On the Corner

めぐりあいつむぎつづれおる日々を生きていく中で感じたことを

免許への道

2011-07-30 00:44:45 | Driving


年始にうっすらと立てていた、ひみつ目標のひとつでもある。

もうずーっと長いこと「免許どうしようかな」と考えていた。

数年前にドクターストップが解除されたこともあって
いずれは介護とか現実的なことでも運転できたほうがいいと
思いつつ、自分が運転…となると恐怖がつきものだったのだ。

右からくるものが視界に入るまでの時間、距離。
時速で動いているものを想像するだけでんー、やっぱりこわいな、と
腰がひけてしまう。自分のみならず、いろんな命をとりまくものだし。

さらに機械音痴な自分に車の操作ができるのか?や、結構危険よ、と
自問自答のくりかえしで今に至る…

でも震災後、被災地での大型免許の取得支援やその希望者が
増えていることとか目の当たりにして、やはりまずは普通免許、
あるに越したことはないね、とチャレンジしてみることに。

まずは普通をとらないと、大型クレーンとかフォークリフトも
扱えないんだもんね。

しかし、いきなり教習所に入会手続きするよりも、せっかく
無料体験コースがあるなら説明聞いて試しに運転させてもらってから
本格稼動しようと、同僚たちへのヒアリングの中からあがった
スクールをピックアップ。

Webで申し込んだらすぐに返事がきて、翌日には体験できる運び。


7月2日(日)

自宅からは30~40分かかる場所だけど、送迎バスが来てくれる駅までは
電車で一本、15分くらい。
平日遅くまで開校しているのが何より、と選んだスクールです。
実際、会社は定時に飛び出す勢いが必要だけど。

ひとつひっかかることがあったけど諸々丁寧に説明をしてくれたあと、
いざ乗車体験へ。
通常の教習車は日本車だけど、なぜか外車の教習車があり、
せっかくなのでそちらに乗らせてもらうことに。ミーハーだなあ。

母の運転とか、小さい頃から見慣れているはずだけど
いまいち仕組みがよくわかんなかったのが色々わかった。

そうか、AT車って、ブレーキから足をはずしたら動くんだ。
右足と左足それぞれでアクセルとブレーキ踏んでるんじゃないんだ。
意外にブレーキはちょっと踏んだだけでぐっと止まるけど、
アクセルは思い切りよく踏まないとそんなに動かないんだ。とかとか。

ん?白い線の上を走ってちゃだめだよね?
おおー結構ハンドルってぐるぐる回さないと曲がれない!
あれ、ハンドル戻すのに手が絡まりますけど!
これでウィンカーとか出せるのか?!

初心者まるだしで、初運転席、10分ほどスクール内のコースを
周回させてもらいました。
アクセル踏むにしても、おそるおそる20kmが精一杯。
こんなにのろのろ動くBMはないね。

ただ、なんとなく大丈夫そうだなー、という感覚はつかめました。

入校手続きをこのままするか確認されたけど、最初の説明で
ひとつひっかかっていたことをクリアしないとダメなのでは…、と確認したら
「さきほどこちらで検査もしたので、なくて大丈夫です」との返事。

一応他とも比較して、週明けに入会の返事をします、とその日は帰宅。


7月10日(日)

出張でばたついていて、結局他を調べることもそんなにはできず。
でも夏混雑期ゆえ、仮予約で押さえておいたスケジュールもあるし…と
電話で確認の上、入会に必要なものを諸々持参して窓口へ。

手続きを開始して少し経ったところで、それまでの若い女性から
おじさまへバトンタッチ。
実は、私はこのまま申し込みはできないとのこと。
体験の日に確認していたひっかかり、県警の書類がないとだめなんだそうだ。

それ先週確認したとき、いらないって言われたからそのまま来たのにー!

決まりであろうことも世の中の安全考えても理解できるけど、納得いかない。
わざわざ申し込みにだけ来た「のに感」ね。
がっかりした勢いがとまらず、クレーマーと化しました、わたし。

自分で調べているときにもその検査のことは気になりつつも、
窓口でいらないといわれてそのまま鵜呑みにしちゃったのが
いけないんだけどね。


7月11日~15日

ただ、ここに通うにしても通わないにしても、いずれにしても
県警に行って免許本部で適性検査を受けて合格しないと始まらない。

しかし、これがまた基本平日。でも月に一度第三日曜日だけは
検査と相談会を実施しているとのこと。

この問い合わせにも、四苦八苦。なんで直通電話出ないんだよーう。
日中の午前、午後、日をかえても、電話鳴ったり留守電だったり。

しびれを切らしてHP調べてメール問い合わせに切りかえたら、
あっさりと矢のように返事が来た。そして別の電話番号を案内される。
なんだったんだ、最初の電話番号は…

ばさばさした物言いのおっちゃんに、7月17日の午後を案内されて
まずは行ってみることにする。


7月16日(土)

ぷりぷりと顛末を話した上司、家族からは
「でもやっぱりそのスクールに行ったほうがいい」と言われておりました。
そのスクールの成長のためだよ、という上司のことばに
解せないなーと思いつつも。

そんななか、教習所の校長先生からお詫びが届く。
ちゃんと報告があがるものなのね、ということときちんとしている印象。

やっぱり自分の生活環境に合わせて選んだところだし、
自分も調べが甘かったことは否めない。
お詫びに対しての返事は送っておこう。


7月17日(日)


SOULPOWERの翌日、Nちゃんのご近所に免許本部があるので
連日ながらランチに付き合ってくれた。ありがとう。

ライブ後、夜中まで宴会していたのに、また12時間後には
とんかつを食べているという…暴飲暴食でしたが美味しかった!
いいなあ、地元商店街のおいしいお店。



かつ、で景気づけしたところで駅からバスに揺られ、免許本部へ。
ここかー、みんなが免許を取りにくる場所は!

適性検査の担当は、門を入ってすぐのところに。
障害をお持ちのかたが多く訪れる場所でもあるのでその配慮かな。

13時過ぎの暑い時間帯、その部屋のなかはめちゃめちゃひんやり。
奥のデスクにぽつんと座っていた、おそらく電話で話したおっちゃん
(失礼ながら)とおぼしき方が対応してくれる。

いやー、今日は午前中本当に忙しくて。あなた午後にきて正解だよ、と
おっちゃん。

いやいや午後に来てくれといったのはおっちゃんですから!

なんでも、普段は9:00~12:00の時間帯に3~4人のところ、
今日は7人来ちゃったとか。7人目のひとは3時間待ちだったそう。

視野検査と視力検査、私の疑問にもあれこれ応えながら、
検査状態も気を遣って進めてくれて、「うん、今は大丈夫」。

公務員的書類を作成しているのを机越しに眺める。
書く文字の角々しい感じ、眼光の鋭さ、頭部のひかり具合などから、
おっちゃんプロファイルしつつ。
きっと所轄とかでたたきあげてきたんだろうな…


今の段階では運転適合で、教習所にも行ってOKだけど、
またここで試験受ける前にもう一度適性受ける必要はあり。
だから現時点では可。

「今は目が見えない人以外は免許とれる可能性がある。
がんばって。またここで待ってるから」

と、おっちゃん、たくさんのひとをそうやって励ましてきたんだろうなと思える、
はっきりした口調で力強い激励と相談回答書をくれた。
ありがとうございます、がんばります。


これもって入学の手続きをすることから、またすごろくのスタートに立った、
というところです。

ふうう、道はながいぞ。


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2 Comments

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お久しぶりです! (miho)
2011-08-04 00:22:34
☆ユキさん

こんなに更新してないブログにタイムリーに…ありがとうございます。
お元気ですかー?

車、運転できたらいけるところも広がるし、楽しいだろうなと。
ユキさんと同じく現実的な理由からも持っているにこしたことはないなと思っています。

始めるに遅すぎることはないと信じて(笑)
タイミングがいいところで通おうと思います。
返信する
おひさしぶりです(*´∀`)ノ (ユキ)
2011-07-31 20:06:10
実は、私も免許持ってません(身分証明用に原付のみ)

視力などに何か不都合があったわけではなく、
特に車の必要性を感じなかったのと、
自分の運動神経で免許取れる自信がなかったので(笑)
親にいろいろ言われつつ、放置状態でした^^;

でも、最近、私自身の周囲でもいろいろあって
やっぱり持ってるに越したことはないよなぁ…と。
現時点では仕事の都合とかお金の都合とかで
すぐに取りにいける状況ではないけれど、
もうちょっと真剣に考えようかなぁ…、
何かあってからでは遅いもんなぁ、と考えてしまいました^^;
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