江戸時代に書かれた日本初の櫨の技術書
「窮民夜光の珠」を書いた高橋善蔵は、
櫨の事をこう記しています。
「夜光珠というのは唐土の珍宝であったが、
人に知られないで久しい間埋もれていた。
それを卞和(べんか)という楚国の賢人が
山中で発見して掌中で磨きに磨き、
ついに雲上にまで輝くような光を発して
楚国の宝となった。
今やわが国の櫨もその功能を知る人がなく、
薪にされる始末である。
そこで櫨栽培を研究して、
その要領をここにまとめて夜光珠と題するのである」
(山田龍雄 現代語訳 日本農書全集より)
この本は江戸時代に記されたものなのに、
まるで今の状況を言い当てているように思えてなりません。
崖に伸びた松山櫨はどれも非常に大きく、
年輪を経ていました。
この老木は大きな実をつけているにもかかわらず、
採取される事もなく静かに老い続けています。
松山櫨は、誰にも見向きもされずに、
埋もれている夜光珠なのです。
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「窮民夜光の珠」を書いた高橋善蔵は、
櫨の事をこう記しています。
「夜光珠というのは唐土の珍宝であったが、
人に知られないで久しい間埋もれていた。
それを卞和(べんか)という楚国の賢人が
山中で発見して掌中で磨きに磨き、
ついに雲上にまで輝くような光を発して
楚国の宝となった。
今やわが国の櫨もその功能を知る人がなく、
薪にされる始末である。
そこで櫨栽培を研究して、
その要領をここにまとめて夜光珠と題するのである」
(山田龍雄 現代語訳 日本農書全集より)
この本は江戸時代に記されたものなのに、
まるで今の状況を言い当てているように思えてなりません。
崖に伸びた松山櫨はどれも非常に大きく、
年輪を経ていました。
この老木は大きな実をつけているにもかかわらず、
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