既にヨガを経験している方でも、妊婦の身体と心は非常にデリケートなので、テキストや指導者の指示に従って、身体とお腹の赤ちゃんに負担をかけない範囲で、無理なく実践しなくてはなりません。さて、欧米と日本でもヨガのスタイルが異なるように、ヨガのスタイルは何種類も存在し、それぞれ独自に発展していますが、マタニティヨガもそうしたヨガのスタイルの中の1つです。ポーズが持つ本来の意味である瞑想を行う際の姿勢として捉え、意識を集中するには、然るべき呼吸が必要になってきますが、逆に然るべき調整を行うことによって、ストレス解消効果だけではなく、物事の捉え方が今までとは変化するぐらいの精神調整効果が期待できるのも、多くの主要な先進国でヨガが大きくブレイクしている理由の1つ、と言えるでしょう。メンタル調整こそがヨガの真髄なのです。また、妊娠中や分娩時だけではなく、出産後、子育てに意欲的に取り組めるようになることでも、マタニティヨガは妊娠中の女性の間で徐々に広まっています。
先進国はストレス社会という問題を常に抱えていますから。書店などでもマタニティ・ヨガの本はよく見かけるようになりました。一体感を味わうことで、命の尊さを改めて認識することができ、分娩時の痛みのコントロールが期待でき、呼吸法の効果で出産をスムーズにすると言われています。妊婦向けのヨガで、ヨガの体操や呼吸法を通して、一体感を味わえることが特徴です。更にヨガには、強烈なメンタル調整効果を期待できます。
ポーズ中の意識の向け方や呼吸調整によって、クラスを終える頃には完全に、と言って差し支えないほどストレスが解消でき、強烈に精神が調っていることに実感できる筈です。マタニティ・ヨガはヨガの中でも妊娠中の女性のために考案されたものです。ヨガのポーズにはポーズそのものに意味があります。身体だけでポーズをとるだけでは、深いメンタル調整効果は得られません。
呼吸を意識して行いながらヨガの動きをすることで、マタニティブルーなどで不安定になりがちな妊婦の心の状態を安定させる効果があります。そうした高い効果を得るためには、単にポーズをこなしているだけでは駄目です。本来ヨガの目的は、究極の精神安定にある、と言えます。心の不安だけではなく、ストレス解消といったメンタル面でも母子共に良い影響を与えて、身体的にも運動不足を解消し、妊婦の負担がかからない体操で骨盤を広げ、出産に必要な筋肉をつくってくれるのです。
関連リンク
女性の生理
こちらのにきびケアの情報も参考になります。