お客さんは大爆笑で、私も合わせて笑ってはいましたが、内心立ち直れないほどのショックを受けました。雑誌やテレビもかかさずチェックしました。ぶるんぶるんたぷんたぷんと揺れる二の腕の贅肉を上手にとるといううたい文句のトレーニングやストレッチもいろいろ紹介されていますが、なかなか即効性のある方法というものは存在していないように思います。しかし、ようやく目に見えた効果があらわれた時には、夏が終わってしまっており、とてもがっかりしたのを覚えています。
あまり給料がよくなかったので、エステやジムに通うことができませんので、必死に自分流の痩せ型を研究しました。私は以前バーテンダーをしていたことがあるのですが、働いていたお店が非常にカジュアルなお店だったこともあり、特に制服というものもなく、手軽なＴシャツなどで仕事をしていたのですが、お客さんの前でシェーカーを振って大爆笑をとってしまったことがあります。私の友人の中にも、結婚式のウエディングドレスをきれいに着るために必死で二の腕シェイプをした人がいますが、ドレスからきれいに伸びていたきれいで細い彼女の二の腕は面影ひとつ残さずにどこかにいってしまったようです。やはり、素人だけの研究では限界があるので、ヨガ教室やひきしめの指導をおこなってくれる人をみつけて、やせ方と細い二の腕の維持の仕方を教わった方がよさそうだと思いました。
シェーカーが揺れるに合わせて、私の二の腕は大揺れし、シェーカーのカラカラという氷の音に合わせて、私の二の腕が本当に「タプタプ」と音をたてたのです。ダイエットなどの食事制限をしたところで、とりあえず少しは細くやせることはできますが、上手にひきしめをおこなわないと、たるんだ肉が手を振った時などに切ないほど滑稽な動きをしてしまいます。もちろん、私としてはウケを狙ったわけでもなんでもありません。そこからは痩せたい一心で必死にたいそうやマッサージ、ストレッチと二の腕に効くをいわれるありとあらゆるエクササイズをやりました。
エクササイズに励みすぎると、たっぷり筋肉がついてしまいますし、気を抜くとすぐにたるみがでてきてしまいます。そして、がっかりしたまま、運動を怠っていると、半年ほどかかっておとした無駄な肉が１か月もたたないうちにもとに戻ってきてしまっていました。夏になるととかく目立つにもかかわらず、ダイエットやシェイプアップで効果がなかなかでない二の腕は、多くの女性にとっても悩みの種ではないかと思います。
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