On the Corner

めぐりあいつむぎつづれおる日々を生きていく中で感じたことを

ハモれメロス 三郷27/28

2015-01-21 13:45:32 | 2014ハモれメロス

うまれてはじめて最前列というものを引き寄せました。
2014年の運はここにとってあったんだなぁ…

2014年11月22日、三郷市民文化会館。
よく観たなー、今回のシアトリカルツアー。ワタクシの千秋楽。

祝日出勤日だということをすっかり忘れてチケットとっており、
午前中は打ち合わせや移動しての面談だったのでライブに思いを馳せる間もなく。
いざ三郷、立川からぐるーんと武蔵野線でめぐりました。

テープ、今度こそはちゃんと投げられますように!
と思いつつ、顔にあてないように華やかに投げるには・・・なんてことを車内でシミュレートしてみて
やっとこさドキドキ実感。

15周年漂流記秋冬の沼津の恩返し、ご一緒したJちゃん。
いざ席についてみたら沼津で体験した分、あのときとは違う、「知っている」からこその緊張感がぐっとせまってきた。

いざ開演したら、カーニバルにのみこまれて夢中。
手をあげれば、なんだかいつでもハイタッチできてしまいそう…というくらい、
てっちゃんがかかげた手のひらすら近く見えて。
後ろに1000人以上いることを忘れてしまう。あれはほんとマジックかかります。


舞台上のあれこれを、オペラグラスなしにじっくり観ることができてうれしかったなあ。
息遣いとか、靴音とか、衣擦れとか、
そういう生の音を体感できるのが舞台のよさですが、
こんな風にゴスが役者として演じるのを観られるのはなんとも言い難いよろこびだなーとしみじみ。

カルロスのちょっと人の目気にしてしまうおぼっちゃん然としたところとか
でも、なんだかしたたかだけど一所懸命に素直に生きようと葛藤するカオルに
心動かされていくところとか自らの仕業を詫びるところはいとおしいですな。

おれも一緒に謝るから!と説得するも先に立ち去る「どしゃぶり’64」のシーン、好きです。


この日の一番は、「Promise」。
席番がほぼセンターではあったのですが、メロスと名のついたことも知らないであろう
カオルが下手で歌う分、自分をセンターに囲んで歌ってくれているような感じで。

5人が自分を囲むように歌ってくれたら、どこ見ていていいかわからなくて
照れくさいんだろうなーと
ぼんやり妄想していた、夢のようなことが、目の前で実際にあって。
ホールだということを忘れるくらい、独占している錯覚。幸せすぎ。
じっくり歌詞と、歌う5人の姿を追って、これまでが走馬灯のようでした。

この歌が歌いつがれるサークルってやっぱりすごいね…

正直なところ、「LAZY RAIN」とか「HIT ME」とかどうなるんだろう…と思っていたんですが
心配していたほどの衝撃なく楽しめました(笑)

ライブで観るのも最後になって、
「ローハイド」の馬のいななきをアンジーが黒ぽんからマイク受け取ってるんだ、とか
鞭の音もアンジーひとりでやってるんだと思ったらカルロスだったんだ!とか。

まさに一丸ステージング。
アンジーを仲間に迎えて、いい座組でしたね。

このチャレンジ、まさにゴスのビジョンを体現したものなんだと改めて思うんです。
リスペクトする音楽を継承し、音楽史のなかにある自分たちの立ち位置をふりかえり、楽しく歌い、歌う楽しさを広めていく。

それをさらにお芝居仕立てに、肩の力抜いて観客が引き込まれ楽しめるように出来ちゃうなんて、
やりきれるなんて素晴らしいことだよ。

素晴らしいー!(大事なことなので2回)

小池さんの脚本演出をもって読売演劇大賞とかほんとノミネートされてもいいんじゃないかと。

観終えた後の爽快感が心地よいツアーでした。

WOWOWさん、OAありがとーう!
映像として残ってほんとうれしい。

セットリストは初日神奈川公演のもの。
新曲「クリスマス・クワイア」がアンコールで聴けて、
多幸感をたっぷり浴びてまいりましたー。




ハモれ、テーブルクロス!

エアテーブル、エアグラス、エアクロス、
見えるよ、そこにあるものが(笑)
緊迫の空気も気合いもなにもかもすべてが完璧でお見事でした、サカイさん。
年始バラエティー隠し芸大会に出られる、むしろ出よう!


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ハモれメロス 日本青年館13/28

2015-01-12 14:25:22 | 2014ハモれメロス

1ヶ月ぶり、旅から東京にもどってきた一座。
10月23日、日本青年館にて。

ここは私が小1で親元から離れて2週間、サマースクールに行っていたときのなつかし宿泊地。
もう築何年になるんでしょうね。
ふるーい椅子は壊れそうというかクッション薄いというか。


・念願の紙テープ投げ!
友人強運にあやかり、ありがたく前方席で演出協力させてもらいました。

・こんなお知らせ紙があるのね、テープは2巻もらえるのね。白とオレンジでした。



・お気に入りのスターに投げるまえに、「ダイアナ」歌いながら近づいてきたシンガーに投げちゃいました。

・笑みをたたえて潤んだ瞳にかなりの勢いでときめいた。

・しかし投げたらテープが丸ごとすっ飛んでいってしまった…すみません。

・これ、顔に当たりそうなのとかこわいだろなー

・投げられた紙テープ、こんなにがっさりスタッフさんが巻きおろしていたとは。大変~

・台詞飛ばしをにぎやかに苦笑いでカバーするカオルとテツヤ。
「いろんな意味でありがとう」by司会者

・ケンジ、そんな物騒な寝方だったっけ?!(白目むいてるレベル)
ジミーが叫ぶのも無理ない感じで、納得といえば納得。

・シェリーてつやのステップを目の前で拝めてにやにや。

・会場からの手拍子を避けるかのようなママチャリカルロス。
横浜のときはあれが楽しかったんだけどなー。

・びっくり二曲増えてた!
しかも好きなカバー曲たちでうれしい。
初めて聴いた「No One Else
Comes Close」
また聴けてうれしい「Just The Way You Are」

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このiPhone交換により、バックアップとってなかった10月から12月前半の記録写真がなく。
乾杯写真がないのが残念ー。





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ハモれメロス 神奈川芸術劇場4/28

2015-01-04 17:25:29 | 2014ハモれメロス

土曜日の公演の一日空けて、28日(日)鑑賞。
16:00まで朝から講座があったものの、17:00開演には余裕で間に合う!と
いさんで劇場へ。諸々ご近所ありがたや。


すでに3回目ながら気づいたこと。
や、結構重要なキーポイントじゃんかということですが、

お話のスタートは12月18日だったのね?!でした。

これまで見切れていたというか、LEDボードがよく見えなくて
「2月18日」だと思っていたんだよね。

しかしお話の筋を考えれば、
「ヨーコの元にお前を届けることが最高のクリスマスプレゼントってわけさ」
とパパにチケット買ってもらったアンザイが言っていたわけで。

12月21日=約束の日、で「Promise」に繋がるのかーーーー!と、
なんて素敵なG20、デビュー20周年の前説ツアーなんだ!と、
いまさら感たっぷりに、ひとりで勝手に盛りあがりました。


そして、上手側サイドの席から観ていたのですが…
アンザイ氏のおなかのまるみに驚愕。


最後のご挨拶、今回は黒ぽんがいつもながらにいい話をするなーと
思いつつ。前回2日めは、確かリーゼントに憧れていたんじゃないかな、と
お父さんのことを話していたような。妙齢?!の世代にはぜひ
60年代どうだったのよ?と聞いてみてください、なんて。


<黒ぽん>
昭和の床屋さんてこういうポスターあったなと。この髪形は役作りです!

<北山さん>
(音叉が「HIT ME」で飛んじゃった)
ポケットに金属製のものがない…!「SING!!!!!」前の音叉は僕の命綱。
黒沢さんがすっと「あるよ」と拾っておいてくれたのを差し出してくれました。
お世話になりました。ぺこり。

<ヤス>
汗も役作りです。
(この時、私の背後から「ゆたかーぁ!」の声が飛んだもので、
一瞬おにいちゃんか?と思いましたさ)

<酒井さん>
カルロスです。トシキじゃありません。←私としてはテンションあがる(笑)

<てっちゃん>
みなさんにご報告したいことがあります、オリコン6位でした!(場内歓声)
ここ横浜から、これから旅に出ます。「役者」としても成長していきたいと思います。


すかさずサカイさん裏拳突っ込みに、関西弁で応酬てっちゃん。
「サカイくん、こういう機会だから少しずつでも成長していこうや」的な。
たしなめられちゃったね(笑)


ああ、でもホントに楽しい、ドキドキワクワクの1週間でした。
ここから旅に出ます、というてっちゃんのひとことが、明るくて、
行っちゃうんだ~とさびしいけど、ハモメロ号の門出を無事見送れたような気持ち。
観客として、精一杯拍手。



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観劇後は、pちゃん、Jちゃん、Jちゃんご友人と駅近バールにて打上。
カルロスもとい酒井さんに夢中になってくださって本当にうれしい♪

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ハモれメロス 神奈川芸術劇場2/28

2015-01-04 16:24:47 | 2014ハモれメロス

2014年9月25日(木)、2日目はNちゃんと。
苗場で初めてライヴ参戦のとき、一緒に行ってくれたNちゃん。
早いものでかれこれ8年以上ゴスを観てくれているわけで。
これまでも何度かあったお芝居要素、セリフ要素に辛口だったのだけど
最後には「予想以上に楽しかった!面白かった!」と言ってくれて安堵。

初日は3階席から、2日めは2階席から。
いずれもセンターだったので、照明や装置など舞台の随所が
かなり工夫されていることも感じられました。
それにしても芸術劇場の舞台、奥行きあるなー。

連日鑑賞ながら、細部まで多々面白いので興味がつきることなく。


・「哀しきフォーシーズンズ」、四季の歌を彷彿する。
・影コーラス、まるでミュージカルのようだ。
・北山さんの哀愁とのびやかさ、この日のMVP進呈。
・あれ?車内でのお弁当、3つに減っている。
・「Hawaian Wedding Song」を歌う黒ぽんにかつての同僚Sさんを思い出す。
・「Looking for your love」タキシード&シャツ姿いいですね。
・ベンチ椅子にすわるてっちゃん腰が痛そうですが。
・「Dance if you want it 」で仮面の男、と手をかざす酒井さんがこの日は見られず。
・「HIT ME」の「だから好き!」舞台ゆえ迫力すごいんだろなー。
・「Be Shiny」相変わらず最後の一音まで丁寧無垢。
・「LAZY RAIN」ヤスがラジオで言っていた通り、歌う人が可視化できて面白い。
・酒井さんがサビで、雨だれのように指をひらひらさせるの。
・「SING!!!!!」隊列お見事!


それぞれの劇中歌に納得、腹落ちなのではありますが。


私にとってはかなりの一大問題だったのが

「reborn」はどこいった!!!!!


でした。

アルバム「Gospellers Now」の中で、何度聴いても涙が出てきちゃって、
でもリピートせずにいられなくて。
これライヴで聴いて大丈夫だろうかと心配していたのは杞憂に。

「G20」ツアーはアルバムに選曲されたものが中心になるでしょうし…
そこまでお預けなのか?
なーんて思っていて、ハタと「まさか苗場で妹尾ちゃんのピアノで歌うんじゃ…!」と
思いついて、チケットとっていない口惜しさに悶絶してみたりして。(想像の域)

※ツアー終了後、サカイさんがツイートにて
「曲として今回のコンセプトにはまらないから」とおっしゃってましたね。
うん、そうなんだけども~…聴きたかったなあ。


この日、てっちゃんがみなさんにご報告が、と最後のご挨拶にて
「アルバム発売後初週、オリコンチャート6位でした!」と。

こういう律儀な姿を見ると、さらに応援したくなるんです。


それにしても最後の挨拶で酒井さんが
「ゲネプロから通しで3回やってみて実感があります…これは絶対やせる!」
いい仕事だ!と叫んでいたけれど、ほんとハードだ。
喋る喉と歌う喉は使い方が違う、と某ミュージカル御大がおっしゃっていたのだけど
やはりそうですよね。

誰ひとり倒れずに楽しい舞台を健康で乗り切ってくれますように、と祈願。

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この日は、Nちゃん、Kちゃん、pちゃんが終演後我が家に寄ってくれて打上。
平日だのに遠いところ終電までお引き留めしちゃってごめんね。
感想戦、盛り上がりすぎて楽しかったー。


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ハモれメロス 神奈川芸術劇場1/28

2015-01-04 14:35:45 | 2014ハモれメロス

待っていました、シアトリカルツアー。

横浜から旅がスタートする、しかも地元で4公演!ということが
なんだか色々ある日常を乗り切るための励みになっていました。

これだけ近くで演ってくれるのだからと、4公演中3公演観ました…すごい参加率。
チケットをとってくれた友人に感謝です。
そしてここで夏休みにしてよかった。

2014年9月24日(水)初日は、母と。
座って聴きたいといつも言う母も、お芝居仕立てのライブならば
楽しめるんじゃないかな~と思っていましたが、年代的にどんぴしゃで、
むしろ私よりも目をキラキラさせて聴き入っていました。「ベサメムーチョ」も(笑)
「ローハイド」の北山さんを大絶賛。

別人格ながらそれぞれの個性をとらえている脚本の面白さ、
数々の60年代選曲の粋さ、魅せ方、聴かせ方、
なにより演技力あがっている…!という5人への驚き。

私も存分に新鮮に、大興奮。

舞台をたくさん観てきたけれど、久しぶりに演者たちの熱意に対して
胸が熱くなった(笑)
それがゴスだということはなんて素敵なことだろうと思います。
エンターテイメントとして、技量ももちろんあるのだけど
どんどん自分たちの能力を開発していく情熱に、惚れなおしました。
負けてられないなあ…そんな姿をみせてくれるチームゴスペラーズに喝采。



初日の印象として、

・あ、あなたが今回の!(KING OF GOS DVDからつながった)
・客席の巻き込みかたうまーい!演出協力したい。
・北山さんのグレー毛布かぶりに意表つかれた。
・どこかさびしげな陰のある役やらせたら天下一品。
・ランニングマシンとはうまい装置。
・シェリーてつや!
・カルロス、気のいいおぼっちゃんだ。
・ママチャリ伴走も。
・カツカレー3杯のあと弁当6つも完食するんかい。
・エアギター…?
・「My girl friend」ここで聴いたらものすごく納得。
・「くれないの街」も。アルバム聴いてるだけではわからなかった加山雄三的セリフ。
・「さあ、ハモれ。メロス」に思わず膝を打ちつつ拍手。
・ファイブオーシャンズからゴスペラーズへと変貌する前のハモメロメドレー歓喜。
・福ちゃんがかき鳴らすギターからの英語版ロコモーションへの入りがたまらない。
・「My Girl」「Sherry」ときてからの「Be Shiny」。音楽のうねりの中でうまれたこと実感。


めずらしく覚えていた、最後のご挨拶ではこんなことを。
場内の笑いを誘いつつ、それぞれがらしかった。

<黒ぽん>
ふくらはぎパンパンです。
60年代ということでおでこ出したら鏡みて親父そっくりで。
親父も中学出てから働いて、でもと思い直して定時制高校に通った。
あの頃はどうだったんだろうとそんな親父を思いながら、電話したいと思った。

<北山さん>
シアトリカルツアーは久しぶり。
こんなに大変だったっけ?と思いながら、観客のみなさんに
助けてもらいながらやってきました。ありがとうございました。

<ヤス>
スペイン語で歌える日がくるとは思ってもみなかった。
あの時間、自分のために歌っています。

<酒井さん>
ゲネプロみてた方に「サカイさん、今回はカルロスって外国人の役で大変ですね」
と言われて、いやそうじゃない!と。

<てっちゃん>
シェリーのとこでスイッチ入った。ここは逃げずにやるんだと!
いつもツアーでは2、3日目ということが多いが、ほんとの横浜初日でした。
あたたかく迎えてくれてありがとうございました。

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初日、ほんとうにほぼ完璧だったんじゃないでしょうか。間合いもセリフも。
ひとつ間をはずしちゃうと笑えないような箇所もありそうだったけど
ちょっとセリフ噛んじゃった!くらいで。

その気迫、勢いに感動した一夜でした。

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