せっかく採取した実が使えないことがわかって
呆然とする私でしたが、
大崎さんによると、
今までにも時折そういうことがあったようです。
「去年は天候が悪かったから、
中身がはいっとらんとやろ。
そういう時が昔あったよ。
そん時、親父が荒木製蝋さんから、
その前の年の実をもらったら、
それはうまくいったもんね。
荒木製蝋さんからもらうしかないかな。」
そうか。荒木製蝋さんなら、きちんと良い年の
実を保存してあるんだ。
ほっと一安心です
「わかりました。荒木製蝋さんに連絡して、
良い実をもらいに行きます。」
「で、あとは穂木やな。穂木のいいとを使わんと。
朝倉の松山櫨は老木やろ?
老木の先っぽじゃ、芽が固くなっとるやろな。」
穂木の先っぽが固くなると
なぜうまく接ぐことができないのか。
それはなぜ植木屋が
「剪定」をするかという問いに繋がってきます。
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大崎さんによると、
今までにも時折そういうことがあったようです。
「去年は天候が悪かったから、
中身がはいっとらんとやろ。
そういう時が昔あったよ。
そん時、親父が荒木製蝋さんから、
その前の年の実をもらったら、
それはうまくいったもんね。
荒木製蝋さんからもらうしかないかな。」
そうか。荒木製蝋さんなら、きちんと良い年の
実を保存してあるんだ。
ほっと一安心です
「わかりました。荒木製蝋さんに連絡して、
良い実をもらいに行きます。」
「で、あとは穂木やな。穂木のいいとを使わんと。
朝倉の松山櫨は老木やろ?
老木の先っぽじゃ、芽が固くなっとるやろな。」
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なぜうまく接ぐことができないのか。
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