2019/11/16
・弦巻啓太さん監修の二作品と東京で活動する中山夢歩(なかやまむぶ)さんの一人芝居。三本立て。
・仕事終わりで新札幌へ直行したものの間に合わず。5分くらい遅刻。途中入場、とても気が引ける。
・最初はクラーク記念国際高校大通キャンパス演劇ゼミによる『卒業して一体なに卒業したと言うのだろう』。
・監修は入るものの、基本的には生徒さんだけで作った作品ということでいいのかな。
・遅れて劇場内に入ると舞台上で合唱中。演劇を見に来たので一瞬戸惑う。
・卒業式の最中、卒業生が先生たちの不祥事を暴露する話。ここまで露骨に先生を悪役にする仕掛けは、高文連だと難しいかも。
・買収と暴力なら、暴力が先のほうが自然な感じするけど、インパクト重視ってことなのかな。
・二作目は別役実作、相馬日奈演出の『飛んで孫悟空』。
・シルクロードのツアー中、観光客たちのところに三蔵法師一行が現れる話。
・最初の登場シーンはシルクロード感たっぷり。
・佐久間優香さん演じるツアコンのお姉さんが、サクサク進行する。
・大事で大変な進行役を演じ切っていたと思う。
・困ったことに、別役実さんの作品の上演は集中力が続かないことが多い。去年の座・れらの公演もそうだったので苦手分野なんだと思う。
・中山夢歩さんの一人芝居は『』(無題)という作品。
・男がビルの屋上に閉じ込められる話。
・照明を使わず、客席から懐中電灯で自由に光を当ててもらう趣向。結構、お客さんは光を当ててくれるので、薄暗いものの演者の姿はずっと見える状態。演者と観客で、ちょっとだけ掛け合いができたりもする。
・「サッカーは終わらせることができた」と言う本人がそのままユニフォーム姿なのは、笑うところなのかどうか。
・語られている境遇が自分とあんまり変わらず。むしろ自分よりは大分マシな様子なので、死ぬ死なないみたいな話を延々聞いていると、共感というより悲しい気持ちになってくる。
・他人の話として見るなら面白いのかも。
・過去に三宅裕司さんが仰っていた「自殺するしないの話は最初は悲しくても引き伸ばすと面白くなってしまう」という意味の話を思い出した。
(201911/15 19:00の回)
■『卒業して一体なに卒業したと言うのだろう』
作・出演:クラーク記念国際高校大通キャンパス演劇ゼミ
監修:弦巻啓太
■『飛んで孫悟空』
作:別役実
演出:相馬日奈(弦巻楽団)
監修:弦巻啓太
ツアーコンダクター:佐久間優香
客1:岡崎友美
客2:藤田恵未
客3:須貝昇太
客4:藤谷日菜
三蔵法師:秋山航也
孫悟空:柳田裕美
猪八戒:しの
沙悟浄:山田昌平
前足:石澤優美子
後足:佐藤寧珠
サバクゾク1:井上ほのか
サバクゾク2:岩波岳洋
サバクゾク3:鈴木智晴(弦巻楽団)
サバクゾク4:島田彩華(弦巻楽団)
サバクゾク5:山木眞綾(クラアク芸術堂)
シーリン:吉井裕香
ユーリン:伊藤優希
人喰い竜1:岩渕拓也
人喰い竜2:児玉千優 ※16日14時公演のみ 信山E紘希(信山プロデュース)
人喰い竜3:木村愛香音(弦巻楽団)
■中村夢歩一人芝居『』(無題)
出演:中村夢歩
作・演出:キムラ真
■スタッフ
照明:秋野良太(祇王舎)
音響:山口愛由美
音響操作:村瀬真奈
衣装協力:澪
制作:阿部邦彦、弦巻楽団演技講座受験生
制作協力:ダブルス
協力:さっぽろアートステージ2019実行委員会 札幌劇場連絡会
主催:一般社団法人劇団弦巻楽団
※当日パンフ参照(なにぶん手入力なもので誤りがあればご指摘ください)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます