Eveの消しゴム防止観劇日記

宝塚大好き。チョン・ウソンさん好き。好きな舞台・映画を観た感想を綴ります。

『花のあと』感想

2010-03-16 00:16:11 | 映画

飛ばしてしまった感想をもう一度書きました

いや~~、良かったです
初日、初回に行ってきました。
大好きな藤沢周平作品

『山桜』に続く「海坂藩大全」からの映画化第二弾
『山桜』もヒガシくん(東山紀之)と田中麗奈さんの主演でとても素敵な映画でしたが
この『花のあと』も藤沢周平の世界が描かれていました。

〔監督〕中西健二
〔キャスト〕
以登:北川景子
片桐才助(以登の許嫁):甲本雅裕
江口孫四郎(以登の初恋?の人):宮尾俊太郎
藤井勘解由(孫四郎を罠に陥れる藩の重鎮):市川亀治郎
永井宗庵(甚左衛門の友人の医師):柄本明
寺井甚左衛門:(以登の父)國村隼
語り:藤村志保(以登)
〔主題歌〕一青 窈(『山桜』に引続き

ふすまの開け閉めなど所作に監督さんの時代劇への拘りを感じました。
旬の女優さん北川景子さんを素敵に撮っておられると思いました。
それに北川景子さんが十二分に答えられてたと思います

甲本さん、上手すぎです
ちょっとした仕種で人物を表現なさってました。
亀次郎さん、顔色黒かった(ドーラン黒すぎ?)が腹も黒かったです
眼の使い方ひとつとっても、上手いです
柄本さん、國村さん、藤村さんは言うに及ばずです
監督さんの力、助演の方の力を感じました。

主演は北川景子さんとバレエダンサーの宮尾俊太郎さん。
北川さんは現代っ子って感じが強く、藤沢周平の世界を演じられるか?と思ってましたが
ビックリです(檀れいにも似てるし‥‥
この映画の良さの50%は北川さんの頑張りだと思います。
殺陣が上手かった~~
決闘のシーンの足の捌き方は凄すぎます
娘の堅さと最後の女性としての柔らかさの表現が秀逸でした。
題名の『花のあと』を的確に表現なさってました。
今まではお顔に険があるように感じていたのですがこの映画を見て日本を代表する女優さんに
なって欲しいな~と思いました。

宮尾さんは初めての芝居でしょうか?
硬い感じが役柄がそのままであっていたなと感じました。
良家のおぼっちゃま風で小栗 旬くんに少し感じが似てます?

後姿で、佇まいでその時の感情を表現された監督さん、役者さんに乾杯です

静かに時も流れる映画ですが大画面で見てよかったです。
DVDが出てもまた見ると思います。

是非、お時間のある方は映画館で『花のあと』をご覧になって良き日本を感じて欲しいな~と思いました。