越後路 そして 縄文
25 村上市・ 文庫と 海鮮丼と
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新潟南部の 十日町市から 高速道を 北上して
最初の日に 見おとしてしまった 北の方向の
村上市に 着く。 1時すぎているから、
見学のまえに 昼食 とらなくちゃ。
家の前に 「定食のメニュー」が 出ていた。
屋根の方向に 大町文庫 という 看板が あった。
昔、地域文庫を開いていたので この言葉には 即 反応をする。
なんで 「文庫」 ? ともかく 入ってみよう。
あらあら、 ドッキング されている。
本棚があって、 食事用の テーブル椅子が あった。
どっちも やっているんだ。 素敵です。
確か コーヒー付きで 980円でした。
絶品です。 毎日 食べたい です。
まあ 経済的に 毎日は 無理でしょう。
でも 週1 絶対に 来るだろうなぁ。
遠すぎて 残念です。
大好きな本に 囲まれて
こんな おいしいもん 食べて、 ストレスが 飛ぶ、 きっと。
身体が ふわふわに なるでしょう。
この3泊4日の旅のなかで 一番の ごちそうでした。
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芭蕉さんたちも おいしい魚を 食べたことでしょう。
壁には、 古い絵図が あった。
昔の資料をもとにして 現代の方が 描いたものだという
村上市 城下町の絵図だった。
この旅の 最初の日 いくらか 町をめぐっている。
城跡も ながめている。
この空間が ますます 好きになってきた。
らせん階段の うえにも
本がある、と。 勝手に見ても いい、と。
手すりにつかまって 登った。やはり 本がたくさんあった。
十冊ほど × 三種類の本 置いてある。
そのわきに 「欲しい方は どうぞ ……」 だって。
柳田国男のことで 話が はじまっていた
エッセイ集 「楷 と 蠟梅」 八木三男著 一冊を いただいた。
いま すこしずつ読んでいる。
xxxxxxxxxxxx この文庫についてのHPに
大町文庫 の 館長は 瀬賀 弘行さん、と あった。
http://oomachibunko.net/
拾い読みを した。
館長 瀬賀 弘行さん は
・内科 ・呼吸器科 ・アレルギー科 瀬賀医院の 先生。
この方が 5000万円の 費用をかけて
文庫をつくったのだそうな。 xxxxxxxxxxxxx
高校時代の 恩師 三人の 書籍を 集めた。
本間桂先生・村上高校、英語教師。(およそ5000冊)
故 八木三男先生 ・村上高校、社会科教師。日本史関連の本が多い(約5000冊の本)。
故 大嶋久夫先生 ・村上高校、英語教師。(シェークスピアについて造詣深し)
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これだけの 蔵書を持っていた先生方。
広範な 教養にささえられた 先生方の
ご指導を 受けた 生徒達は 幸せだったことでしょう。
建物を作っても 運営に お金が かかるので、
同級生の 「うおや」の 社長に
食堂「一鰭(いちびれ)」や」を 開店してもらった。
こんなことが 書かれている。 なかなか。