神に帰る生き方

せっかく生まれてきたのだから、心平安に生きていきたい!と思う。

傲慢な心

2018-09-27 07:38:32 | イスラム教
人生における困難は
神様からの警告であるかもしれない。

人間の「あるべき態度」に戻るべき、
という神様からのメセージかもしれない。

ということを先週は書いてみました。




こんにちは ファーティマ松本です。

先日youtubeで偶然面白い動画を見つけました。
その動画というのは
”日本がどれだけ素晴らしい国であるか”
というのを教えてくれるもので 
なかなか興味深かったです。
まあ、私も一応日本人の端くれですから、、
日本の良さを発見できることはとても嬉しいものです。
で、
ついつい最後までしっかり見てしまいました。
(朝の忙しい時間だったのに)

「フムフム」と見ていると、最後の最後に

「こういうものがなくなってしまったら
 日本は他のアジアの三流国のようになってしまう」

という言葉が出てきました。

この最後の一文で、今までのフムフムが
ヘッ!に変わり、なんとなく後味にの悪いものになってしまいました。

他の三流のアジアの国って?
どこ?
イヤイヤ、どこの国が三流なのか?
というのが問題ではなく
その視点が「問題」だと思うのです、ハイハイ。

つまり、、、
「なに!その高ピシャな態度!」って思ってしまったわけですねえ。

日本がどんだけ素晴らしくても、他の国を見下す態度がある限り
三流国いやいや、それ以下なのではないかと思ってしまったわけです、ハ~イ。
まあ、文句を言いたくなるような国、近くに結構ありますけどねえ。
(あっ、言っちゃった!)


預言者ムハンマドさん(彼の上に平安あれ)はこうおっしゃいました。

「誰でも心の中に辛子の種子ほどのプライドや傲りを持っている者は、天国へは入れない。」

それを聞いていた人が、こう聞きました。
「でも、良い服を着たい人や良い靴を履きたい人はいます。
 そういう人はどうしたらいいのでしょう?」
それに対し預言者さん(平安あれ)は答えられました。

「傲りとはそういうものを言うのではない。傲りとは、真実を拒絶し、人を見下すことを言うのだよ。」


良い服を着て、良い靴を履いて、良い車に乗って、良い家に住むことは
イスラム的に悪い事ではなく、どちらかと言えば良いことです。
悪いのは、
真実を拒否して、
他を見下す事である。
ということらしいです。

真実を拒否
これは誰かが「そっちではありませんよ、こっちですよ。」と教えてくれた時に
「お前の言うことなんて信じないぞ」と背を向けることですね。
”お前”よりも”私”の方が、上である
という認識があるからこういう態度に出てしまうのでしょう。

預言者さん(平安あれ)がイスラームの教えを人々に伝え始めた時も
権力者や有力者たちは、このような態度で教えに耳を傾けませんでした。
何しろ、イスラムの教えを受け入れた人たちの多くが奴隷や貧しい人だったからです。
「なーんでわしらが、あんな下等な奴らと並んで教えを受け入れねばならんのよ。」
と思ったわけでしょう。
その傲慢な態度が真実を拒否しまくっちゃったわけですね。

何しろイスラム教は、神の前においては皆平等ですから。
貧富の差や男女の違い等、全く関係ありませんからね。
そういうのが「自分は偉いんだ」と思っている人には
耐えられなかったのでしょう。

そんな傲慢な心(真実を拒否する心)が
人を見下すのは簡単です。

「人を見下す心」

なんだかんだ言っても、これはもう地球上のすべての人の心に
大なり小なり住み着いてしまっている
心かもしれませんよねえ。

「あそこの国の人間は、、、」
「あの宗教を信じている人間は、、、」
「ああいった仕事をしている奴らは、、」などなど。

どんな理由であれ、人を見下すのは決していいことではありません。
”奢れる者久しからず”と
日本でも言うではないですか。

人間なんて所詮は、一滴の精液からできたものにすぎないのです。
それは神様がクルアーンの中で、何回もおっしゃっています。

『彼は一清滴から人間を創られた』(16-4)
『人間は考えないのか。我は一清滴から彼を創ったではないか。』(36-77)

また、
どんなに頑強な人であっても
目に見えないウィルスによって、簡単に死んでしまうことだってあります。

また、人間というのは
ハエのような小さな虫が、何かを持って行ってしまったとしても
それを取り返しに行くことさえできない存在です。



人間は自然災害に直面すると、自然の脅威というものを間の当たりにするでしょう。
自然の脅威イコール神様のすごさです。

何か大変なことが起きた時、
自分ではなかなか解決できないような問題が出てきた時、
その時こそ、神様の偉大さを認識して
身を低めることが大切です。
何しろそれは、神様からの警告なのですから。

「神様のすごさ」そして
「人間の弱さ」
を認識しましょう。


例え、あなたの人生に
辛いことが起きたとしても、
悲しいことが起きてしまったとしても
その結果(そのおかげで)
神様に目を向けることができれば、
神様に助けを請うことができれば、
それはあなたにとって
「良いこと」だったわけです。

嫌な思い、辛い思いをしたおかげで
神様の強さを認識し、自分の弱さがわかったのなら
それで”バンバンザーイ”なわけです。

困難や辛さを
無駄に使わなかったということです。

困難をきっかけにして
神様が定めた「正しい道」「シラータルムスタキーン」に
戻って行こうではありませんか。

そうすれば、必ず神様があなたに課された重荷を軽くしてくれることでしょう。


まだまだ続きます。

今日もお付き合いいただきましてありがとうございました。
みなさまに神様からの祝福がたくさんありますように!
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