいるユダヤ人は、私の管理下にある。
 そして、彼らを迫害から守ることは私の義務である。」
とおっしゃったそうです。
ユダヤ人を守る事が神から与えられて責務であると、自覚されていたようです。

いやー、本当スゴイですよね。
人の上に立つ、というのはただ偉そうにしてればいいというわけではないし、
ましてや自分の私利私欲のために動いてはいけないというのは、
小学生だって分かる事です。
でも、実際に自分の国民を守るために、占領国に歯向かっていくというのは簡単な事ではなかったはず。
凄いですねえ。

「格好良すぎ!。!」
と、私のような語彙力のない、ふざけた者の目からはそう見えてしまいますが、
神様の目には、彼らはどう映っているのでしょう。

クルアーンの中にこうあります。

『誰であれ、人を殺したか、または地上に退廃を広めたという訳でもないのに、
 人ひとりの命を奪った者は、あたかも全人類を殺したのと同様である。
 また、一人の命を生かした者は、あたかも全人類を生かしたようなものである。』
(5章32節)

ここでの ”一人の命”とは、イスラム教徒の命に限ったものではありませんよね。
誰だっていいんです。
アラブ人でも、キリスト教徒でも、無宗教でも、もちろん、ユダヤ人でも。
どんな人でもいい、誰かの命を救った人というのは、地球全体を救ったと同様、と
いう事です。

何千人という無実のユダヤ人を救ったリーダー達。
そして、それを支えた周りの人達。
自分の命、安全、そして快適な生活など全てを投げ打った彼らの行動と、
その行動を内から支える信念というものに、深い深い尊敬と憧れを感じます。
自分がもし彼らの立場に立たされたら、ちゃんとした行動を取れるかどうか
非常に怪しいものですが、
いつ何が起きても素早く(躊躇はしちゃうかもしれないけど)正しい行動、
神様に好かれるような行動を取っていけるように、
常日頃から自分のマインドを律していきたいと思います。


次回からは、遠い遠い過去にまで遡ります。

今日もお付き合いいただきましてありがとうございました。
みなさまに神様からの祝福がたくさんありますように!


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