遠藤雷太のうろうろブログ

何かを観たら、とにかく400字または1000字以内で感想を書きつづるブログ。

「岡本太郎記念館」

2024-05-26 08:06:00 | 今月のソロ活

2024/5/23

・新国立劇場からちょっと歩くと(迷ったので実際には結構歩いた)、岡本太郎記念館がある。

・もともとは自宅兼アトリエだったようなので、美術館というより人の家にお邪魔するような感覚。

・入館する前から、庭に異形のものたちがたくさんいる。

・写真撮影OKかわからなかったので、先に受付で確認してから庭を散策する。

・ドアの取っ手も岡本太郎風の足形だった。

・変なオブジェだなと思っていたら、育ち過ぎたショウブだった。あんなメカっぽくなるんだ。

・『犬の植木鉢』と、ベランダのミニ太陽の塔が圧倒的にかわいい。

・マティスは当時の評論家から「野獣のよう」と言われ、野獣派なんて呼ばれていたけど、本人は「人々を癒す肘掛け椅子のような作品」を目指していたらしい。

・半面、岡本太郎は困難を選べ、楽をするなというようなことを言う。

・実際、それぞれの作品を見ても、野獣っぽいかどうかで言えば、完全に岡本太郎のほうが上。

・赤と黒を大胆に使った絵。ポジティブなタイトルでも禍々しい印象を受ける。

・タイトルが『よろこび』であっても、悪魔との契約感がある。好き。

・小規模ながら、「タローのダンス」という企画展もやっていた。マティスの展覧会を意識しているのかな。

・そのまま『ダンス』という作品もあるが、高島屋大阪店に展示されているのでここでは見られない。

・代わりに油彩の下絵のような作品が展示されている。岡本太郎にしては珍しく余白が多く、おしゃれな感じすらする。カンディンスキーっぽい。

・自分は一か所をじっくり見たいタイプなんだけど、それでも1時間もあれば十分満足できた。

・いつか『太陽の塔』を見に大阪に行きたい。

・この流れなら『明日の神話』も観なければということで、渋谷マークシティに向かう。

・渋谷付近、ものすごく人が多い上に、複雑に交差する道路が理解できず、地図アプリを見ても迷う。スマホが位置情報の取得に難儀している。

・「渋谷のJR線から京王井の頭線へ移動する途中にある」という文字情報が一番わかりやすかった。でかすぎて通り過ぎるところだった。たしかに圧巻。

・原爆モチーフなんだけど、さっきまで見ていた『よろこび』などと受ける印象がそんなに変わらない。

・額面通り受け取っちゃ駄目なんだろうなと受け取った。

コメント
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