時々分けの解らない質問を受ける事がある。一番多いのが「親や先祖の写真を部屋の高い所に掛けるのはダメですか?」です。最初は「何故?」と思っていたけどよく聞いたらTVで細木数子なるペテン師が言ってたそうです。
人間なんて弱いもので生活の中で不安や迷いを何時も感じるのです。そんな心理を振り払う為に神仏にすがりたくなるのは不思議ではない。人間のそんな弱みに付け込む悪い連中が昨今は大手を振って闊歩しています。
霊感商法やカルト教団などは随分前からありました。しかしメディアに載って堂々と宣伝される事はなかった。思い返すと10年前の世紀末ブームからでしょうか。「ノストダムスの大予言」も喧しかった。結局何も無かったのが現実です。
もともと「こっくりさん」等の神秘的な行為に夢中になるのは思春期の女性に多く見られる現象です。最近の日本は大人の男性までもが似たような事を人前で云ってます。品格がどうこうと言うより幼稚化してるんでしょう。ピーターパンシンドロームかもしれませんね。いずれにしてもこれらの占い師も昨日の記事でいう内向きの連中なんでしょう。
超能力や心霊現象のテレビ番組、行き過ぎ是正を要望
超能力や心霊現象を取り上げたテレビ番組が霊感商法による被害への素地になっている危険性があるとして、全国霊感商法対策弁護士連絡会は、民放連とNHKなどに番組内容の見直しなどを求める要望書を提出した。
要望書では、この数年、「霊能師」と称する人物が「霊界やオーラが見える」と断言したり、タレントの未来を断定的に予言したりし、出演者が信じているような番組が目立ってきた、と指摘。番組の社会的影響に注意を払い、行き過ぎを是正してもらいたい、などと求めた。
連絡会によると、05年に連絡会や消費者センターに寄せられた霊感商法の被害は約1000件で、総額約28億円。多くは世界基督教統一神霊協会(統一教会)がらみの相談という。