25時間目  日々を哲学する

著者 本木周一 小説、詩、音楽 映画、ドラマ、経済、日々を哲学する

ラグビーと柯さん

2019年09月30日 | テレビ
 ところで、Ko さんに関係するラグビーの話である。ぼくはこの競技をよく知らないので、する人の心情のようなものを汲み取れないところがある。相撲や柔道だったらわかるのである。相撲や柔道は一対一の競技いおうか、闘いである。ところがラグビーはチーム戦である。今日はパソコンで書いているので、柯さんと書く。柯さんの協会での仕事を見ていると気さくで、たいへんな人脈持ちであることがわかる。それにこまめでもある。荒くれたところもなければこすっからさもない。柯さんの人格はラグビーによって形成されたのかもしれない、などと思う。
 ラグビーで人との関係のあり方を学んだのだろうか。ぼくなどは相撲を選んだ性分だったから、どうも一人でやってしまうぞ、と思ってしまうのだろうか。
 スポ-ツの好みもそう言えば見るのは、剣道、バドミントン、卓球、テニス、柔道、相撲である。チーム戦のものをあまりほとんどみない。野球、サッカーを見るのは特別なときだけだ。

 ラグビーは面白かった。初めはネアンデルタール人の名残くらいに思っていた。ただルールを知ればもっと面白くなるだろうし、あと数十回も見れば、細かいところもわかってくるような気がする。強い者が滅ぶ、というのが地球上の原則である。
 ラグビー。まるで肉弾戦である。グランドに倒れ、走れば倒され、横になったらボールは手放さないといけないらしい。いろいろな役割があるようで、その辺もまだよくわからないが、持続できる体力を作り、敏捷性を作り、果敢にタックルして相手を倒し、スクラム組んで押し合う。相当きつい格闘技系スポーツだ。アングロサクソンが生み出したスポーツであることがわかるような気がする。人類は集団を作ってこそ生き残ってこれた。槍や石槌はもたないが、それをどこへ跳ねていくかも知れないような形のボ-ルを作りだして、ゲームとした。
 相撲なら「おっつける」「密着する」「前裁きの良さ」とか、観るべきポイントは多くある。ラグビーの場合は知らないので、ぼんやりと見ているのだが、スクラムにはスクラムのコーチがいるようで、どの角度、どの足の位置で押すのが一番力が出るのか、を徹底練習させたのだそうだ。あきらかにアイルランドの選手の方が体格は大きかった。でもスクラムで負けてはいなかった。デンフェンスもたいしたものだった。

 アイルランド戦が面白かったので、次の試合も見ようと思う。
 日本でもラグビーをやる子供たちが増えるのかも知れない。新宿でウェールズやオーストラリアの若者たちがラグビー熱に浮かされてゴールデン街あたりでスクラムしたりして大騒ぎしていた。大興奮だ。電車の中でも大騒ぎだ。ぼくなんかはちょっとわからないのだ。そんなことでどうしてそうなるの? とテレビ報道を見ていて思ってしまう。