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On the Corner

めぐりあいつむぎつづれおる日々を生きていく中で感じたことを

SOULPOWER TOKYO SUMMIT 2017-day1

2017-09-16 23:55:01 | Gospellers
2017年9月9日、SOULPOWER東京1日目。

初回のなにわsummitから早11年!

初開催のときの勢いとか、
野外ならではの荒削りざわざわ感とか、
カンカン照りからの豪雨とか、
てっちゃんの涙に全部持っていかれた感とか、
2006年のことなのにまざまざ思い出せる、すべてが殿堂入りの思い出たち。

夏~初秋にかけての恒例として定着したこちらのイベント。
「継続は力なり」と感じさせてくれました。
12回めの今年は、各組ともシンプルに洗練されており、
コラボまで含めてお約束も目新しさも程よいバランスでムダなく構成されていて、
観たいもの聴きたいものがぜーんぶ詰まっていたという満足感でした。


ゴスパートからの備忘録。

SoulRenaissanceツアーで歌いこんできたってこういうことだ~と
スイートもシャウトもありのSoul度合いが、絶対上がっている。
その場の空気を凌駕していく、醸し出すオーラと色気に完全ノックアウト。

なんだこのセットリストは!と生唾ごくり、
聴き入ってはなぎ倒され、立ち上がってはめくるめく世界に、
もはや息すらのみこめなくなるという。

暗転登場からライトを浴びて、椅子に座る光沢のある赤スリーピーススーツの5人。
椅子椅子椅子!

そこへ「インター’17」でのオープニングに悲鳴。
そうきたかーっ!
ツアーでは、インタールードとして本間さんのサックスリードに影コーラスで、
それもよかったのだけど、何よりてっちゃんの生声で聴きたいと思っていたのが
急に叶って腰が砕けた。
隣のなおちゃんの腕をひしっとつかんでしまったよ。

からの、「Deja vu」。悶絶。もはやへらへら笑うしかない。

先日のラジオ、Renaissanceツアーふりかえり総括回でのトークがどうにも思い出されて、
他メンバーの椅子プレイにあんなことこんなこと考えながら歌っているのかな、
気配で見ているのか?とついつい酒井さんを見てしまう。

とはいえ、この日はまた、ご本人もさらりと触れる指先の余韻に磨きがかかっていて。
えええーそんなにしっとり撫でられたら…

ちなみに、バックハグですよねの例のシーンね。
酒井さんが椅子にもたれかかった瞬間、女性を後ろから抱きしめ耳元で囁きつつ、
「オレの女に手を出すな」的な眼光をがしっと正面に飛ばしたのですよ…
オペラ覗き込んでいて、思わず怯んだ。挑まれた。


さらにそうつなぐか!とたたみかけられたのが、
ツアーでもこれ聴きたかったー!という「告白」。
(残像は15周年秋冬ダンス。しかしこの日はダンスなし)

イントロにそうきたかーと唇かみしめっぱなしの
「All night & every night」ふたたび!
もう見つめるしかない、メロウな世界にのけぞりながら。
ボーカルグループとしての矜持、ぶつかりあう声がもうひたすらかっこいい。

SOULPOWERのたびに、サカイソウルの新曲が披露されてきたけれど
何度もツアーで歌いこまれてきたこの曲が、ここに集うSOUL好きのみなさんに
届けられるのがなんとも誇らしいよね。

なんかねー、ラストに向かってどんどん5人の声も熱量を帯びていくようで
酒井さんがセンターで「♪今 抱き寄せて」と引っ張っていく歌いざまにも
ゴスの今を御見せしていますよ!という感じがしてね。
いやー、よかった。


自己紹介は
・機種変してスマホ中毒
・グループでと・に・か・く影が薄ーいことで有名
・ダンス☆マンの友達
というお三方は強烈に覚えている。
ようちゃーんと声がかかって、と呼ばれていますだったか。
スマホ肘と受けていたのが黒ぽんだったか。


「NEVER STOP」SOULPOWER仕様から再始動のCHEMISTRYを迎えての「ひとり」。
これもまたしびれた。
のびのびと曲の世界をそこなわずに歌いこなすふたりに、手加減しないてっちゃん。
それが何よりかっこよかった。
ただ上手いというのでなく、ぞくぞくしたよ。
みんなうれしそうにふたりを囲うように歌っていたのが印象的。
アカペラ曲を声一本、これだけ歌えるってやはり上手い…と実感してしまった。
定番だからこそ、ですね。

CHEMISTRYがシングル1位、ゴスがアルバムで1位を同週でとったという
2001年フィーチャーのセットリスト、と聞いて「告白」納得。

そして「東京スヰート」きた。
シングルに名カップリングありの金字塔です、この曲は。
そしていつでもライブがいい。
ケミと歌った「ひとり」のカップリングですよ!帰りCD買ってね!と
会場のみなさんに心のなかでお声掛けする。

ちょうど、席の横の上方壁にナナメに設置されているガラス窓があって
そこにステージが映りこんで、二階席から見えるような、ステージ上に広がる照明も綺麗に見えました。

ミラーボールが「…STOP」の瞬間に青く照らされて、
なんともいえない夜の静けさをそこに映し出した感じがよかったなあ。
てっちゃんの指先とあわせて、息をのむほどキレイでした。

これから生まれてくる命に、「聴いてる?これが彼らの歌だよ」と。
重なるハーモニー、北山さんのロングトーンの熱量が何よりのギフトだと思ったよ。

スイートソウルにあたたかな気持ちになったところで、
「灼熱の後半戦」という言葉が飛び出して、おお!と思わず立ち上がった「熱帯夜」。

久しぶりすぎて、ジャケットプレイにさしかかったところで「!」
そうだった、これがあるんだった、これやるのか!と思ったのだけど。

ジャケットのすそをさばいてから、順に背中越しに脱ぐところ!
迂闊、すっかり忘れてたっ
トップバッター酒井さんがばさっとやったところで、ひゃあああとなる。

G10の頃、30代とは違う腰つきになんていうかこう、
SOULならではのエロティック表現もsmooth&smartになって。
ちょうどラジオでR.Kellyの「Bump N' Grind」が取り上げられたあとだったので
ひゅーぅと思っておりました。

灼熱の後半戦はこちらの1曲のみでしたが、全体通して溶かされていたので
40分ほどの時間、とても濃密に満たされました。なんだこのセットリストは!

なんというか「歌わなきゃ」という曲はなくて「歌うべき」曲ばかりだった感じです。

90年代終わり、2001年当時のゴスと、2017年の今のゴスがどちらも
それこそ色褪せることなくそこに在る、向き合っているということが素晴らしき哉。

まだまだ観たいと思わせてくれる。
はああ、幸せ。


ほかのパートの備忘録。

・祝20周年、SOSがトップバッター。
 TAKEさんの力強く、相変わらず聴き惚れる声でコール&レスポンス。
 これだけで会場があったまった気がしました。

・もはや武哲の持ち歌にもなりつつある「Nice'n Slow」が甘いという言葉を超えた
 きわどさ、ねっとりさ、さすがです。

・制作中のニューアルバムのテイストがわかるような曲で、とまさかの「潮騒」!
 いやーーーーーこれ聴けるなんてっ
 「あんなに好きと言わせたくせに」のほろ苦さがもうーーー絶品すぎ。
なにかが身体を劈いていくような。

・できれば「潮騒」を2スペリードで聴きたい。破壊力半端ないはず。

・CHEMISTRYを招きいれて「My Gift to you」
 このコラボも本当によかった。ふたりを見つめるTAKEさんの目の優しかったこと。

・紅一点、Chay。ドラマの主題歌で聴いたことある!となったけど
 ユーミンのカバー「12月の雨」とても丁寧に歌っていてよかった。

・「ほんのちょっとだけお付き合いください」、と本当にほんのちょっとだったダンス☆マン。
 EW&F「宇宙のファンタジー」を乱暴に愛して「二中のファンタジー」。
 ミラーボール二中のダンス☆マンのコーラスサポートは大宮二中のヤスオカユタカくん。
 ふわふわタオル生地っぽいバスケットボール抱えて登場。高尾さんはどこの二中だったか…
 
・点呼されて「はい、元気です!」と答えたヤスオカくん。
 埼玉県は出欠とるときにそういう返事をしていたそうで~ぴぐちゃんに聞いてびっくり。

・CHEMISTRY、紆余曲折はあったと思うけれど、再始動できてよかったねと思える
それぞれの声ののびやかさ、息の合い方。「Pieces of a dream」一緒に歌えた。

・ボス、マーチンさん。
 「違う、そうじゃない」を聴けるとはうれしい!
 コラボしたバリィさんスタンプ「ちがうちがう、そーやないけん」たまに使います(笑)

・初めてマーチンさんのライブを観るかた向けに代表曲をワンフレーズ歌って
 あとをマイク向けられた客席が歌う方式で還暦ベテラン王様の威厳を示す(笑)
 シャネルズ「ランナウェイ」、ラッツ&スター「め組のひと」、ソロで「ガラス越しに消えた夏」どれも名曲。
 
・野宮真貴さん登場に歓喜。
 ピチカート・ファイブになんだかすごい衝撃を受けた20数年前を思い出した。
渋谷系女王、さすがのファー衣装も華やか。
 待ち合わせソング競演「東京は夜の7時」と「渋谷で5時」!

・野宮さんの声、衰えずかわいいのだけど、マーチンさん含め、TAKEさんもゴスもケミも
 とにかく声量のあるひとたちなんだと実感しちゃう。
 消えちゃいそうで、あともうひといき、声のボリュームがほしいと思ってしまった。
 
・Chayちゃんも含めての「ラブリー」もよかった。
 そして「スローバラード」も。歌うひとによって、こんなに色彩がかわる曲もすごい。
 てっちゃんが出てくるんじゃないかと一瞬思ってしまった。

・お楽しみ「Soul Train」は今年もダン・コーネリアスが盛り上げてくれました。

・SOULPOWERから生まれたユニットをフィーチャーしたコーナー、
 ベースマンズで登場した北山さんのダンスステップ、腰がはいっていてラテン風味だったわ。

・東京公演は桑マンさんが残念ながら体調不良で休演、ペッツとして歌うはずだった
 「Curious」をめったに見られないであろうコンビ「武田と雄二」で!
 これはこれで非常に贅沢な体験をさせてもらいました。

・しかしデュエットながら距離感ある感じが、さすが酒井さん(笑)

・コンピアルバム5にも黒ぽんセレクトで入っている「No One Else Comes Close」を
 ゴス+堂珍くんでコラボ。これがまた切ない、夏の終わりの風が吹くようなコーラスが
 心地よくて本当によかった。

・あらためて、20周年おめでとう!とスクープを盛り立てた「Sha la la」!
 この曲まで聴けるなんて…感涙。
 これはてっちゃんからの贈り物、全員で祝うのにこの曲もってくるなんてにくいね。

・こんなにあたたかい歌を、歌い継ぐなんて、泣けちゃう。

・TAKEさんが「てっちゃんありがとうー」と横から抱きついたの、本っ当にかわいかった。
 しかもてっちゃんがにかっと笑いながら、その腕にぽんぽんと手を重ねたりなんかして。
 いやー、双方うれしかっただろうな。うんうん。

・締めはもちろん「We Got Soul Power」
 コンビで歌うところ、桑マンさんと一緒に歌うはずだった酒井さんに呼びかけるように
 マーチンさんが飛び出して酒井さんにアイコンタクトとりながら歌ってくれてたのが
 ひとりにしない感じがさすがだと思っておりました。



あれだけのメンバーが出演するイベント、関わる全員が認識されて喝采されるのって
すごいことだと思います。

スタッフさんにも、出演者にも、観客にも、感謝を言葉で伝えてくれる
村上リーダーは相変わらず素敵でした。
それでいて演者としてもバリバリ魅せるところは、勉強になります師匠!おつかれさまでした!

大変なのは重々承知、でも、いつまでも素敵なソウルトライアングル、
そしてそのご縁つながりのステージが続いてくれますように、と今年も願ったのでした。

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