エテポンゲの独り言

残したい瑣末な話し

本当に悪い奴等

2007年03月06日 | TVタレント等

時々分けの解らない質問を受ける事がある。一番多いのが「親や先祖の写真を部屋の高い所に掛けるのはダメですか?」です。最初は「何故?」と思っていたけどよく聞いたらTVで細木数子なるペテン師が言ってたそうです。

人間なんて弱いもので生活の中で不安や迷いを何時も感じるのです。そんな心理を振り払う為に神仏にすがりたくなるのは不思議ではない。人間のそんな弱みに付け込む悪い連中が昨今は大手を振って闊歩しています。

霊感商法やカルト教団などは随分前からありました。しかしメディアに載って堂々と宣伝される事はなかった。思い返すと10年前の世紀末ブームからでしょうか。「ノストダムスの大予言」も喧しかった。結局何も無かったのが現実です。

もともと「こっくりさん」等の神秘的な行為に夢中になるのは思春期の女性に多く見られる現象です。最近の日本は大人の男性までもが似たような事を人前で云ってます。品格がどうこうと言うより幼稚化してるんでしょう。ピーターパンシンドロームかもしれませんね。いずれにしてもこれらの占い師も昨日の記事でいう内向きの連中なんでしょう。

超能力や心霊現象のテレビ番組、行き過ぎ是正を要望

2007年03月04日20時10分

 超能力や心霊現象を取り上げたテレビ番組が霊感商法による被害への素地になっている危険性があるとして、全国霊感商法対策弁護士連絡会は、民放連とNHKなどに番組内容の見直しなどを求める要望書を提出した。

 要望書では、この数年、「霊能師」と称する人物が「霊界やオーラが見える」と断言したり、タレントの未来を断定的に予言したりし、出演者が信じているような番組が目立ってきた、と指摘。番組の社会的影響に注意を払い、行き過ぎを是正してもらいたい、などと求めた。

 連絡会によると、05年に連絡会や消費者センターに寄せられた霊感商法の被害は約1000件で、総額約28億円。多くは世界基督教統一神霊協会(統一教会)がらみの相談という。

 

 


内向き社会(コクーニング)

2007年03月05日 | 社会

日興コーディアル証券の名前が消えるようです。かつて野村や大和と並んで四大証券と言われた名門が退場します。時代の急流をつくづく感じます。その原因が粉飾決算なのが悲しいですね。

この十年ほどは日本の戦後を支えた企業に凄まじい変化を与えました。最近では不二家の事件が耳新しいです。さらにサンヨー電気も粉飾を噂されています。また名古屋では大手ゼネコンの大林組が談合疑惑で揺れています。近々には自動車の名門、日産も経営不安の噂に上るかもしれません。

それにしても何十年前から指摘されている談合体質を改革できない土木業界は世間はもう見放すでしょう。またいずれは隠し切れない粉飾でその場を糊塗しようとする姿勢も見飽きました。

企業コンプライアンスが言われ始めてすでに十年以上は立ちます。地元の富山県でも運輸業界の談合を摘発した社員に対する不当な扱いがニュースになりました。その人も漸く定年を迎えたそうです。彼も企業内の常識と外の規範つまり法律との間で苦しんだ人でした。

つくづく思うのは組織の中と外の規範にズレがあることです。民間企業なら営利を求めるのは当然です。しかしその方法には制約があるのも当たり前です。それはその企業が社会の一員であり社会に所属する事で利潤を得ているのだから。

地方公務員の裏金問題にしてもその根本は同じです。全体に奉仕する事を旨とする公務員が自分たちや中央の役人の為に税金をくすめるのはやはり社会全体の利益に反します。しかしそれを告発する事は組織内に対する不利益になります。自分たちが美味い汁を吸えなくする人は組織内では反逆者の烙印を押されます。

ぬくぬくとした微温で包まれた集団の中にいる事は確かに心地よい事です。外でどれだけ寒風が吹いていても他所の出来事だから。光瀬龍の「百億の昼と千億の夜」にもパラダイスを夢想させるシステムに未来人が依拠する姿が描かれています。外の現実を無視したコクーニングですね。

色々書いてきましたがこんな事はあくまで他人事と言える人は幸せです。私自身も外での嫌な事もPCの前で座ってると幾分和らぎますから、自分の内なる世界を持つ事は生きるうえでの一つの方便と思っています。けれどもそれが他人を傷つける事はやはり本意ではありません。

内の規範と外の規範の間の違いが大きくなりその差がドンドン開いて行くことがよくあります。カルトな宗教団体によく見られます。反社会的団体の殆どの特徴と言えるでしょう。暴力団や一部の政治結社などもそうですね。最近では朝鮮総連が有名です。その大元の隣国も当然ながら内向きの筆頭国でしょう。

相変らず日本のネット界に目を向けます。ネット右翼と言われる若者を中心とした書き込みを見ているとそれは内向きの代表と感じます。彼らの意見には日本国民が懐く不満を先鋭化させたものでしょう。しかしそのまま言い放っても外には伝わりません。

韓国や中国にもネット界の国粋主義者はいます。まあそんなレベルで遣り合ってるんなら問題は無いのですが。何処の国の若者も自分たちどうしには通じ合う理屈を言い合ってるわけです。その中の住人たちには耳障りの良い言葉が並んでいます。しかし外への発信にはならず、ましてやお互いの意思の疎通は永遠に不可能ですね。

自分の考えや意見を持つのは立派な事で素晴らしいと思います。けれどそれが独りよがりででは意味ありません。少なくとも他者に伝えようとする努力をするべきなんで、その為には接点の模索が必要になります。

他者と付合うと言う事は自分を主張する事ではない。全く反対で相手を理解する姿勢からじゃないと関係は結べません。案外な気もしますが自己主張の本家みたいな欧米の若者はこの事を良く知っています。私の知る外国の若者を見ているとつくづく感じます。そして彼らを私は尊敬します。

 


ほんまかいな?

2007年03月04日 | 妄想

当ブログの最初の頃に書きましたが私はUFO遭遇体験者です。それも二度まであります。ですから未確認飛行物体の存在には疑念を持ちません。ただ畏まった大人が集る席では話題にし難いものではあります。いきおい親しい友人が集う酒席での披露が多くなりそれ以上の展開が開けません。困った事です。

しかしそんな事情は海外でも似たようなもんでマトモな大人が本気で語り合う話題じゃないと思っていました。チャイナエキスプレスなんて聞いた事も無いのでちょっと眉唾かなと思います。大体カナダの国防部長の名前さえ私は知りませんから判断のしようが無いのです。

「地球温暖化防止のカギはUFO」

発信: 2007/03/02 01:25:30

カナダの前国防部長パウロは、UFOの情報とUFOから得た秘密技術を公開し、地球温暖化防止に役立てるよう全世界の政府に呼びかけている。

83歳のパウロは、宇宙人たちは広大な宇宙空間を飛行船に乗って地球に到達しているからには、先進的な推力装置を装備しているか特殊な燃料を使用しているに違いないと語っている。彼は1947年、ニューメキシコ州に墜落したとされている未確認飛行物体に特に言及し、これは宇宙人と地球人が接触した最初の実例で、そのUFOの技術が化石燃料に変わる新しい燃料資源を発見する手掛かりになるとしている。

パウロは「私たちは政府を説得し政府が知っているUFO技術を公開させ、次の世代が宇宙人の技術を使って化石燃料に変わる燃料を使えるようにしなければなりません。私たちの中には政府が沢山のUFO情報を持っている事を疑う人もいます。しかし、もし今すぐそれらの技術が公開され使えるようになるなら、私たちの地球を救うことが出来るのです」と語る。

パウロは1963年にカナダの国防部長を務めている。2005年9月、彼は以前にUFOを見たことがあると語り、人々を驚かせた。

中国語の記事はこちらから捜狐新聞へリンクします。


「きらきら・・・」を見て

2007年03月03日 | TVタレント等

もともとTVドラマは見ない方ですね。案外はまると見逃せなくなって悔しい思いをします。だからドラマが嫌いなんじゃないんでしょう。いや現在もNHKの朝の連ドラは欠かさずに見ています。

昔からシチュエイションで職場を舞台にしたドラマはよくありました。しかし昨今は特に目に付きます。主人公が仕事を通して成長していく奴です。上の画像の「きらきら研修医」なんかもそうですね。

小西真奈美のファンでもないし見る気はなかったんだけど子供達に付き合わされて見るともなしに見ています。原作はブログが元らしいです。だから実体験に裏打ちされているらしい。しかし見ていて現実感は全く無いのです。

最近は漫画を原作にしたドラマも多くそれが理由なのか現実感に乏しいものが多いのかな。けれど「Dr.コトー」なんかはそんなぶっ飛んだドラマではないです。やはり企画脚本の段階で軽いタッチにするんでしょう。その方が流行ってるから。

70年代には刑事ドラマの金字塔と言われる「太陽に吠えろ」が流行った。しかし私は全く関心が無かった。やはりリアリティを感じられなかったからです。あんな刑事がいるはずないと思うと馬鹿馬鹿しくて見られないですね。

大阪ローカルでやはり刑事ドラマの「部長刑事」がありました。「太陽に・・・」とは正反対の地味な内容です。ちょうど同じ時期の放送でわざわざ靴の汚れた草臥れた刑事が登場する回があった。あきらかに「太陽に吠えろ」に対するアンチテーゼと思われました。

作家の半村良が生前、「面白い小説とは事実や現実を散りばめて嘘を書く」と述べていました。妙に納得しました。ドラマ作りも同様で「ありそうでなさそうな」ところが要諦かなと感じています。過去のドラマでは「前略おふくろ様」をもう一度じっくり見たいなと思っています。


何処が悪いの?

2007年03月02日 | 社会

私は特別に懐古趣味ではないし極めて保守的な思考でもないと思っている。しかし未熟な子供を育てる時には厳しい言葉も時には必要だと感じている。これは世界の何処の国でも共通の手法である。つまり大人には子供を叱る義務があると言う事。

そんな当たり前のことが最近は出来なくなっているようだ。心ある大人たちに躊躇わせるのは誰だろう?私には愚かなマスメディアたちに思える。下記の記事は私には特別に取り上げるような事ではないと思えるのだが。地獄と言う言葉が悪いのかな?本当に分かりません。

遅刻多い生徒「地獄へ直行」…中学廊下に名前掲示欄

3月1日3時5分配信 読売新聞


 川崎市麻生区の市立長沢中学校(渡辺直樹校長、492人)で、2年生(4学級)の学年主任を務める男性教諭(48)が昨年9月~12月、「イエローカード」から「地獄へ直行」まで5段階の文言を書いた模造紙を廊下に張り、遅刻回数に応じて生徒の名前を張り付けていたことが28日、分かった。

 同校によると、模造紙には、ほかに「レッドカード」「家庭にTEL」「校長先生と面談」と書かれ、生徒の名前は付せんで張られていた。

 渡辺校長は10月ごろ、掲示に気づいたが、「教諭と生徒の関係がうまくいっていた」として放置。しかし、11月上旬、文部科学省職員が視察に訪れた際には外させた。視察後、この教諭は再び模造紙を張り出し、12月末になって、他の教職員から疑問の声が強まったこともあって外された。撤去時には7、8人の名前が張られていたが、この間、「地獄へ直行」に張られた生徒はいなかったという。


村八分だぞ!

2007年03月01日 | 社会

都会に暮す人には解りにくい事が田舎ではあります。その殆どは生活の形態から生ずる事が多い。世界遺産にも指定された合掌集落には「結」(ゆい)と言う地域住民の組織がある。これは例の合掌造りの家の屋根の萱を葺き替える時の互助の集まりです。

見ても解るとおりあの大きな屋根を葺き替えるのは大変です。農閑期の天気の良い日を選んで何十人で行います。とてもその家の住人だけで出来る作業ではありません。やはり近所の方に助けてもらうしかないのです。勿論反対に自分が手伝いする事もありますから互助組織なんですね。

家の管理だけではありません。農作業自体が集落全体の助け合いで成り立っています。百姓にとって水は命です。その水の維持管理は共同体全体の仕事です。農村だけでなく漁村にもおそらく似た傾向はあると思います。

こんな生活が何世代にも渡って受け継がれて地域の文化が形成されていくんでしょう。だから慶事も凶事も一つの世帯のもではなく共同体全体で受け止めます。その共同体を維持する為に「掟」が生まれます。

映画やドラマで掟を破った若い男女が村を追放されるシーンなんがよく見られます。共同体で生活する以上は掟の維持は最重要な課題です。21世紀の今日に至っても住民の気持ちは変わらないようです。

“村八分”はダメ!! 新潟地裁新発田支部が判決
発端はイワナつかみ取り大会

 村八分はいけません! 新潟県関川村のわずか36戸しかない山あいの集落で、地区長ら3人から「村八分にされた」として、住民11人が約1100万円の損害賠償などを求めていた訴訟で、新潟地裁新発田支部が、地区長らに計220万円の支払いと“村八分”を即刻やめるよう命じる判断を下した。

 同支部の松井芳明裁判官は「被告らの行為が村八分と呼べるかどうかはともかくとして、違法」と指摘したうえで、「生活上の不便を感じたのみならず、精神的な苦痛を被った」と原告側の損害を認定した。

 騒動の発端は、04年8月に行われた集落恒例のイワナつかみ取り大会だった。4月の準備段階で原告の1人が「準備と後片付けでお盆をゆっくり過ごせない」と訴えたうえ、被告の1人が村の補助金で支払われるイワナ購入費用を「水増し請求している」との理由で参加を拒否。最終的に集落の15人が参加をやめるという事態に発展した。

 これに怒った地区長や実行委員長らは、地域の決定に従わなければ「集落のすべての権利を放棄し脱退したものとする」と通告。6月1日からはゴミ収集箱に鍵をかけて原告らの使用を禁止したほか、山菜やキノコ採りのための入山も禁止し、違反者は罰金3万円などとした。さらに、役場の回覧板も回さないといった嫌がらせを続けた。

 狭い集落を分断した争いは感情的なしこりも大きく、簡単には解決しないようで、被告側は「もう人の心は変わらない」と控訴するという。

ZAKZAK 2007/02/28