25時間目  日々を哲学する

著者 本木周一 小説、詩、音楽 映画、ドラマ、経済、日々を哲学する

香港人

2019年09月03日 | 社会・経済・政治
香港では中学生も高校生もデモに参加するようになってきた。香港自治政府の長官もあきらめたらいいのに、と思う。小学生までデモ参加を始めたら、警察官にも子供がいるだろうに、警察もあきらめるのではないか。楽観的過ぎるだろうか。中国政府も香港が自由都市であるから相当メリットが大きいはずで、特に金融都市としては世界有数のうちのひとつではなかったか。
 ぼくの友人の息子さんが香港の女性と結婚した。現在は夫婦で東京の八重洲に住んでいるらしい。一度会いたいと思っているのだが、会うにはそれなりの準備がいることもある。香港が中国のような制度の中に組み込まれていくことには多分反対だろう。なぜばらその友人とお酒を飲んだ時に、ぼくは「中国人と結婚したの?」と言ったら、「違う。香港人やで」と即中国人を打ち消したから、息子さんの奥さんがそう言ったのだろう。
 彼女は東京でテレビを見、ネットでYOU-TUBEも見ていることだろう。自分も故郷がどうなっていくのか、心配してニュースを見ていることだろう。
 中国にはこの辺で引っ込んでもらいたいものだ。

 雨傘運動から5年。権力を倒すのは大衆の力である。これがシンセンやシャンハイに飛び火するとも限らない。

 中国も大成長して世界の工場かえあ脱する転換期に入ってきた。アメリカとの関税戦争はその象徴的な出来事である。先進国のアメリカは安い労働力を求めて中国に進出した。アメリカは製造業の空洞化が起こり、金融業やIT企業が大成長した。中国は有り余る労働力で、先進国の技術を学び、今やITの世界でも、5Gの世界でも、アメリカを追い抜こうとしている。いつ民主化するのか、いつ言論の自由が保証されるのか。いつ普通選挙が行われるのか。そういう方にいく原動力に香港と台湾はなりそうな気がする。 ー