松山櫨(はぜ)復活奮闘日記

失われてしまった松山櫨の景観を復活させようと奮闘していく日々の記録。

櫨の木。伐採の日。耳納山で

2014-01-15 08:01:57 | 復活奮闘日記
今日は耳納山中腹の住宅地にある櫨の木が伐採されたので、立ち会いに行ってきました。

ここいらの櫨は古く、樹齢200年ぐらいあるんじゃないかと推測されます。

櫨は100年以上経つと、黄色い芯材がどんどん朽ちていき、ついには空洞化してしまいます。


今日は4本の櫨が伐採されたのですが、ほとんど全て空洞化してました。


これで良く立ってたなと思うくらいです。


横たわる木。非常に多くの木材が出ました。


芯材がはっきり出ていますが、すでに中心部が朽ちています。

今回は木材として使うには、年をとりすぎて弱っていました。

でも、よく考えたら芯材がぼろぼろになっても、櫨の木はしっかり立って、たくさんの実をつけていたのです。
最後の最後まで、ちぎるあてがなくなってしまってからも、櫨の木はご奉公をしていたんでしょうか。

伐採された後、横たわった枝から、櫨屋敷の仲間と一緒に実をちぎって回収しました。

最初は、人々の生きる糧として植えられて、毎年実をちぎられながら、ずいぶん長い間、地域の人々を見守り続けてきた櫨の木。

自分が空っぽになるまで、生き尽くすってことなのかなと思いました。
自分自身は、この櫨の木のように、行き尽くすことはできるんでしょうか。



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