ゾウさんと暮らす

85歳の 夫ゾウさんとの
二人暮らし。 わたし 82歳。  

⑤ 「峠」は小説だから 史実と異なる?

2017年02月28日 03時53分38秒 | 戊辰戦争を学ぶ2017~

小説「峠」やっと 読み終えた。

難解だが 読みごたえ あった。

維新史上 最も壮烈な北越戦争に散った

最後の武士の生涯を描く力作長編、と 銘打っている本。

司馬遼太郎さん、 本の名前に なぜ「峠」を 

用いたのだろう。 考えながら 読み進んだ。 

峠…… 人生の 分岐点 ?

武士の世界が なくなる、世の中が 変わる 境界線 ?

そのもの ずばり 明治維新を 表すのか ?

 

幕末に 活躍した

主人公 河合継之助が 越えた 「峠」は

史実では「碓氷峠」なのだそうな。

碓井(うすい)峠 は 

群馬県 安中市 松井田町 坂本と

長野県 北佐久郡軽井沢町との境にある

標高 約 960 mの 峠。 だが

物語では「三国峠」となっている。

三国山脈にある 標高 1,636mの 三国山。

碓井より 高い 三国峠に することで 河合継之助

また その時代の人々の

困難な人生を 示そうとしたのではないかと か と

私は 考えた。

ちなみに 

地図を測ると

長岡城から 三国峠は 南へ 直線で 70kmぐらい。

さらに 南方向に 碓井峠 これは 直線が 難しい。

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河井が 考えた 越後長岡藩の 行き先は

小説では 武装中立国 だろうか。

尊王でも 佐幕でもない 

中立の一藩にしようとしたようにも 思える。

北越戦争で 散った最後の武士

河合継之助。 

封建制度の崩壊を (誰よりも) 見通していながら、

長岡藩をひきいて 官軍と 戦ってしまう、という

矛盾した動きは なんなんだろう。

なんで 長岡藩士として 

生きなければならなかった のだろう。

 xxxx  書ききれないので 今日は ここまで。

2月28日(火)記 

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