一定の動詞を変化させて「~する人」と表現する英語発想
イギリスの言語学者、C.K.Ogden氏を日本に始めて紹介したのは岡倉天心の弟の岡倉由三郎であり当時のラジオの英会話講座で教えていたそうです。驚いてはいけない、大正時代の事です。
基本16動詞で日常会話が可能であり、しかもそんな表現の方がよく通じることを知っておくべきです。
a chicken, a glass, a rabbit, a pig, a cowなど物や動物、あるいはa boy, a girlなど人を表す名詞がありますが、英語には動詞からの造語で「一定の行為をする人」と表現する場合があります。これが「存在」を表すbe動詞と結びつくと、「いつもそんな行為をする人」などと、とても英語らしい表現となります。 例えば、dreamは「夢を見る」という動詞ですが、これにerをつけると「いつも夢を見ている人」といった意味となります。
これらは動詞にer, or, istをつけて造語します。
You are a dreamer.
あなたは(いつも)夢を見ています
You are a good listener.
あなたはよく耳を傾けてくれます
He is a lover of music.
彼は音楽が大好きな人です
「先生」をa teacher、「ピアニスト」をa pianist、「歌手」をa singerと覚えている人も多いと思います。ところが、日本語の発想では何か職業的なイメージがありますが、英語の発想では「教える人」「ピアノを弾く人」「歌う人」といった意味となる場合が多いです。職業的な意味を表す場合は、a professional singerなどとなります。
[今日の学習]
get の動詞フレーズ
getの動詞フレーズのパターンは以下の通りです。学習はこの順に進んでいきます。当教材ではこのgetの動詞フレーズだけで,合計259の文例が所収されています。
一部サンプルを公開しています。ぜひご覧ください。
ただし、教材の一部を切り取っているので画面が広がります。
【getの動詞フレーズのパターン】「日常会話必須基本16動詞編HTML版」より
【解説】
[VOC感覚] get+目的語+to+原形動詞フレーズ
【POINT】
get+目的語+to+原形動詞フレーズは、「Oに~してもらう」などの意味のファンクションフレーズとなります。
I got my son to repair the door.
私は、息子にドアを修理してもらった
You had better get your son to repair the door.
あなたは、息子さんにドアを修理してもらった方がいい
getには、「どうにかして」の意味があるので、「説き伏せる」「~しようと努める」などの意味に拡大する。
「~してもらう」といった表現では、「have+O+原形動詞フレーズ」が中立的な意味だ。makeは「強制してさせる」、letは「したいから~させてあげる」などのと区別することが必要。
have, make, letは、toなしに、原形動詞フレーズを導く。
受講者の方は、ぜひhave, make, letとの対照学習をしてください。
意味の違いがはっきりしますよ。
(5) 私たちは彼女にその申し込みを受けさせることができなかった
(6) 医師は患者に打ち解けて話をさせるように努めた
(7) 私は秘書に会議の議事録を取ってもらうつもりです
(9) 車を出発させなさい!
(10) このドアはよく閉まらない
など13文例が所収されています。
【瞬間英作トレーニング】
(1) 私は息子にドアを直させた、直してもらった
● get+O+to+原形動詞フレーズ 「Oに~してもらう」
get my son to repair the door
(2) 友人に助けてもらいなさい!
get your friends to help you
(3) あなたは今晩、子守をしてくれる人が見つかりましたか?
* anyone 「誰か」の意味。
get anyone to sit in this evening
(4) 彼をここに来るように説き伏せた
get him to come here
略
【解答】
(1) I got my son to repair the door.
(2) Get your friends to help you!
(3) Have you got anyone to sit in this evening?
(4) I got him to come here.
今回も、「7つの動詞で身につける英語感覚」中嶋 太一郎 (著)(はまの出版)からの抜粋記事です。
■getをV→O←C感覚で使う 応用形
●動詞からの造語を使ったワンランク上の表現
ここでは動詞(V)が目的語(O)と補語(C)が結びつき、イメージとしては、「対象となるものがある状態を得る」、あるいは「ある行為や状態への到達」ということだが、その状態を動詞からの造語を使って表すことになる。
ただ、人が目的語となる場合には、getにはある種の説得の意味が含まれることに注意してほしい。
(1) V→O←C感覚 get+名詞+to+原形動詞フレーズ (対象をある行為に到達させること)
I got my son to repair the door.
私は息子に(説得して)ドアを直させた、直してもらった
(2) V→O←C感覚 get+名詞+ing形動詞フレーズ (対象を進行的な状態に到達させること
Can you get the clock going again?
あなたは時計をまた動くようにすることができますか?
(3) V→O←C感覚 get+名詞+ed形動詞フレーズ (対象を受動的な状態に到達させること)
I got my arm broken.
私は腕を折られた[折った]
していただきたい。つまり(1)では、原形動詞フレーズで表し、映像のような頭に思い浮かべた行為に、(2)では、ing形動詞フレーズで、継続的な行為の状態に、また(3)では、受身的な行為の状態に、getによって到達させるということだ。
【英語発想を身につけなさい】 ※目的格補語がto+原形動詞フレーズ
My son is to repair the door. ※to 不定詞
息子がドアを修繕する予定だ
↓
get my son to repair the door
息子にドアを修繕させる
↓
I got my son to repair the door.
私は息子に(説得して)ドアを直させた、直してもらった
【Sample Sentences No.8-1】
(6) I got him to come here.
私は彼をここに来るように説き伏せました
(7) Get the car to start!
車を出発させなさい!
省略
自由に英語を話すための最短学習プログラム 一般動詞フレーズの文の生産
get my son to go | getting my son to go | got my son to go |
① 現在形動詞フレーズ | ② 過去形動詞フレーズ | |
get(s) my son to go | got my son to go | |
③ 原形動詞フレーズ | ④ ing形動詞フレーズ | ⑤ ed形動詞フレーズ |
一般動詞5段活用 | VOC感覚(動詞+目的語+補語) | 私の息子を行かせる |
※実際のプログラムを省略しています。ご了承ください。
[1] 現在形動詞フレーズ (現在の事実・習慣を表す)
I get my son to go.
(時々)私の息子を行かせてる
※現在形動詞フレーズは肯定形だけで使われる。
[2] 過去形動詞フレーズ (過去の一時点の行為)
I got my son to go.
(過去に)私の息子を行かせた
※過去形動詞フレーズは肯定形だけで使われる。
[3] 原形動詞フレーズ (頭に思い浮かべたひとまとまりの行為)
I will get my son to go.
私の息子を行かせるつもりです
I am going to get my son to go. 意図
私の息子を行かせるつもりです
[4] ing形動詞フレーズ (頭に思い思い浮かべた継続的な行為)
I am getting me angry. 状態
私の息子を行かせようとしています
[5] ed形動詞フレーズ (頭に思い浮かべた過去の行為)
I have ever got my son to go. 経験
今で私の息子を行かせたことがあります
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【getの動詞フレーズ】
getの動詞フレーズのパターンは以下の通りです。学習はこの順に進んでいきます。「日常会話必須基本16動詞編HTML版」ではこのgetの動詞フレーズだけで,合計259の文例が所収されています。
一部サンプルを公開しています。ぜひご覧ください。
ただし、教材の一部を切り取っているので画面が広がります。
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