遠藤雷太のうろうろブログ

何かを観たら、とにかく400字または1000字以内で感想を書きつづるブログ。

蛇蔵・海野 凪子『日本人の知らない日本語①②』

2010-03-21 22:26:48 | 読書感想文

2010/3/21

「日本人の知らない日本語①②」を読む。

あっさり読めて楽しい。楽しいのはなぜかと考えながら読む。

日本語のウンチクだけなら、類書はたくさんある。イラストもかわいいけど、目新しいわけでもない。

「笑いとは構図のズレだ」と鴻上尚史が書いたのは20年以上前のことだと思う。

なんとなくわかった気になるけど、普通に「構図ってなんだよ」と考える。自分が考えるに「構図≒一般常識」ということでほぼ問題ないと思う。

だからまず一般常識が共有できていないと、笑えないし笑わせることもできない。

そしていかにきれいにズラせるかが重要。

外国人は極めて真剣に善意100%で、お見舞いに「仏花」を選ぶから面白い。

「立って言って」と指示したときに、「た」と言う生徒がふざけていてはいけない。

そういう意味で「外国人」は、「子供」と並んでおあつらえ向きの「素材」だし、悪意や皮肉がないのでとても読んでいて後味がいい。

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