神に帰る生き方

せっかく生まれてきたのだから、心平安に生きていきたい!と思う。

警告

2018-09-14 04:41:44 | イスラム教
良い先生や良いコーチというのは
素質のある子に特訓をさせて、その子の
レベルを上げようとする。
神様も同じように、私たちに困難を与えて
天国の階位を高めてくれる。
ということを先週は書いてみました。


こんにちは ファーティマ松本です。

困難の利点その1:
それは悪事を消滅させてくれる、でした。
利点その2:
それは階位を高めてくれる、でしたね。

ということで、
今週は、困難の利点その3に入りたいと思います。

利点その3、
それはズバリ「気付かせてくれる」です。

何に気付くのでしょう?

例えば、
長年、大した運動もしないで体に悪い物ばかり食べていたとしたらどうなると思いますか?
太るだけでなく、病気になっちゃいますよね。
ついでにタバコを吸ったり、お酒を毎日浴びるように飲んでいたら、
かなりやばいでしょう。
いつの日か癌になったり、成人病になったりしてしまうはずです。
いろいろな所の調子が悪くなってくるでしょう。
それはつまり、
体が「このままじゃヤバいぞお」
「なんとかしなきゃダメだぞお」と教えてくれているわけです。
で、
普通の人であれば、今までの生活態度を反省して
少しづつでも健康的な生活を送ろうと、努力したりすると思います。

体の調子の悪さと実際の病気、
それは、今までの食生活と生活態度に対する「警告」と見ることができます。

「病気にはなった!調子がメチャメチャ悪い!」
というのはあまり喜ばしいことではありません。
でもそうなったおかげで、健康的な生活を送ろうと
思えるようになったというのは「いいこと」であります。

または、
熱いやかんを触ってしまった時
「アッチー!」と言って手を離すでしょう?
アッチー!という思いや、火傷をした場合の痛さとか、
それらは決して楽しく嬉しい感覚ではないですよね。
かなりネガティブな感覚です。
でもそのアッチーという感覚がなかったら、
そして手を離さなかったら、
もっともっとひどい火傷を負わねばならなかったわけです。
ずっとやかんを持っていたらヤバいぞという警告に、体が反応して
大きな被害を免れたわけです。


さて、人生の諸問題においても同じ態度が当てはまります。
生きていると誰にでも嫌なこととか、辛いこととか、悲しいこととか
苦しいこととか、いろいろあります。

自分で解決できるものもあるかもしれませんし、
誰かの助けが必要な時もあるでしょう。
または、全く誰にも頼れないような問題だってあるはずです。

誰にも解決できないような事態、、
例えば、
大事な人が亡くなった時とか。
または、治療困難な病にかかってしまった時とか
いろいろあると思います。
そのような事態に陥ってしまった時
「なんで私が?」とか「不合理だ!」と
いろいろ思うかもしれません。
しかし、
もしかしたらその時こそが、
神様が何かを警告していらっしゃる時なのかもしれませんよ。
「そっちじゃないぞ、こっちを向け」と
おしゃっているのかもしれません。

「こっちを向け!」って 
では
実際は、どっちを向けばいいのでしょうか。

実は、私たちは何かがあった時
または、かなり事態がヤバイ時、
結構ちゃんと「こっちを向く」ものなんです。
つまり、
「神様が望むような態度」
をとることができるということです。


どういうことかと言いますと、、
例えば、
飛行機がガンガンと揺れたとしましょう。
こんな時、普段無宗教の人でも
目に見えない何かにお祈りして
助けを請い始めるのではないでしょうか。
「神様、仏様、助けてください」って。


神様にお願いする。
神様に頼る。
神様に縋る(すがる)
自分は小さい存在で、出来ることに制限がある。
でも神様はなんでもできるお方だ!と思うこと。
そのような心の持ちかたが、
人間の正しい姿です。

神様は人間に、そのような正しい状態になってもらいたいわけです。
それが「こっちを向く」ことですね。

この正しい状態の反対は、横柄です。
自分でなんとか出来る。
自分にはその力がある、権威がある、金がある。
といった、自惚れた考え方、
これが一番ヤバいのです。
それを回避させるために、そして
神様に対して自分の身を低く置かせるために、
困難、というものを神様はお与えになったのかもしれません。

もちろん、神様的には世界中の人が
全員傲慢で、神様の助けを求めなくてもちっとも
困らないし、どうーってことはないのです。
しかし、神様に対して自分の身を低くして
助けを乞えば、神様は必ず助けてくれますし、
プラス、天国へも入れてくれるでしょう。

すべてが私たちのためにあることなのです。


お金のない人、権力のない人、というのは
神様以外に頼れるものがあまりないので、ある意味非常にいい位置にいます。
その上、横柄になる理由がない。
だから、天国に入る人には、貧乏人が多いらしいそうです。

反対に金持ちというのは、ついつい
自分のお金で、あらゆることを解決しようとするので、
神様に頼り切る機会がない。
その上、どうしても横柄になりやすい。
だから天国に入る人が少ないそうです。

現世で大金持ちでも、来世で地獄に入ってしまっては本当の『成功』とは言えません。

神様の方を向くように。
神様に助けを求めるように。
神様に対して、身を低くするように。
自分の力でなんとかやっていけると思い上がらないように。
神様からの数々の恩恵に感謝するように。
神様は、私たちに困難をお与えになるのです。

最近の日本は猛暑や台風、地震に大雨と天然災害がこれでもかというほど多発しています。

遠い国からぼーっと眺めている私がいうのは奥がましいのですが、
これは、神様からの警告ではないかと思えてなりません。
神様という強い力があるんだよ。
その神様にもっと敬神の心を持たなくてはいけないよ。
という神様からのメッセージのように思えるのです。

昔の日本には
「おてんとうさまが見ているから、恥ずかしいことをしてはいけないよ」
という美しい教えがありました。
目に見えぬものを怖れかしこむ気持ちがありました。
その気持ちをもう一度認識する時がやってきたのでしょう。

まずは、
神様というすごい力をもった存在を信じ、
その神様に畏敬の気持ちを持つ事。
そして、今までのたくさんの恩恵に感謝をすることが大事でしょう。
日本には、たくさんの恩恵と祝福がありました。
もちろん今もあります。

数々の天災は、決して呪いなんかではありません。
きっと
神様は「こっちだよそっちじゃないよ。」と教えて下さっているだけかもしれません。
だからこれは、たくさんの祝福の中の一つである、と思うんです。

誰だって、迷子になった時
「アー、そっち行っちゃうと戻って来れなくなるぞ」って
教えてもらったら 
「そうだったんですか、教えてくださってありがとうございました」って言うでしょう?
今、神様は声を大にして
「そっちではない、こっちだ」と教えてくれているのです。
その神様に対し、感謝の念を示しましょう。


北海道地震、そして関西での台風被害
被災されている方々の生活が、以前のように神様からの恩恵に
満ち溢れたものになりますように。


今日もお付き合いいただきましてありがとうございました。
みなさまに神様からの祝福がたくさんありますように

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