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遠藤雷太のうろうろブログ

何かを観たら、とにかく400字または1000字以内で感想を書きつづるブログ。

山田洋次監督『男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花 特別篇』(1997年)

2018-01-03 02:10:00 | NETFLIX/PrimeVideo/UNEXT/Apple TVで観た

 

男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花 特別篇 HDリマスター版(第49作)
クリエーター情報なし
メーカー情報なし

2018/1/2

・行商人の寅次郎が、巡業先で倒れた歌手のリリーさんを看病するため、沖縄へ行く話。

・一作目と二作目がピンとこなくてしばらくシリーズを放置していたけど、もしかしたら逆から見たほうが楽しめるんじゃないかと思って一番最近の話を見てみる。

・ただ、あとでwikiを見てみたら、全48作中あるうちの第25作のリメイク版だった。

・語り部風に登場した営業の人の意味もwikiで知る。

・狙いは外してしまったものの、ゲラゲラ笑ってみることが出来たので結果的にはよかった。

・冒頭、寅さんによる舞台実況風の長台詞がかっこいい。

・アヤメを見に家族でお弁当用意して出かけるというところ、風情があっていい。

・断られるにしろ、普通に寅次郎を誘ったらダメだったんだろうかと思っちゃうけど、関係性をこじらせているのはお互い様っぽいのでいいのかもしれない。

・寅さんが飛行機で沖縄に行って、リリーさんの看病をしながら仲良くなっていくところ、特に変わったことは何もしていないのに不思議と面白い。

・シリーズの知識がほとんどない自分ですら、寅さんがここまでマドンナと接近していいのかとハラハラする。

・順調に仲良くなればなるほど緊張感が増すチキンレースのような仕掛け。

・くっつかない理屈付けも綺麗に決まっている。

・思えば、寅さんがリリーさんって言われてもすぐに思い出せないところや、美人のスチュワーデスにあっさりなびいているところで、行く末を暗示していたのかも。

・それにしても、見た人誰もが「もういいからくっつけよ!」と思ったんじゃないだろうか。

・それとは別に寅さんが気のきいたことを言って周りを笑わせてるところを見ているだけでなごむ。

・「あの人」呼ばわりは何か意図があったのかな。

・寅次郎が野暮天ぶりを晒しているときの家族の顔。目線だけで笑える。

・さくらが無言で寅次郎の荷物を二階に運んでいるところとあわせて味わい深い。

・さんざん見ている人に「くっつけ!」と思わせておいて、「所帯持つことが幸せとも限らないよ」というところに着地していた。そりゃそうだけどさ。

コメント
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