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障害のある方が地域で自立し、個性を尊重し安心して暮らせるようサポートするヘルパー派遣をしている事業所です。

第二回 衛生通信

2014-12-26 11:07:13 | 衛生通信
熱中症

今回は熱中症についてお知らせ致します。
湿度・温度・水分補給に注意というのは皆さんご存知だと思いますので、起こる原因別の症状をまとめました。まだまだ残暑の厳しい日が続きます、気を付けてお過ごしください。

1、熱失神(立ちくらみ) 
・原因 身体が体温を下げようとして、皮膚血管を拡張させて優先的に血液を送ります。
そのため、血圧が低下、脳への血流が減少して起こります。
・特徴 めまい、一時的な失神 顔面蒼白 脈は速くて弱くなります

2、熱けいれん 
・原因 大量に汗をかき、水だけしか補給しないと、血液の塩分(ナトリウム)濃度が低下します。塩分は、筋肉の収縮を調節する役割があるので、不足すると起こります。
・特徴 筋肉痛 手足がつる 筋肉がけいれんする

※1,2,の応急処置→涼しい場所に運び、衣服をゆるめて寝かせ、水分を補給。
(熱痙攣のときは0.9%の食塩水やスポーツドリンク)
症状が治まらなければすぐに病院へ。

3、熱疲労 
・原因 大量に汗をかき、水分の補給が追いつかないと、身体が脱水状態になります。
・特徴 全身倦怠感 悪心・嘔吐 頭痛 集中力や判断力の低下

4、熱射病 
・原因 体温の上昇のため中枢機能に異常をきたした状態です。湿度が高いときは、汗をかいても体温が下がらないので要注意
・特徴 体温が高い 意識障害 呼びかけや刺激への反応がにぶい 言動が不自然
ふらつく

※3,4 本人の意識がはっきりしていない 自分で水分や塩分(ナトリウム)が摂取出来ないときはすぐ医療機関へ。
・応急処置→濡れタオルを当てて身体を冷やす
首すじ、脇の下、大腿部の付け根などの大きい血管を水やアイスパックで冷やす
足を高くし、手足を末梢から中心部に向けてマッサージ
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