エテポンゲの独り言

残したい瑣末な話し

それはないやろ立花さん

2007年03月13日 | 時事

喫茶店に行かなくなってから週刊誌は殆ど読まなくなった。理由は簡単で身銭を切ってまで読む値打ちは無いと思うからだ。だから時々の病院や歯医者の待合室では読む機会がある。週刊誌のチェックは新聞の広告で充分だろう。

先日もあまりに下品で情けない記事が目に付いた。「安倍総理が紙オムツをしてるなんて馬鹿馬鹿しいタイトルだった。週刊現代だったかと思う。過日横綱朝青龍に根も葉もない腐れ記事を載せた奴等だ。おかげで今場所の横綱の相撲がおかしくなってしまった。心技体の心が揺れていて仕切りの段階からこの場所は不安定になってしまった。全く迷惑な連中だ。

話がそれたけど安倍さんの件だ。また馬鹿なことを書いてるわと気にもせずいたら付随してとんでもない人が日経BPに関連記事を書いていた。以下のURLをクリックして読んでいただこう。

   http://www.nikkeibp.co.jp/style/biz/feature/tachibana/media/070221_kenkou/

「知」で売ってる立花隆ともあろう人がおよそ似つかわしくないコラムである。こんな事を書かれたら総理でなくても怒るだろう。例え近所の親爺さんでも怒鳴り込んでくるに違いない。実に馬鹿げた内容だ。

先日の当ブログで作家半村良の言葉として「面白い小説とは事実をちりばめて嘘を書く」と載せた。今度の日経BPの立花氏の記事は全くこの手法である。

我々だって長命の家系と短命の家系がある事くらい経験で知っている。わざわざ米国の科学者の言葉を借りて権威付ける必要は無い。いや安倍さん自身が一番知ってる事だろう。そもそも若死にした人の中にも素晴らしい偉業を残した人は少なからずいる事実の方が重要だと思う。

大体ネタ元が週刊誌なんだから底が知れている。裏の無い与太話をたたき台にして話を展開するという無責任極まりない所業である。憶測を土台にして思考を廻らすのは先日全員の無罪判決が出た鹿児島県警の不始末と同じと言わざるを得ない。

この手の手法は有名な評論家はよく使う。おそらくTVなどの露出度が高い仕事が多く裏を取る時間が無いのだろう。あの桜井よし子氏も同様だ。氏の話を聞いてると憶測をベースに理論展開する事が多くみられる。

安倍総理の話題ではこんな事より従軍慰安婦問題に関する見解の方がはるかに重いと思う。保守系の政治家の間には未だにこの意見は多いらしい。従軍経験者の方から聞いた話では様々なケースがあったらしい。しかし軍が指導した強制的な連行やサギまがいの拉致も多かったのも事実だ。北朝鮮による拉致事件の解決はアメリカの協力無しには不可能なのだから政治家は発言に配慮せねば。

米下院、慰安婦決議案への支持広がる=首相訪米時の「踏み絵」に

3月10日15時0分配信 時事通信


 【ワシントン10日時事】第二次大戦中の従軍慰安婦問題をめぐり日本政府に謝罪を求める決議案を審議中の米下院で、同案支持の動きが広がっている。安倍晋三首相が「狭義の強制性」を否定したことなどを受け、当初6人だった決議案の共同提案者は10日までに40人を超えた。米メディアでも日本に厳しい論調が目立ち、首相訪米を控え、大きな火種となる可能性が出てきた。決議案の代表提出者のホンダ議員(民主)の事務所によると、9日時点で共同提案者は共和・民主両党の計42人で、さらに増える見通し。リベラル派議員が多いが、軍拡や移民規制強化の主張で知られる保守派のハンター前軍事委員長(共和)も名を連ねている。