goo blog サービス終了のお知らせ 

松山櫨(はぜ)復活奮闘日記

失われてしまった松山櫨の景観を復活させようと奮闘していく日々の記録。

灯りはほのかで

2009-01-19 23:03:29 | 和弓と櫨
初射会の後、弓引きの先輩Wさん宅にお邪魔した時の画像です。後ろの灯りは竹に丸い穴をあけて作った手製ランプ。手前は自作燻製のスモークベビーチーズと、スモーク魚肉ソーセージ。市販のベビーチーズや魚肉ソーセージがすごく美味しくなってました。

風流人なWさんはヤマメ釣りが大好き。「今はもうヤマメを釣りに行くんじゃなくて、ヤマメに会いに行くんだ。」とまで言う方。そのWさんの家は普通の日本家屋ですが、その居間に囲炉裏を作って部屋の壁は全てすだれをかけて、日常を忘れるような素敵な空間になってました。

面白いことに灯りはすべてサイドランプ。もちろん上からつり下げる蛍光灯なんてありません。いや、蛍光灯が悪いわけじゃないんですけどね、もし蛍光灯が吊り下げられていたら、おそらく興ざめしていたことでしょう。ともかくインテリアの中で、照明は重要な要素なんだなぁと実感したわけです。

弓を引く方は他の趣味も持っている方も多いし、手作り大好きな人も多いようです。弓の周辺の小道具なんかも素敵な自作のものを見せて頂いたりしますが、そういう事も含めて弓の楽しさがあるんだなと思いました。

↓押してくださると励みになります。

人気blogランキングへ

追悼射礼と初射会

2009-01-19 11:18:20 | 和弓と櫨
昨日は追悼射礼と初射会がありました。

追悼射礼とは、長年弓を引いてこられた故人を偲び、一手礼射をする儀式です。昨年末に筑前町弓道部に所属していたF先生が亡くなられました。Fさんは長年弓道部に在籍し、中学生や一般の方に弓の指導をされていた方です。脇正面にはF先生の遺影と花。そしてご招待したご遺族の方々に座って頂きました。


部員全員は上画像の通り、弓に黒いリボン記章をつけました。


ずらりと並んだ黒いリボン付きの弓。私の使っている弓も並んでます。

追悼射礼の場合、的に向かって礼をする前に、遺影に向かって正座になり、矢を一手持っている馬手をそのまま床につけて滑らせながら礼をし、それから基本の礼射を行います。つまり普段の礼射バージョンではあるのですが、少し違うだけでなかなか緊張するものです。

私はいつも一緒に練習している他の方となんとか礼を終えて的に向かい、座射を行いました。甲矢がすっと入ったので自分でもびっくりしました。乙矢はやや前に外しましたが後でT先生から、「あの甲矢は非常によかった。」とお褒めの言葉をいただきました。

追悼礼射はF先生と長いつきあいのあった他の弓道部員や、ご遺族の方達に強い印象と感動を残しながら無事に終わりました。私も、直接F先生にご指導を受けたことはありませんが、亡くなられた方に礼を尽くしながら一手を引くという儀式に参加できて本当によかったと思います。

その後は初射会。昨年は一本しか中らず今年こそ!とリベンジに燃えていましたが、終わってみたら四ッ矢二立でやっぱり1本しか中りませんでした。一手礼射でも1本。四ッ矢二立でも1本。しかも花的すら中らなかったのでボーゼン。礼射はうまく引けたのに、競射になった途端に入らなくなるのはなぜ?T先生からは「つまりそれが経験不足ってことなんよ。今年もたくさん射会に出て経験をつみなさい。」と言われました。

一方で今回は、なんと昨年1本も入らなかった算段のM子さんが3中ずつ計6中で優勝を獲得しました。今まで地道に稽古して蓄積されていた実力が、ついに表れてきたのかもしれません。努力した成果が出るって非常に喜ばしい事です。私も見習って練習がんばんなくちゃ。

今年もいろんな射会にでて弓の世界を満喫しようっと。

↓押してくださると励みになります。

人気blogランキングへ