On the Corner

めぐりあいつむぎつづれおる日々を生きていく中で感じたことを

ファーストはなにか

2022-04-23 12:55:00 | Diary
祖母が夜中、1時間のうちに2回も3回も起き上がると
なんでそんなに起きるんだ、とイライラしてきて当たってしまう。

聴こえているのか、理解しているのか、まったくわからない。
表情からはわかっていそうなときと、全然わかってなさそうなときと。

言ってもどうにもならないとわかりつつ、こちらも睡眠不足で、朝もイライラ。
6時に起きるまでに、5回起こされた(祖母は起こしたつもりはないだろうけど)日、
もううんざり、と出勤したところ、母が日中ケアマネさんにショートステイの相談。

昼間を母がみる分、私は夜担当と思っているけど、私が出張でいない間、
母は起きられないだろうし、無理だよと相当強く言ったからかも。

入居となると、要介護レベルの敷居も高く、ショートステイの繰り返し、
ロングショートというのがあるそうだ。どんな和製英語だ。

受け入れ可能施設の見学が土曜日にできるとのことで、行ってみることに。


 

市内だけど家から1時間くらい、とても静かな立地。
10時訪問で、12時頃までとても丁寧に説明と、こちらの状況を聞いてくれた。
ショートステイで問題なければ、入居前提の話になり、一度決めると他に移るのも
そう簡単ではないため、他の施設もみて比べて選んだほうがいいですよ、と言われる。

実際、見てみて、話しを聞いてみて、何が一番なんだろうなと思う。

自宅介護の限界もあり、サポートの手は、借りられるだけ借りたほうがいい。
介護している側がつぶれては元も子もないのだから。

その一方で、これまでマンツーマンで母がみてきた祖母が、
施設に入居して、10人から20人にひとりの介護士さんの手を借りて
生活していくことなんてできないんじゃないだろうか…

ある意味過保護に暮らしているところに、耐えられないだろうな、と
ぼんやり思う。
転倒して入院したときだって、1週間で顔つきも態度も変わったもんな…

たぶん「捨てられた」と思ってしまうような気がする。
そしてこの期に及んでそう思わせたくないし思われたくないし、
母はめちゃめちゃロングショートでもブレーキがかかっている。

頑固で気が強く、でも内弁慶で、さほど認知症というレベルでもなく。
本人がどこで暮らしていてもまったく認識がないなら、こんなに
悩むこともないんだろうな。

そこそこ動けてしまう、頭もわりとはっきりしているという状態は
施設に入れば、夜中手がかからないように睡眠薬の投与がされるとのこと。

夜中が大変なのだから、在宅でも、日中に影響が出ないレベルの
薬を出してもらえば解決するんじゃないか。

お風呂のヘルパーさんからも、もうまもなく歩けなくなってしまうだろうし
寝たきりにもなってしまうかも、と言われているけど、
そうなったらそれはそれで、大変なポイントが変わってくる。

祖母ファーストなのはもちろんなんだけど、もはやいつまで続くのか
終わりが見えない分、介護する側ファーストにしないとやってられないこともある。

正解はないだろうけど、試せることは試してみるしかないね。


 
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