円覚寺日記 四季綴り

このお寺が建っている環境のごとく、ゆったりとした気分で書いていきたい。
浄土真宗本願寺派 円覚寺の日記帳です。

掲示板

2011年06月21日 | 日記
円覚寺の参道入り口には掲示板が立っている。

数年前にご往生されたご門徒さんがご自身でつくってくださったものだ。



それ以前も同じ場所に掲示板は立っていて祖父が毎月標語を掲示していた。

しかしかなり老朽化してそのうち撤去されてしまい、しばらくは基礎のみが残っていたのだった。



現在の掲示板を立ててくださった方は大変器用な方で、
お寺の境内にも様々な設備を自ら工作して整えてくださった。

そのお方が掲示板を復活されて以来、いっちょやるか!と標語や各種掲示をさせてもらっている。

標語はいろいろな文献を読んだり、法座や研修会等で見たり聞いたりして心に残ったものを中心に書いている。


毎月必ずその標語を読んで、ノートに書き写しているご門徒さんもいる。




で、先日、ご門徒さんから標語に関しての質問を受けた。

「良く意味がわからん」


・・・、


私は説明を始めたが、しばらくたって「なぜこの標語の意味がわかってくれんのだろうか?」

と、自己本位に傾きつつあることに気付かされた。


伝道において、ある程度は浄土真宗の用語を大切に用いるからこそ仏法がありがたく伝わっているのは確かだと思う。

が、「この言い回しをわかりなさい」、と言うのはやっぱ何かちがうよなあ。


それを指摘してくれたご門徒さん、ありがとうございます。




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