遠藤雷太のうろうろブログ

何かを観たら、とにかく400字または1000字以内で感想を書きつづるブログ。

トランク機械シアター『ねじまきロボットα~ともだちのこえ~』

2019-02-09 01:19:10 | 演劇を見てきた

2019/2/8

・ねじまきロボットのアルファーがサツホロという街でパペポという女の子と友達になる話。

・人形と操る人が一緒に演技するスタイルの人形劇。

・TGRのときに、人間4人形6くらいで見るといい感じだということを掴んだので、そのつもりで臨む。

・ところが、今回の重要人物パペポはパステル王国の人で、日本語とは別の言葉を話す。

・それを英語吹き替え、日本語字幕で観る回。

・人形と、声と、操る人と、字幕を同時に追うので忙しい。

・特に自分は演劇を字幕で観るのがはじめてなので、新鮮すぎる気持ちで楽しむ。

・字幕は、一度に出す情報量やほんの少しのタイミングのズレで受け手の印象がかなり変わる。

・さらにロングランの中の2回だけだから練習時間もそこまで取れないだろうし、相当難しいことにチャレンジしていると思う。

・きっとやればやるほど良くなっていくし、アルファーの友達も増えるはずなので今後も続いてほしい。

・言葉の通じない相手でもアルファーは物怖じせずにちゃんと友達になろうとしていてえらい。

・子供らしい無邪気な理想論に、世の中知ったかぶりの大人が不用意に水を差してはいけないとアルファーを観るたびに思う。

・アラビックとの対比はかなりシビア。場面場面の彼の弱さが全然ヒトゴトに思えない。

・街にパステル人が増えたので、スーツ大臣が彼らを取り締まろうとする。

・パステル人はうそつきだというデマを撒き散らす。民意ができたらパピプペポ禁止令を出す。

・結構直接的な風刺。

・何か行動を起こすわけじゃなくても、スーツ大臣みたいなことを言っている人は、わりといる。

・なので、たしかにスーツ大臣は悪者なんだけど、煽られて簡単に翻ってしまう一般人が問題。

・つぎはぎには猛省を促したい。

・そうは言っても、今回もとにかくつぎはぎがかわいい。思うように体が動かなくなってきたおじさんたちの貴重な感情移入先。ドラパもいいけど、やっぱりつぎはぎがいい。

・「地獄の底まで追いかけてやる」みたいな威勢のいいことを言って、一歩目が致命的におそいのたまらん。

・つぎはぎのスタンプも作ってほしい。

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