円覚寺日記 四季綴り

このお寺が建っている環境のごとく、ゆったりとした気分で書いていきたい。
浄土真宗本願寺派 円覚寺の日記帳です。

9月の雲林俳句会

2011年09月15日 | 日記
昨日14日午後1時より、円覚寺門信徒会館にて、9月の雲林俳句会が行われました。

今だ残暑厳しき中ではありますが、皆さん早くも秋の風を感じてらっしゃいます。

それでは皆さんの俳句をご紹介。



初成りの 光一と粒 棗(なつめ)の実 《井上一子》
庭石の 灼けて枝折戸 痩箒(やせほうき) 《櫻井達子》
秋藁の 匂う畦道 深呼吸 《花田弘子》
妻転び 慌て手を貸す 栗拾い 《栗田武》
旬もとめ イチジク売場 道の駅 《栗田愛子》
芋の傘 いつの間にやら 目の高さ 《許斐浩三》
新涼や 鶏の声聞く 朝まだき 《白石実枝》
一輪の残花色濃く 夏送る 《高木タエ子》
思ひ置く ことの数々 秋灯下 《松野賢珠》
祝宴の にごり酒に師 酔いてをり 《松野幸子》
梨むきて 客をもてなし 孫のをり 《山内博子》
里山の 陰の近くに 秋近し 《栗田早苗》
捨案山子 泥をかぶりて 笑ひ顔 《松野淳信》



次回は10月6日(木)午後1時からです!

興味のある方はぜひご連絡を!



そして、明日は午後1時より『定例法座 十六日講』です。

皆様のお参りをお待ちしております。