エテポンゲの独り言

残したい瑣末な話し

遠い背中

2007年03月09日 | その他

昨夜BSで久し振りにTVドラマ「奥様は魔女を見た。いえ、米倉涼子の方じゃなく昔のアメリカ版の方です。私が小学6年生から中学生の頃に放映していました。相変らず懐かしく楽しみました。

主演のエリザベス・モンゴメリーは美しくそれ以上に可愛い奥さんを演じていました。当時のアメリカン・ホームコメディの常としてきわどいシーンや苦味などは一切無く家族が揃って見ていても安心なドラマです。

                  

それにしても強く感じたのはアメリカの豊かさです。設定は中流家庭、それもやや上の方かと思います。所謂アッパーミドルという階層でしょう。今の日本で言えばベンツやBMWなんかを含めて外車の2,3台を所有する家庭かな。しかし目一杯な瀬戸際間も無くゆったりとした生活感を醸し出しています。       

現在TV視聴率でトップ争いをする「華麗なる一族」は日本の上流階級を設定しています。時代的にはこの「魔女」さんと同じです。ところがそこから伺える雰囲気は精一杯な感じがします。演じる役者の違いというより本来日本人には広い家や大きな自動車は似合わないように思えてきました。

21世紀の日本に暮す私が、50年前のアメリカの生活を見てとても敵わないなと感じました。やはりアメリカの背中はまだまだ遠くにあるのでしょう。スパイドラマの金字塔「ナポレオンソロ」でも感じましたが、いつかは日本も追い着けるかという夢はかなり難しそうですね。