エテポンゲの独り言

残したい瑣末な話し

「きらきら・・・」を見て

2007年03月03日 | TVタレント等

もともとTVドラマは見ない方ですね。案外はまると見逃せなくなって悔しい思いをします。だからドラマが嫌いなんじゃないんでしょう。いや現在もNHKの朝の連ドラは欠かさずに見ています。

昔からシチュエイションで職場を舞台にしたドラマはよくありました。しかし昨今は特に目に付きます。主人公が仕事を通して成長していく奴です。上の画像の「きらきら研修医」なんかもそうですね。

小西真奈美のファンでもないし見る気はなかったんだけど子供達に付き合わされて見るともなしに見ています。原作はブログが元らしいです。だから実体験に裏打ちされているらしい。しかし見ていて現実感は全く無いのです。

最近は漫画を原作にしたドラマも多くそれが理由なのか現実感に乏しいものが多いのかな。けれど「Dr.コトー」なんかはそんなぶっ飛んだドラマではないです。やはり企画脚本の段階で軽いタッチにするんでしょう。その方が流行ってるから。

70年代には刑事ドラマの金字塔と言われる「太陽に吠えろ」が流行った。しかし私は全く関心が無かった。やはりリアリティを感じられなかったからです。あんな刑事がいるはずないと思うと馬鹿馬鹿しくて見られないですね。

大阪ローカルでやはり刑事ドラマの「部長刑事」がありました。「太陽に・・・」とは正反対の地味な内容です。ちょうど同じ時期の放送でわざわざ靴の汚れた草臥れた刑事が登場する回があった。あきらかに「太陽に吠えろ」に対するアンチテーゼと思われました。

作家の半村良が生前、「面白い小説とは事実や現実を散りばめて嘘を書く」と述べていました。妙に納得しました。ドラマ作りも同様で「ありそうでなさそうな」ところが要諦かなと感じています。過去のドラマでは「前略おふくろ様」をもう一度じっくり見たいなと思っています。